70 / 117
70.昇級
しおりを挟む
(問題ないわ。)
「はい。よろしいです。」
「次に、魔石ですが、スライムが4点で4百、ゴブリンが174点で、3万4千8百、スケルトンが64点で3万2千。合計、67200ドラクです。よろしいですか?」
──おおぉ。
魔石換金では、めったにでない高額取引に冒険者達から驚きの声が上がる。
一般的に冒険者は、食料の収穫で生計を賄っている。魔石受付とは名ばかりで、ほとんどが、収穫品の受付で魔石だけの受付は、依頼が受けられないE級以下の冒険者だけだ。一日に魔物を5体、仕留めれば上出来で取引金額も300~3000ドラクくらいだ。万を超える取引など、これまでは、遠征から帰ってきた癒しの魔女くらいで、ヤスオは二人目の快挙となった。ましてや、それを最低ランクのG級冒険者がやり遂げたのだから、驚かない者はいない。
そんな快挙に、なぜかイーシアが、驚く冒険者を見渡し、優越感に浸っていた。その表情からは、“どう、すごいでしょう”と言っているようで、鼻高々としていた。
──チッ。
シンシアはイーシアの表情を見ると、再び舌打ちをし、歪んだ顔をした。
(まぁそんなものかな。)
「はい。よろしいです。」
「それでは、合計70400ドラクです。白金貨1枚、金貨2枚、銅貨4枚です。ご確認ください。」
イーシアは持ってきた、巾着袋を高々と持ち上げる。皆に見えるよう身体を左右に振ると、ヤスオに贈呈した。受け取ると、中身を覗き、金貨が7枚、銅貨が4枚入っているのを確認した。
「はい。確かに、この巾着袋は頂いてもいいのですか。」
「はい。サービスです。では、最後になりましたが、ヤスオ様の冒険者得点ですが、今回で673点になりました。これは、点数上はC級下位を超えていますが、枠外認定をクリアされていませんので、D級上位への昇級になります。おめでとうございます。」
イーシアは、持ってきたヤスオの新しい冒険者証を持つと、両手を上に伸ばし皆に見えるよう披露した。そして、丁寧に持ち替え、贈呈した。
「イーシア、やり過ぎ。そもそも、冒険者得点は、本人だけの通達だし、冒険者証も他人に見せてはダメでしょ。」
「ああ、やっちまったよ。あとで、こっぴどく怒られるだろうな。でも、みんなにヤスオのすごさが分かって欲しくて。」
「すごいのは、ヤスオさんではなくて、中にいるアリ姉さんだから。」
「それでもヤスオは、たいした奴だよ。」
「……。」
シンシアはそれ以上、何も言わなかった。イーシアは椅子を元に戻すと、腰を下ろし満足した顔をしていた。
ヤスオは、桜色の新しいカードを受け取り、うれしさがこみ上げてくる。
──これで、G級ヤスオでなくなった。D級ヤスオだ。
「おい、おい。マジかよ。水色、青を飛び越して、いきなり桃かよ。すげぇなぁ。」
「しかも、枠外認定を達成すれば、すぐに赤に上がれるのだろ。やばいぜぇ。」
周りの冒険者達は、驚き、ざわめいた。そして、どこからか手を叩く音が聞こえてくる。
それが、瞬く間に広がっていき、大喝采になった。
ヤスオはすっかり照れて、オロオロとしてしまい、どうしていいか分からなくなっていた。
「女の敵なのに、すごいなG級ヤスオ。」
「まったくだ、変態なのに、やるなぁ。G級ヤスオ。」
「なぁ、みんな。女装癖がある奴だが、今だけは祝ってやろうぜ。」
「そうだな。あ、それ、じぃ、きゅう、じぃ、きゅう、じぃ、きゅう、じぃ、きゅう。」
──あれ?
G級コールが組合内に響き渡る。冒険者達の顔には悪気がなく、本気でヤスオを祝っていた。だが、何かおかしい。色々と突っ込みたいところがあるが、せっかくの空気を壊すほど野暮じゃない。
「ありがとう、みんなありがとう。」
両手を振りながら、歩き出し、階段を上がっていく。半分ほど上がると振り返り。
「みんな、ありがとう。」
──わぁぁぁぁ。
そう言うと一気に階段を駆け上がり、待機部屋に戻った。
部屋に入るとマリナはまだ、寝ていた。ヤスオはベッドの隅に腰を下ろし、待ち疲れを癒した。
「アリ姉様、ひどくないですか?」
(わたし的にはすごく面白いけど、ちょっと気の毒になってきたわ。)
「俺に取り付けられた、G級と変態の看板はどうやったら取れるのでしょうか。」
(わたしにも分からないわ。まぁ、事実とは違うのだから、そのうち時間が解決してくれるわ。)
「それまで、辛抱ですか。長いのだろうなぁ。」
(元気だして。D級に昇級して、臨時収入も入ったのだから。)
確かに。いいことがあったのだから、素直に喜ぼうと思う。頭を切り替え、先ほどの枠外認定について聞いた。アリアドネによれば、D級上位までは点数の上昇に比例して昇級できる。C級からは、点数とは別の昇級条件が付加される。それを、枠外認定と言うらしい。その内容は、魔物の討伐種類で、C級は5種類以上だそうだ。ヤスオの場合、アルミラージ、スライム、ゴブリン、スケルトンと4種類しか討伐していないので、この条件に当てはまらなかった、という訳だ。ちなみに、アルミラージの角ウサギと角猪などは別の種類として計算してくれる。
──コンコココンコン、コンコン。
誰かが、部屋をノックする。
──この、おちゃめなノックは、シンシアさんか。
「シンシアさん。勘弁してください。」
「懐かしいでしょ。」
扉を開けると、シンシアが立っていた。このノックの後、ヤスオはシンシアに顔の整形をしてもらっており、その時の恐怖が湧き上がる。
ヤスオはマリナを起こし、シンシアの案内で組合長室に移動する。組合長室は2階の通路の突き当りにあり、解体場の真上にあたる。ここも以前ヤスオが裸で縛られ、正座したところだ。
中に入ると、すでにメンガンダルとイーシアが並んでお茶を飲んでいた。ヤスオはメンガンダルの正面に座り、マリナはヤスオの膝の上に座っていた。シンシアは自身とヤスオのお茶を入れ、マリナには何を用意しようかと悩んでいた。
「それで、ヤスオ。わたしに相談があるとか。」
メンガンダルは、シンシアを待たずに話を切り出した。
「はい。正確には、組合長と領主様です。」
「兄上も、わかった、聞かせてくれ。」
「まず、この子の名前はマリナ。昨夜、小鬼共から取り戻した子です。」
それを聞くと、メンガンダルはイーシアに目配せを交わした。イーシアはうなずき手に持っていた依頼書を読み始めた。
「はい。父親から、捜索依頼がでています。名はマーチャント。サンセット通りのロスリコス商会です。」
「はい。よろしいです。」
「次に、魔石ですが、スライムが4点で4百、ゴブリンが174点で、3万4千8百、スケルトンが64点で3万2千。合計、67200ドラクです。よろしいですか?」
──おおぉ。
魔石換金では、めったにでない高額取引に冒険者達から驚きの声が上がる。
一般的に冒険者は、食料の収穫で生計を賄っている。魔石受付とは名ばかりで、ほとんどが、収穫品の受付で魔石だけの受付は、依頼が受けられないE級以下の冒険者だけだ。一日に魔物を5体、仕留めれば上出来で取引金額も300~3000ドラクくらいだ。万を超える取引など、これまでは、遠征から帰ってきた癒しの魔女くらいで、ヤスオは二人目の快挙となった。ましてや、それを最低ランクのG級冒険者がやり遂げたのだから、驚かない者はいない。
そんな快挙に、なぜかイーシアが、驚く冒険者を見渡し、優越感に浸っていた。その表情からは、“どう、すごいでしょう”と言っているようで、鼻高々としていた。
──チッ。
シンシアはイーシアの表情を見ると、再び舌打ちをし、歪んだ顔をした。
(まぁそんなものかな。)
「はい。よろしいです。」
「それでは、合計70400ドラクです。白金貨1枚、金貨2枚、銅貨4枚です。ご確認ください。」
イーシアは持ってきた、巾着袋を高々と持ち上げる。皆に見えるよう身体を左右に振ると、ヤスオに贈呈した。受け取ると、中身を覗き、金貨が7枚、銅貨が4枚入っているのを確認した。
「はい。確かに、この巾着袋は頂いてもいいのですか。」
「はい。サービスです。では、最後になりましたが、ヤスオ様の冒険者得点ですが、今回で673点になりました。これは、点数上はC級下位を超えていますが、枠外認定をクリアされていませんので、D級上位への昇級になります。おめでとうございます。」
イーシアは、持ってきたヤスオの新しい冒険者証を持つと、両手を上に伸ばし皆に見えるよう披露した。そして、丁寧に持ち替え、贈呈した。
「イーシア、やり過ぎ。そもそも、冒険者得点は、本人だけの通達だし、冒険者証も他人に見せてはダメでしょ。」
「ああ、やっちまったよ。あとで、こっぴどく怒られるだろうな。でも、みんなにヤスオのすごさが分かって欲しくて。」
「すごいのは、ヤスオさんではなくて、中にいるアリ姉さんだから。」
「それでもヤスオは、たいした奴だよ。」
「……。」
シンシアはそれ以上、何も言わなかった。イーシアは椅子を元に戻すと、腰を下ろし満足した顔をしていた。
ヤスオは、桜色の新しいカードを受け取り、うれしさがこみ上げてくる。
──これで、G級ヤスオでなくなった。D級ヤスオだ。
「おい、おい。マジかよ。水色、青を飛び越して、いきなり桃かよ。すげぇなぁ。」
「しかも、枠外認定を達成すれば、すぐに赤に上がれるのだろ。やばいぜぇ。」
周りの冒険者達は、驚き、ざわめいた。そして、どこからか手を叩く音が聞こえてくる。
それが、瞬く間に広がっていき、大喝采になった。
ヤスオはすっかり照れて、オロオロとしてしまい、どうしていいか分からなくなっていた。
「女の敵なのに、すごいなG級ヤスオ。」
「まったくだ、変態なのに、やるなぁ。G級ヤスオ。」
「なぁ、みんな。女装癖がある奴だが、今だけは祝ってやろうぜ。」
「そうだな。あ、それ、じぃ、きゅう、じぃ、きゅう、じぃ、きゅう、じぃ、きゅう。」
──あれ?
G級コールが組合内に響き渡る。冒険者達の顔には悪気がなく、本気でヤスオを祝っていた。だが、何かおかしい。色々と突っ込みたいところがあるが、せっかくの空気を壊すほど野暮じゃない。
「ありがとう、みんなありがとう。」
両手を振りながら、歩き出し、階段を上がっていく。半分ほど上がると振り返り。
「みんな、ありがとう。」
──わぁぁぁぁ。
そう言うと一気に階段を駆け上がり、待機部屋に戻った。
部屋に入るとマリナはまだ、寝ていた。ヤスオはベッドの隅に腰を下ろし、待ち疲れを癒した。
「アリ姉様、ひどくないですか?」
(わたし的にはすごく面白いけど、ちょっと気の毒になってきたわ。)
「俺に取り付けられた、G級と変態の看板はどうやったら取れるのでしょうか。」
(わたしにも分からないわ。まぁ、事実とは違うのだから、そのうち時間が解決してくれるわ。)
「それまで、辛抱ですか。長いのだろうなぁ。」
(元気だして。D級に昇級して、臨時収入も入ったのだから。)
確かに。いいことがあったのだから、素直に喜ぼうと思う。頭を切り替え、先ほどの枠外認定について聞いた。アリアドネによれば、D級上位までは点数の上昇に比例して昇級できる。C級からは、点数とは別の昇級条件が付加される。それを、枠外認定と言うらしい。その内容は、魔物の討伐種類で、C級は5種類以上だそうだ。ヤスオの場合、アルミラージ、スライム、ゴブリン、スケルトンと4種類しか討伐していないので、この条件に当てはまらなかった、という訳だ。ちなみに、アルミラージの角ウサギと角猪などは別の種類として計算してくれる。
──コンコココンコン、コンコン。
誰かが、部屋をノックする。
──この、おちゃめなノックは、シンシアさんか。
「シンシアさん。勘弁してください。」
「懐かしいでしょ。」
扉を開けると、シンシアが立っていた。このノックの後、ヤスオはシンシアに顔の整形をしてもらっており、その時の恐怖が湧き上がる。
ヤスオはマリナを起こし、シンシアの案内で組合長室に移動する。組合長室は2階の通路の突き当りにあり、解体場の真上にあたる。ここも以前ヤスオが裸で縛られ、正座したところだ。
中に入ると、すでにメンガンダルとイーシアが並んでお茶を飲んでいた。ヤスオはメンガンダルの正面に座り、マリナはヤスオの膝の上に座っていた。シンシアは自身とヤスオのお茶を入れ、マリナには何を用意しようかと悩んでいた。
「それで、ヤスオ。わたしに相談があるとか。」
メンガンダルは、シンシアを待たずに話を切り出した。
「はい。正確には、組合長と領主様です。」
「兄上も、わかった、聞かせてくれ。」
「まず、この子の名前はマリナ。昨夜、小鬼共から取り戻した子です。」
それを聞くと、メンガンダルはイーシアに目配せを交わした。イーシアはうなずき手に持っていた依頼書を読み始めた。
「はい。父親から、捜索依頼がでています。名はマーチャント。サンセット通りのロスリコス商会です。」
11
あなたにおすすめの小説
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる