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112話 黒くて小さい魔物と再戦
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クランジャンは、パンツ姿のまま衛兵2人に連行され、女は観念して布団の中でモゾモゾと衣服を身に着けていた。その後、巡回中だった衛兵が騒ぎを聞きつけ数人やって来た。その者達が女と、シャクトリムシ男を連行していった。どうやらシャクトリムシ男は見逃されなかった。令嬢2人をトシマと呼ぶのは相当、罪が重いことのようだ。
「先ほどのヤスオ殿の機転、見事であったぞ」
「そうか、女が暴れ出したのはヤスオ殿の機転のおかげでしたか」
「ヤスオは一体、何をしたのだ?」
「いや、それはそのぉ。たいした事はしていない」
(女の裸を、夢中になって見ていただけだからねぇぇぇ)
「ガハハハハ。聞いてやるな。色々あるのだよ」
『??』
ヤスオのだらしない表情は、前に立っていた二人には見る事はできなかった。なので、女が暴れ出した理由を知らない。マークはソミュアの時といい、機転を利かせ自分が思いつきもしない方法で事態の解決に導くヤスオに、このようなやり方があるのかと感心していた。もちろんマークの勘違いなのだが。
こうして、人さらいの主犯を捕えた。あとは、衛兵団に任せてヤスオはその場で三人と別れ帰る事にする。
「これから、どうしましょうか?」
(そうね、もうお昼をとっくに過ぎているし、何か食べない?)
「とはいえ、今日は色々あって疲れました。家でゆっくりしたいですね」
(同感ね。ホント、今日は頭を使ったわね)
「よくあんなにポンポンと、考えが浮かびますね?」
ヤスオがヒントを出し続けられたのは、アリアドネのアドバイスがあったから。ヤスオは操り人形に徹しただけに過ぎなかった。
途中、屋台通りに寄り道をして帰宅する。家に戻ると遅い昼食を取り、食べ終わるとアリアドネと今回の事件の真相を、あぁでもない、こうでもない、と予想した。そんな事をしていたら、日も暮れランタンに火を灯す。夕食の用意を済ますと楽しい食事の時間だ。
3日目にしてやっとトンカツが食べられるはずが、トラブルが起きた。トンカツに何をかけるかでアリアドネと、もめてしまう。アリアドネは何もつけない派で、ヤスオはからし派だ。
ちなみにこの世界に、ウスターソース、中濃ソース、トンカツソースは存在する。ただ、個人がたくさんの材料を使って時間をかけて作るので、中々の高額だ。特にトンカツソースは、ウスターソースに改良を加えているので、かなり高い。どれも庶民には手の届かない高級品だ。ヤスオもアリアドネもそのような高額な調味料は必要ないということで、一致している。
からしは贅沢品ではあるが、そこまで高額ではないので、トンカツの時ぐらいは使用したいヤスオと、勿体ないと使用を拒むアリアドネとで意見が合わなかった。結局、ヤスオの説得は実らず、そのまま食べることになる。
食事を堪能していると、部屋の奥の床を移動する黒い物体が見える。その物体は正面まで移動すると立ち止まり、頭部をヤスオの方へ向ける。左右の長い触覚を、それぞれ前後左右に動かして見せた。
──奴だ!また、トンカツを狙っているのか?
それは以前、ヤスオを敗北に追い込んだ奴と同一個体に思える。ヤスオは食事を中断し、ゆっくりとハエ叩きのもとまで移動する。ハエ叩きを手に取ると奴の位置を確認した。
奴はヤスオを待っていたかのように、その場所から移動することなく、ただ触覚だけが激しく動いていた。ソロリソロリと歩み寄り、ハエ叩きの射程に入った。
──今だ。
ハエ叩きを奴に向かって振り下ろした。当たり前のようにヒラリとかわし、すさまじい速さで床を移動する。今回のヤスオは、まるでフェンシングのように右手を後ろに置き、左手1本で振りまわす。それはことごとく、かわされたが想定内で前回同様、壁に追い詰めた。
──さぁ、ここからが勝負だ。
奴は壁を登り、天井に向かった。ヤスオは急いで間合いを詰める。そこから奴は前回と違う行動をとった。ヤスオの頭の高さまで登ると、壁から離れ体内に収納していた羽を出す。
今回は意を決しての飛行で、ハエ叩きの風圧もない。見事、離陸に成功した奴はヤスオの顔に向かって飛んでくる。意表を突かれたヤスオは慌てて立ち止まるが、間に合わない。すでにハエ叩きの有効射程の内側に侵入され、反撃ができない。ヤスオの頭にあの時の悪夢がよぎる。
「さぁぁぁぁぁ」
ヤスオは左手の拳を握りしめ小さなガッツポーズをとった。実は前回の反省から、柄を短くしたハエ叩きを右手に持っていた。これを悟られないよう、後ろに隠していた。そして、近づく奴に対して、ここぞとばかりにバックハンドで打ち返した。奴は打ち返され壁に激突し、床に落ちる。だが、致命傷には至らず、逆に打ち返してしまったので距離が開き、そのまま逃げられてしまった。
「くそ、逃げられた」
(喜んだりするからよ)
「さぁぁぁよりチョレイの方がよかったですか?」
(何を言っているのか、さっぱり分からないわ)
この世界のハエ叩きは、何かの植物の葉を刻み、折りたたみ、つなぎ合わせたもので、小さいホウキのような形をしている。編み上げた部分が柔らかく黒い物体にダメージを与えるには攻撃力が足らない。次回は別の物を用意しようと考え、この世界に新聞紙がない事を残念に思った。こうして、対決は終わり中断していた食事を再開した。
(ヤスオ、明日は何する予定?)
「そうですね。明日は西の森に行って薬草採取、それからサーチェの所に行って食事ですかね」
(だったらその後、西の森をさらに北に進んで欲しいの)
「構いませんが、西森湖の西を北に進むのですか?」
(そう、そのまま行けばエヌコートの街の南の森に繋がるの)
「そこに、何があるのですか?」
(私は、そこで地竜に襲われ、それが原因で死んだの。やり返したいの。今のヤスオならできる。お願い)
「承知しました。お願いする必要はありません。命令して下さい。喜んで行かせてもらいます」
(ありがとう)
このタイミングで、トンカツの最後の一切れを、からしで食べさせて欲しいと嘆願した。アリアドは渋々了承し、ヤスオは歓喜した。そしてからしをつけて縦長に切った1切れの半分をかじる。ワサビとは違う、ツンとした辛みが鼻を抜ける。
──しまった。
興奮したヤスオは、かなり多めに、からしをつけてしまった。鼻をつまみ涙目になって悶絶する。それ見た事かとアリアドネにこっぴどく怒られたが、何とか説得して、本当の最後の1切れも、からしで食べる事になった。次は、分量を間違えないようつけて頬張る。
(何これ、いけるじゃない。油っこさが抜けて、さっぱりするわね)
──よぉぉし。次から、からし決定。
ヤスオは次回のトンカツを楽しみにした。
「先ほどのヤスオ殿の機転、見事であったぞ」
「そうか、女が暴れ出したのはヤスオ殿の機転のおかげでしたか」
「ヤスオは一体、何をしたのだ?」
「いや、それはそのぉ。たいした事はしていない」
(女の裸を、夢中になって見ていただけだからねぇぇぇ)
「ガハハハハ。聞いてやるな。色々あるのだよ」
『??』
ヤスオのだらしない表情は、前に立っていた二人には見る事はできなかった。なので、女が暴れ出した理由を知らない。マークはソミュアの時といい、機転を利かせ自分が思いつきもしない方法で事態の解決に導くヤスオに、このようなやり方があるのかと感心していた。もちろんマークの勘違いなのだが。
こうして、人さらいの主犯を捕えた。あとは、衛兵団に任せてヤスオはその場で三人と別れ帰る事にする。
「これから、どうしましょうか?」
(そうね、もうお昼をとっくに過ぎているし、何か食べない?)
「とはいえ、今日は色々あって疲れました。家でゆっくりしたいですね」
(同感ね。ホント、今日は頭を使ったわね)
「よくあんなにポンポンと、考えが浮かびますね?」
ヤスオがヒントを出し続けられたのは、アリアドネのアドバイスがあったから。ヤスオは操り人形に徹しただけに過ぎなかった。
途中、屋台通りに寄り道をして帰宅する。家に戻ると遅い昼食を取り、食べ終わるとアリアドネと今回の事件の真相を、あぁでもない、こうでもない、と予想した。そんな事をしていたら、日も暮れランタンに火を灯す。夕食の用意を済ますと楽しい食事の時間だ。
3日目にしてやっとトンカツが食べられるはずが、トラブルが起きた。トンカツに何をかけるかでアリアドネと、もめてしまう。アリアドネは何もつけない派で、ヤスオはからし派だ。
ちなみにこの世界に、ウスターソース、中濃ソース、トンカツソースは存在する。ただ、個人がたくさんの材料を使って時間をかけて作るので、中々の高額だ。特にトンカツソースは、ウスターソースに改良を加えているので、かなり高い。どれも庶民には手の届かない高級品だ。ヤスオもアリアドネもそのような高額な調味料は必要ないということで、一致している。
からしは贅沢品ではあるが、そこまで高額ではないので、トンカツの時ぐらいは使用したいヤスオと、勿体ないと使用を拒むアリアドネとで意見が合わなかった。結局、ヤスオの説得は実らず、そのまま食べることになる。
食事を堪能していると、部屋の奥の床を移動する黒い物体が見える。その物体は正面まで移動すると立ち止まり、頭部をヤスオの方へ向ける。左右の長い触覚を、それぞれ前後左右に動かして見せた。
──奴だ!また、トンカツを狙っているのか?
それは以前、ヤスオを敗北に追い込んだ奴と同一個体に思える。ヤスオは食事を中断し、ゆっくりとハエ叩きのもとまで移動する。ハエ叩きを手に取ると奴の位置を確認した。
奴はヤスオを待っていたかのように、その場所から移動することなく、ただ触覚だけが激しく動いていた。ソロリソロリと歩み寄り、ハエ叩きの射程に入った。
──今だ。
ハエ叩きを奴に向かって振り下ろした。当たり前のようにヒラリとかわし、すさまじい速さで床を移動する。今回のヤスオは、まるでフェンシングのように右手を後ろに置き、左手1本で振りまわす。それはことごとく、かわされたが想定内で前回同様、壁に追い詰めた。
──さぁ、ここからが勝負だ。
奴は壁を登り、天井に向かった。ヤスオは急いで間合いを詰める。そこから奴は前回と違う行動をとった。ヤスオの頭の高さまで登ると、壁から離れ体内に収納していた羽を出す。
今回は意を決しての飛行で、ハエ叩きの風圧もない。見事、離陸に成功した奴はヤスオの顔に向かって飛んでくる。意表を突かれたヤスオは慌てて立ち止まるが、間に合わない。すでにハエ叩きの有効射程の内側に侵入され、反撃ができない。ヤスオの頭にあの時の悪夢がよぎる。
「さぁぁぁぁぁ」
ヤスオは左手の拳を握りしめ小さなガッツポーズをとった。実は前回の反省から、柄を短くしたハエ叩きを右手に持っていた。これを悟られないよう、後ろに隠していた。そして、近づく奴に対して、ここぞとばかりにバックハンドで打ち返した。奴は打ち返され壁に激突し、床に落ちる。だが、致命傷には至らず、逆に打ち返してしまったので距離が開き、そのまま逃げられてしまった。
「くそ、逃げられた」
(喜んだりするからよ)
「さぁぁぁよりチョレイの方がよかったですか?」
(何を言っているのか、さっぱり分からないわ)
この世界のハエ叩きは、何かの植物の葉を刻み、折りたたみ、つなぎ合わせたもので、小さいホウキのような形をしている。編み上げた部分が柔らかく黒い物体にダメージを与えるには攻撃力が足らない。次回は別の物を用意しようと考え、この世界に新聞紙がない事を残念に思った。こうして、対決は終わり中断していた食事を再開した。
(ヤスオ、明日は何する予定?)
「そうですね。明日は西の森に行って薬草採取、それからサーチェの所に行って食事ですかね」
(だったらその後、西の森をさらに北に進んで欲しいの)
「構いませんが、西森湖の西を北に進むのですか?」
(そう、そのまま行けばエヌコートの街の南の森に繋がるの)
「そこに、何があるのですか?」
(私は、そこで地竜に襲われ、それが原因で死んだの。やり返したいの。今のヤスオならできる。お願い)
「承知しました。お願いする必要はありません。命令して下さい。喜んで行かせてもらいます」
(ありがとう)
このタイミングで、トンカツの最後の一切れを、からしで食べさせて欲しいと嘆願した。アリアドは渋々了承し、ヤスオは歓喜した。そしてからしをつけて縦長に切った1切れの半分をかじる。ワサビとは違う、ツンとした辛みが鼻を抜ける。
──しまった。
興奮したヤスオは、かなり多めに、からしをつけてしまった。鼻をつまみ涙目になって悶絶する。それ見た事かとアリアドネにこっぴどく怒られたが、何とか説得して、本当の最後の1切れも、からしで食べる事になった。次は、分量を間違えないようつけて頬張る。
(何これ、いけるじゃない。油っこさが抜けて、さっぱりするわね)
──よぉぉし。次から、からし決定。
ヤスオは次回のトンカツを楽しみにした。
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