奥様はご主人様

東門 大

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第二章 美沙の視点

第二話 豚の調達と装備

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 翌日、仕事を終えて帰宅すると、玄関には巨大な白い肉の塊が鎮座していた 。 

「奴隷豚は家の中では何もまとってはいなけない全裸よ」「あと、必ず私より先に帰宅し、玄関で正座して待ちなさい。服は奴隷らしくね」という、昨日私が奴隷に与えた最初の課題を、彼は忠実に守っていたのだ 。 

 奴隷の分をわきまえ、全裸で主人を迎えるその姿は、あまりに滑稽で、あまりに卑屈だった 。

 しかし、健太は帰宅した私に対して何も言わず、頭を下げずに座り続けていた 。 

 私はパンプスを履いたまま、その無防備な頭を踏みつけた 。 

「ご主人様が帰ってきたらどうすべきか、その足りない頭では理解できないの?」 

 言葉とともに力を込めると、ヒールの先が彼の頭皮に食い込む。奴隷というものは、根気強く躾けていかなければならないのだ 。 

 健太は苦痛に顔を歪ませるどころか、恍惚とした、湿り気を帯びた声で応えた 。 「……ご主人様、おかえりなさいませ」 

 私は彼を引き連れてリビングへ向かった。

 ソファに深く腰を下ろすと、健太は私を崇めるように床に傅き、次なる命令を待つ犬のような眼差しを向けた 。 

「お前にふさわしい買い物をしたわ」 私は買ってきた袋から、いくつかの品を取り出して見せた 。

 まずは、顔全体を覆う黒い革のマスクだ。豚となった彼に、人間の表情など不要である 。 

「今日から、あなたは私の『奴隷豚』よ。私に話しかけるときは、豚の鳴き声で許可を求めなさい」 

 無理やりマスクを装着させると、彼の肉厚な顔は革に押し込められた 。そこから漏れるのは、もはや言葉ではなく、荒い喘ぎと「ブヒッ」という醜い鼻鳴らしだけになった 。

 次に、私は彼を浴室へと追い立てた 。 健太をより家畜らしく見せるため、全身の剃毛を行うことにしたのだ 。 

 私は足で仰向けになる様に、押しつけたあと、彼の膨らんだ腹の上に馬乗りになり、電動バリカンを起動させた 。陰毛を剃り始めると、彼は羞恥と興奮が混ざり合った様子で、脂肪に埋もれた小さなペニスを硬直させた 。

 しかし、敏感な陰嚢に刃を当てると、彼は「ヴーヴー」とくぐもった悲鳴を上げ、ペニスを縮こまらせた 。もちろん、私がそんな訴えを聞き入れるはずもない。ツルツルになるまでその作業を完遂した 。 

 さらに胸毛を剃るため、彼の顔の上に跨るように座ると、彼は息苦しさに手足をバタつかせながらも、下半身は再び正直に反応していた 。

 仕上げは、用意していた冷たい金属製の貞操帯だ 。

 必死に股間を覆って抵抗しようとしたが、買ってきた乗馬鞭を振るうと、抵抗を諦めた。勃起しても7cm程度にしかならないその哀れな性器を引き出し、リングの中へと押し込んで鍵をかける 。カチャリという音とともに、彼の性的な自由は永遠に奪われた 。

「どう? 今どんな気分? これでおまえの性欲も私次第。大好きなオナニーをする自由も奪われたのよ。」

「もし、その小さいペニスから白いモノを搾り取って欲しいのなら、マゾ豚として、私に逆らわないことね」

 鏡の前に立たされたその男の姿は、あまりにも無様だった 。

 毛のない肉塊。顔は黒革に覆われ、首輪に繋がれ、股間に枷をはめられた姿 。しかし、その鏡の中の自分を見た瞬間、彼は魂の底から救われたような表情を浮かべていた 。夫としての責任も、醜い体を隠す卑屈さも、もう必要ない。彼はただ、私の所有物である一匹の豚になれた瞬間だった。 

「こんな姿を鏡に写して、妻に見られてもプルプルと汚い肉を震わせて、嬉しさで震えてるんでしょう」

「恥ずかしいマゾ豚! これから私の奴隷豚として生きなさい。おまえが妄想していた世界を見せてやるから」

 彼が私にひれ伏してきたが、頭を下げないので、足で踏みつけてやった。

「まずは奴隷としての立場と礼儀をこの小さな頭に叩き込みなさい」

 調教は始まったばかりだ。
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