【館】 House of Sex Slaves

episode V . ヴィオラの場合 / 巨大化する性奴隷

Viola 006. champagne gold

「ンおおィィ…アァぁぁ…ッ！」
ヴィオラの絶叫が庭中に響き渡った。
仰け反った長い首で大きめの喉仏が痙攣している。
「ンー！！アァぁぁ…ッ！」
無言のまま、じっと侮辱を忍びたくても快感の電気信号がそれを許さない。
姿は正面のアングルで映し出されているが、
ヴィオラの幸福混じりの声や、口尻とそのまわりの筋肉がぴくぴく震えだした顔が、
観賞者たちのイマジネーションを掻き立てる。

答え合わせのため、アングルがヴィオラのお尻のアップに切り替わった。
なるほど、やはり、
小型のモーターではなく真っ赤なエナメルの手、調教師のテクニックによってディルドが動いていた。

たおやかに伸びたアヌスの肉壺に、まるで本物に見えるフェイクペニスがゆっくりとズブリと刺さり、引き抜かれた亀頭が入り口の敏感な肉をぐるりと、まるでクンニするかのように撫でる。


時に疲労でふらつき、感情を発散させながら
「アァぁぁ…ッアァぁぁン！！」
と喘ぎ己を表現するヴィオラに対し、
調教師のエナメルの手は
仏教的な受容による悲しみも含んだ、極めてパーソナルなスタイルでディルドを操っていた。

「アァぁぁン！！アァぁぁ…ッ、」
独自の言葉で永遠に絵を描き、物語を紡ぎ続ける調教師のディルド・テクニックは、
ヴィオラの心臓をしっかりとつかんでしまって悩ましさのために心臓が溶けて流れ出さないばかりだったため、
「おまんこ、気持ちイイ…！！みんな、見て…！！気持ちイイ僕を見て…！！」
ヴィオラは、溢れる感情を言葉にして答えた。

「なんて、かわいらしい私たちの性奴隷…！」
「温順な憤りの火に燃え立っている」
「あぁ、あのアヌスに俺のペニスを差し込んでやりたいなぁ！」
旦那さま方は口々に感想を述べながら、肉便器と戯れながら、

右の柱に映るアヌス
左の柱に映るペニス
時々、映るヴィオラの顔の観賞を楽しんだ。
潤むダークブラウンの瞳の宇宙に心を打たれた旦那さまが、

「私たちのヴィオラに絶頂を…！」
と、リクエストをいかつい声で叫ぶのと同時に、
調教師が操るディルドが、ヴィオラの領域に革新的に踏み込んだ。
「アァぁぁン！！」
映されていないところで、調教師はヴィオラの肩や背中を口づけているに違いない。
庭で人々は、調教師が性奴隷の形式的な純粋さを破壊し、

「ンおおお、イク、いっちゃう、みんな、見て…！！僕がイク、ところぉ…！！」
大輪の華が咲き、花びらを撒き散らすさまを目の当たりにした。

黄金色の陰毛に、濃いミルクが振りかかる映像が流れるのと同時に、
庭に出てきた職員がシャンパンファイトを始めた。

二本の柱には立ちながら腰を痙攣させるヴィオラの全身が映り、
シャンパンのシャワーが降り注ぐ。
オールド・フェイスフル・ガイザー。

白み始めた夜空で、
最後の流れ星が瞬いた。



エクスタシーを迎えたヴィオラの姿を無修正で赤裸々に、12メートルもの大きさで、人々に晒した二本の柱、通称ツインタワーには、
現在は、ターコイズブルーの海が映し出されている。

その海の光が反射する芝生では、
ヴィオラのセクシーショーを堪能した旦那さま方が、余韻に浸りながら感想を述べあったり、温かい飲み物を飲んだり、肉便器を侍らせて性欲を解放したりして過ごしていた。

すると、館の門の前に真っ白なリムジンが停車し、
館の扉が開いた。
職員に恭しくエスコートされ、ヴィオラが出てきた。
本物のヴィオラは、189cm。
黒色のシルクのガウンで素晴らしい筋肉質の肉体を隠し、金色のサンダルを履いている。
足のサイズは30センチ。

館の前庭の真ん中の一本道を、
ヴィオラが歩く。

暗色の眼はきっとして、むしろ大胆不遜に光っていた。
厳粛と哀愁をそのまま具現化したような、性奴隷・ヴィオラ。

とある旦那さまが
ヴィオラの足もとへぬかずいて、額が地につくほど丁寧な、きっぱりした、意識的な礼をするのであった。


ヴィオラはかすかな微笑をその口辺にわずかに漂わせ、
車に乗り込んだ。