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episode X . ギュスターヴの場合 / 性奴隷虐めの代償
Gustave 006. ドメスティックバイオレンス
しおりを挟むエドガーは、
心の中に悲しみを浮かべ、それを打ち消したくて、ベッドの中で叫び続けた。
翌日も水をひとくち飲むのもしんどくって
苦しくって
夜には、
「こんなつらいことに耐えるくらいならば、いっそのこと川へでも飛び込んだほうがましだ」
と思い詰めたとき
個室の壁一面に、
川の映像が流れた。
時折、メディカルルームのセラピストが調合して流してくれる森林浴の映像かと、
エドガーの瞳が輝いた。
今夜こそは歌を歌おうと、すっかり艶を失った乾いた唇を動かした刹那に、
それは煮えたぎり赤色の血の川となり、
恐ろしい鬼が周りを歩きはじめた。
「━━━━━」
無防備なエドガーは叫ぶことさえもままならず、ついに、
まるで、胸の中も干上がってしまった。
エドガーの心拍数と血圧は跳ね上がり、呼吸も激しく乱れ、お腹の中は空っぽで体重も減少したが、
SOS はメディカルルームのスタッフに届かない。
個室でモニターされている
エドガーのバイタル数値をギュスターヴがすっかり書き換えてしまっていたからだ。
真夜中の残業のデスクで、
暖色系のライトの中、
ギュスターヴは青色の瞳がギラギラ光っている。
端末機でエドガーの個室のシステムを遠隔操作するだけでは飽きたらず、
エドガーの次回の調教内容に目を通し、調教予定日を五日程先にずらした。
「いよいよ、明日だ。待ってろ、性奴隷のお姫様」
ギュスターヴは、無意識の独り言を漏らすと、
オフィスを消灯し、タクシーで家路に着いた。
翌日
月はまだそう高くはのぼっていませんでしたし、おまけに空気はかなり重たくて、なんということなしに、そこらの物がくらやみのなかへとろけ出しているようにおもわれました
エドガーは、丸一日眠れぬベッドで横たわり、
絶望の歌を歌い続けていた。
わたしは千丈もある地の底へでも入っていたい
世界が、沈んでゆく
個室のドアが解錠される音は小さすぎて、エドガーの耳には届かなかったが、
人が部屋に入ってくる足音と空気の不穏な動きで、
エドガーは覚醒した。
張りを失った細い睫毛に覆われた、濃い隈の下瞼にすっかり落ち窪んでしまった灰色の瞳に映ったのは、
ずんぐりとした顔立ちにメラメラ光る青色の瞳だった。
ベッドの横で、仁王立ちしたギュスターヴは濁った声で
「エドガー、起きろ。調教の時間だ」
と、告げた。
疲労と恐怖心のせいで、木乃伊のように固まったままのエドガーを、
ギュスターヴは、調教師と上級職員しか使えないはずの鞭で打擲した。
「ーーーー!!」
声にならぬ声で喘ぐエドガーを、ギュスターヴは間髪入れずに追い詰める。
「自分の触ったものに泥を塗らずにおかぬ手を出せ」
いい放つや、エドガーが躯を動かす前に、
彼の青白く細い手首を白い手袋をはめた手でガッチリと掴み無理矢理後ろ手にさせ、
真っ黒な(あの死神が持っていたような)手錠できつく締めた。
エドガーが、渇ききった喉から絞り出した
「ああ、職員さま、あなたのような聡明な紳士が、どうしてそんなに僕の思惑を気になさるんでしょう」
この言葉がギュスターヴの燃える火に油を注いだ。
ギュスターヴはこれ以上は上がらぬ程に目を吊り上げ、まるで力など入らぬ彼の躯をうつ伏せの体勢で、目一杯の力でベッドへ押さえつけ、
そのとき見えたキラキラと光る上等なマニキュアで完璧に手入れされたエドガーの爪の輝きに
舌打ちをうち、
エドガーのズボンと下着を剥ぎ取った。
エドガーは震駭した。
「こんな…こんなことは…」
剥き出しの下半身に外気が動く気配に戦く。
「仕置きの時間だ。罪人」
ギュスターヴは、ズボンの前を開け完璧に勃起したぺニスにスキンを被せた。
尻肉を掴まれる感触に、
申し訳程度に垂らされたローション冷たさによる腸の収縮に、
エドガーは 未だに信じられぬ思いで、脚を開いて膝で踏み締める。
自分は今眠っていて何か悪い夢に魘されているに違いない。
大きく一つ息を吸い、
「ーーーー」
エドガーは叫び、職員は思わず笑う。
夢などではなくこれは現実なのだと。
予測された事態であるのに、エドガーの背中に悪寒が走る。
「あぁ…、お願い…やめて…」
哀願を鼻で嗤われる。
挿入された瞬間、時間が凍り付いた。
職員は自慢の体重を込めてめり込ませ、エドガーのアヌスの筋肉があげる悲鳴を無視して更にひねる。
「あぁ…、い、痛い、痛い…!」
エドガーの泣き声が聴覚を擽り、
ギュスターヴの胸で深遠な歓喜の炎が一気に燃え盛った。
「く…!これが、罪人の、おまんこか…!」
ギュスターヴのぺニスはいよいよ鋭利になり、エドガーは心の痛みを体が追い越した。
「あぁ…ぁぁ…やめて…!許して…」
ギュスターヴは、解錠しておいたエドガーの貞操帯を引き剥がし、小さなぺニスを思い切りしごいた。
そうして置いて、何の容赦もなく、この憐れな青年を、砂漠の真中へ連れて行って、悲みと嘆きの底へ沈めてしまいました。
「ぁぁ…ぁぁ…、殺して、」
エドガーは、スキンごしに放たれた精液の灼熱で、裂かれたアヌスの狭い肉が叫ぶのを
全身で聞きながら、
意識を手放していく。
これはまったくみじめがぼろにくるまって出て来た有様でした。
ギュスターヴは心底満足したが、ゆっくりしている暇はなかった。
手早く、エドガーのアヌスとぺニスを低刺激製の消毒薬で除菌し、貞操帯を装着させる。
その作業を終えると
無性にニコチンが恋しくなり
身なりを整えるのはシガールームに行くまでの廊下でもできるだろう、と
ドアを開けた。
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