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latest episode Z . シモンの場合 / old beauty 伝説の性奴隷
Simon 006.女王陛下と百姓の旦那
しおりを挟む舞台からフロアーに降りたシモンのため観客の旦那さま方
は、まるで一国の主に対してするかのように道を開けた。
シモンが歩くと彼の股間から濃厚な人工ムスクとTバックのショーツに付着してしまったザーメンが香りたち。
誰も彼もがシモンに触れ、触れられたい願望で心臓を早く打ち呼吸をみだしていた。
が、シモンはもう、自分の方へじっと注がれた、痩せ衰えた百姓男の熟れた眼を群衆の中に認めていた。
どの視線ももれなく愛欲に逆上せ溢れていたが、シモンはそのなかにおどおどとした遠慮がちな眼を見つけたのだ。
洗いすぎてゴワゴワになってしまったバスローブ、あばた面、手入れされていない伸びた眉、その下で揺らめく小心者の目を見たシモンは、我ながら驚いたくらい、自分の体内に異常な精力の渦巻きを感じて、
いち早く彼の元に歩み寄った。
「シ、シモンさま…、麗しの性奴隷さま…」
百姓の旦那さまの言葉にも動作にもなんとなくそわそわして、性急なところはあったけれど、ほとんど嬉しそうな顔をしていた。
他の旦那さまが割り込もうと詰め寄るが、
「ダメダメ。館では大統領もホームレスも、旦那さまで統一されるんだから」
シモンは強気にあしらった。
シモンは、百姓の旦那さまの元に跪くと、
ゴツゴツした働き者の手を取り
一本一本舐めた。風呂に入っても落としきれぬ爪の奥に詰まったオイルの汚れを吸いだそうと吸った。
たくさんの旦那さまの羨望と嫉妬の眼差しに「私は面倒なのはキライよ」と絶叫しながら、
働き者のくたびれたローブの会わせ目からペニスを取り出し、「さぁ、倅、お立ち」と
飲みほすように食べてしまった。
「あっァ、形の良い美しい唇で、私のそんなところを…しかも、こんなに美味しそうにしゃぶってくださるなんて…ハ、ぁぁ…」
「むちゅ…ぐぼ…ッ、あなたが、私が美味しそうにしていると言われたが、そう言っていただくほど私にとって嬉しいことはありません。人の幸福のために創られた者なのです、私は…ハムぅ…プチゅ、」
「あぁ、なんという御言葉でございましょう。なんという勇ましい高遠な性奴隷…はぁ…すぐにでも射精してしまいそうです…ぉぉ」
シモンの美しい滑らか頬の肉に、百姓旦那のモジャモジャな陰毛がズリズと擦れている光景。
働き者の旦那さまが、天井を見上げながら恍惚の表情を浮かべた。
それらを見ていた周りの旦那さま方は
「これは実行の愛だ。なんという根気強い愛情」
と、ため息をつき、目の前で愛の努力がすすむにつれて、皆、其々が連れている肉便器の頭を慈しむように撫で奉仕に感謝した。
一生懸命に股間に顔を埋めてくれる博愛的な行いに対して尊重の意味を込めてキスをする旦那さまもいた。
皆其其自分の体が宙に浮いているような幸福の錯覚を覚えていた。
「うぅぅ…うぅぅ」
「ごくり、ごくり」
シモンの喉が鳴る。
大勢の目がその一点に釘付けになった。
シモンが口腔内に吐き出された強烈な雄の香りのする液体を飲み干したころ、
制服を着た職員がシモンの元へやってきた。
職員から衿に豪奢な銀刺繍を施されたガウンを受け取り、軽やかに羽織り、金色の東洋風のスリッパを履くと、
シモンは射精を終えたばかりで所在なさげに立ちつくしていた百姓旦那さまの手を恭しく取り、エスコートした。
先ほど、あれほど熾烈な鞭打ちの刑を受けたにも関わらず、シモンは元気いっぱいに胸を張り歩き出した。
赤色に染まった二つの尻肉がくねくね動く。
百姓旦那さまの手を引きながら、大ホールの重厚な扉を軽々開き外へ出ると、廊下を大股で歩き、エレベーターに乗り込み、
上階に設置されているベッドルームのドアを開けた。
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