精霊王に見捨てられた国の末路

白雪の雫

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4話











 「バッカモーン!!!」

 某長寿アニメに出てくるお父さんのように国王が王太子であるヴィルヘルム、息子のお気に入りであるルミナ、側近であるシャルルとカール、二人の婚約者であるエトラとベローナを怒鳴りつける。

 「まさか、高位貴族の子女であるお前達が辺境伯を単なる田舎の貧乏領主だと思っている馬鹿とは夢にも思わなんだ!」

 しかも、聖女であるノルン嬢と婚約破棄しただけではなく、国外追放を言い渡しただと!?

 お終いだ・・・

 アメジストセージ家だけではなく精霊王と契約できる膨大な魔力を持つ聖女のノルン、そして精霊王を怒らせてしまった事で、ロイヤルミント王国が滅ぶのも時間の問題だと国王と彼等の父親は頭を抱える。

 クズでゲス野郎のヴィルヘルムが平民や身分の低い女を弄び孕ませている事を知っている国王は、彼女達に幾ばくかの金銭を渡して黙らせていたし、産まれてきた子供が男児であれば影を使って始末していた。

 そんなヴィルヘルムを陰で操る者として国王は、才色兼備で名高く精霊王と契約した事で自国だけではなく諸外国から聖女と謳われているノルンを婚約者として白羽の矢を立てたのだ。

 だが、それも徒労に終わってしまった。

 他ならぬ我が子によって──・・・。

 「父上?たかが地方の、しかも貧乏領主の娘と婚約破棄して国外追放を言い渡したくらいで大げさな」

 「バッカモーン!!!」

 お前はアメジストセージ家の武名と財力がどれ程のものなのかを知らぬのか!?

 国王は六人にアメジストセージ家について語る。








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