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㊹ミルクセパレーター-4-
しおりを挟む『異世界の料理を広める為に、生クリームを作る魔道具を発明して欲しい?』
ランスロットとエレオノーラが工房に来た目的を聞いたベルンハルトは思わず呆れ果てた声を上げる。
『父上と母上の頼みであってもお断りします』
『『何故!?』』
『お祖母様の話、そして過去の迷い人がキルシュブリューテ王国に齎した道具や上下水道の設備を見れば異世界の文明が発達している事は分かります』
ですが、異世界の料理ってキルシュブリューテ王国と比べたら遥かに不味い!
激マズではないですか!!
祖母の美奈子が作る料理は魔界の住人が食べそうな代物だったし、ローゼンタール公爵夫人が屋台で売っているフライドポテトはところどころ火が通っていないので固いし、火が通っているけど焦げていたりしていた。
魔道具で生業を立てているベルンハルトにしてみれば、『商売するのであればきちんとした商品を作ってから客に売れや!ゴルァ!!』という怒りを買うレベルなのだ。
不味い料理を広めようとしている二人の気が知れないと、ここぞとばかりにベルンハルトがランスロットとエレオノーラを責め立てる。
『それはベルンハルトが異世界の美味な料理を食べていない故の思い込みだ』
『あなた。レイモンドとサユキさんが作る異世界の料理を・・・そうね、ベルンハルトにアイスクリームを食べさせれば私達がしようとしている事に協力してくれると思うわ』
ベルンハルトが異世界の料理に対して懐疑的なのは、作り手の腕が壊滅的だったからだ。
しかし作り手がレイモンドと紗雪であれば?
『サユキ・・・が何者なのか分かり兼ねますが、レイモンドとサユキ殿とやらが作る異世界の料理が美味であれば、父上と母上が依頼している生クリームを作る魔道具とやらを作りますよ』
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