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2章 狭間に立つ元英雄たち
4話 判断ミス
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午後の鍛錬が終わり、護衛の時間までゆっくりしていると、部屋にライアさんがやってきた。
「すいません。街でお菓子を買ってきてくれませんか。ミタマ様の話を聞いてツル様が食べてみたいと。」
「わかりました。ライアさんは欲しいものありますか。買って来ますよ。」
するとライアさんは難しい顔をして、悩み始めた。
余計なお世話だっただろうか。
「では、髪飾りをお願いします。お城ではなかなか手に入らないので。」
髪飾り?
手に入らない訳ないと少し疑問だったが、髪飾りならどこにあるか探すこともない。
そういった気遣いだと思い、何も言わない。
「こちら、お菓子と髪飾りのお金です。」
そして渡されたのは大金貨2枚。
お店でも買うつもりだろうか。
「そんなに入りません。というかお菓子と髪飾りくらいなら私が出しますよ。」
「いえそんなわけには、」
「大丈夫です。じゃあ行ってきます。」
ライアさんが引き止めるのを振り切り、俺は街へ出かけて行った。
昼過ぎの街。
帝都は観光地としても有名で、いろんな地域から人が集まる。
そのため、街はいつでも人で賑わっている。
「あれ?」
人混みの中、1人のメガネの女性に目が止まった。
服装や雰囲気は普通なのだが、何かが引っ掛かる。
その女性は人通りの少ない裏路地に入って行った。
帝都は決して治安が悪いわけではない。
さらに団長たちが大暴れをして裏組織は軒並み潰れている。
しかし女性が1人で人気のないところを歩くのは危険だ。
心配半分、疑い半分で女性をつける事にした。
女性はどんどん大通りから遠ざかっていく。
怪しい店も多くなってきたが、目的はなんだ?
「ねぇ、なんで私をつけてるの。」
突然女性は後ろを向き、俺を見る。
気配は消していたが、まさか気づくなんて。
「あら、どこかで見たことがあると思ったらカインじゃない。」
俺のことを知っている、と。
だが俺は彼女の顔を見てもなにも思い出せない。
「えっと、どこかで会いましったっけ。」
「あら、私のことわからないの?」
彼女はおもむろにメガネをとった。
「私、デラートよ。」
何か細工をしていたのか、メガネをとった瞬間、彼女がデラート様であると気付いた。
俺はすぐひざまづく。
「も、申し訳ありません。デラート様と気づかず、ご無礼を。」
「いいわよ。心配してついて来てくれたんでしょう。その気持ち、伝わってたわ。」
デラート様はこちらに近づいてくる。
「でも、困ったわね。彼が来てしまったわ。」
「彼とは誰で、っ!」
俺は後ろからの殺気を感じ、咄嗟にデラート様を庇おうとする。
しかし、デラート様は俺を避け、そのまま殺気の放たれる方へ向かってしまう。
皇族の人間を見殺しにしたとなれば俺の首は飛ぶ。
「なにをして、」
俺は殺気の源を見て息を呑む。
デラート様の立っていたのは、
「お前、クランムか。」
「久しぶりだな。」
「デラート様、お下がりください。そいつは、」
俺は腰に手を伸ばし、剣を持っていない事に気がつく。
「クランム、次は一ヶ月後って言ったわよね。」
「申し訳ありません。実はアースが…」
「なるほど。わかったわ。」
親しげに話す2人を見て俺は嫌な予感がした。
「カイン、心配してくれて嬉しいのだけどクランムは私の配下なの。だから、少しお話ししましょう。」
「…はい。」
俺に拒否権はない。クランムがその気になれば俺はすぐに死ぬ。
「あれ、カインさん。こんなところでなにをしているんですか。」
どう逃げようか思案していると、後ろから聞いたことのある声が聞こえた。
後ろにいたのは、
新帝都治安騎士団長ジーアス。
そばには2人の騎士がいる。
助かった。
俺はジーアスに駆け寄ろうとした。しかし。
「ジーアス、カインを逃さないでね。」
「あ、わかりました。そういうことですね。」
そんな、馬鹿な。
安堵から一転、俺は絶望に叩き落とされた。
「カイン、私と一緒に来ない?あなたの実力ならきっと役立つ。」
ここで断れば死ぬ。しかし、彼女に従うわけにはいかない。
俺は何も答えず、デラートを睨む。
「そう、残念ね。ジーアス。」
「はい。じゃあ、カインさん。すみませんが死んでください。」
剣を構えたジーアスが近づいてくる。
後ろには同じく剣を構えた騎士が待機している。
ジーアスが逃しても後ろでカバーする形だ。
「くそっ。」
覚悟を決める。
せめて一矢報いるため、俺はジーアスに突撃した。
「すいません。街でお菓子を買ってきてくれませんか。ミタマ様の話を聞いてツル様が食べてみたいと。」
「わかりました。ライアさんは欲しいものありますか。買って来ますよ。」
するとライアさんは難しい顔をして、悩み始めた。
余計なお世話だっただろうか。
「では、髪飾りをお願いします。お城ではなかなか手に入らないので。」
髪飾り?
手に入らない訳ないと少し疑問だったが、髪飾りならどこにあるか探すこともない。
そういった気遣いだと思い、何も言わない。
「こちら、お菓子と髪飾りのお金です。」
そして渡されたのは大金貨2枚。
お店でも買うつもりだろうか。
「そんなに入りません。というかお菓子と髪飾りくらいなら私が出しますよ。」
「いえそんなわけには、」
「大丈夫です。じゃあ行ってきます。」
ライアさんが引き止めるのを振り切り、俺は街へ出かけて行った。
昼過ぎの街。
帝都は観光地としても有名で、いろんな地域から人が集まる。
そのため、街はいつでも人で賑わっている。
「あれ?」
人混みの中、1人のメガネの女性に目が止まった。
服装や雰囲気は普通なのだが、何かが引っ掛かる。
その女性は人通りの少ない裏路地に入って行った。
帝都は決して治安が悪いわけではない。
さらに団長たちが大暴れをして裏組織は軒並み潰れている。
しかし女性が1人で人気のないところを歩くのは危険だ。
心配半分、疑い半分で女性をつける事にした。
女性はどんどん大通りから遠ざかっていく。
怪しい店も多くなってきたが、目的はなんだ?
「ねぇ、なんで私をつけてるの。」
突然女性は後ろを向き、俺を見る。
気配は消していたが、まさか気づくなんて。
「あら、どこかで見たことがあると思ったらカインじゃない。」
俺のことを知っている、と。
だが俺は彼女の顔を見てもなにも思い出せない。
「えっと、どこかで会いましったっけ。」
「あら、私のことわからないの?」
彼女はおもむろにメガネをとった。
「私、デラートよ。」
何か細工をしていたのか、メガネをとった瞬間、彼女がデラート様であると気付いた。
俺はすぐひざまづく。
「も、申し訳ありません。デラート様と気づかず、ご無礼を。」
「いいわよ。心配してついて来てくれたんでしょう。その気持ち、伝わってたわ。」
デラート様はこちらに近づいてくる。
「でも、困ったわね。彼が来てしまったわ。」
「彼とは誰で、っ!」
俺は後ろからの殺気を感じ、咄嗟にデラート様を庇おうとする。
しかし、デラート様は俺を避け、そのまま殺気の放たれる方へ向かってしまう。
皇族の人間を見殺しにしたとなれば俺の首は飛ぶ。
「なにをして、」
俺は殺気の源を見て息を呑む。
デラート様の立っていたのは、
「お前、クランムか。」
「久しぶりだな。」
「デラート様、お下がりください。そいつは、」
俺は腰に手を伸ばし、剣を持っていない事に気がつく。
「クランム、次は一ヶ月後って言ったわよね。」
「申し訳ありません。実はアースが…」
「なるほど。わかったわ。」
親しげに話す2人を見て俺は嫌な予感がした。
「カイン、心配してくれて嬉しいのだけどクランムは私の配下なの。だから、少しお話ししましょう。」
「…はい。」
俺に拒否権はない。クランムがその気になれば俺はすぐに死ぬ。
「あれ、カインさん。こんなところでなにをしているんですか。」
どう逃げようか思案していると、後ろから聞いたことのある声が聞こえた。
後ろにいたのは、
新帝都治安騎士団長ジーアス。
そばには2人の騎士がいる。
助かった。
俺はジーアスに駆け寄ろうとした。しかし。
「ジーアス、カインを逃さないでね。」
「あ、わかりました。そういうことですね。」
そんな、馬鹿な。
安堵から一転、俺は絶望に叩き落とされた。
「カイン、私と一緒に来ない?あなたの実力ならきっと役立つ。」
ここで断れば死ぬ。しかし、彼女に従うわけにはいかない。
俺は何も答えず、デラートを睨む。
「そう、残念ね。ジーアス。」
「はい。じゃあ、カインさん。すみませんが死んでください。」
剣を構えたジーアスが近づいてくる。
後ろには同じく剣を構えた騎士が待機している。
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「くそっ。」
覚悟を決める。
せめて一矢報いるため、俺はジーアスに突撃した。
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