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最終魔法;私のマジカルノベル 上
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光の中を進んで行くと、薄い膜が立ちはだかっていた。そっとその膜に手を伸ばす。少し弾力があった。
「みんな、待っててね。」
膜の向こうに居るはずのみんなに向かって言う。そして…。
「とりゃ!」
膜を突き破る勢いで突進する。でも、膜は破れたわけではない。体が膜に飲み込まれていく。温かく包み込んでくれる膜だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
光の膜を抜けると、瞼の感覚が戻った。少しづつ、瞼を開く。
「チャ、チャミス…。」
懐かしい三つの顔が瞳の中に飛び込んできた。
「リズミール…。カルト…。アン先輩…。」
金瀬さんにも会いたかったが、今は魔法界での再会というイベントを味わい尽くそう。
「チャミス、魔法界での記憶が戻ったの?」
リズミールの小鳥がさえずるような綺麗な声で問われる。質問に答える前に、体を起こす。
「私、魔法界での記憶も人間界での記憶も思い出せた…かもしれない。」
みんなの顔が「驚」の一言に染まる。
「チャ、チャミス…。」
憎たらしいけど会いたかった声がする。
「俺たちとの記憶が、人間界での記憶が、戻ったのか?」
「多分そういうこと。」
そう言った瞬間、金髪の頭が飛び込んできた。いや、抱き着かれたらしい。
「とにかく…よかったぁ。」
リズミールの安心しきった声が耳元で聞こえる。自分もホッとしているとき、赤毛の頭が体当たりしてきた。…いや、隣に座ってきたらしい。
「チャミスの…馬鹿ヤロー。」
うつむきがちにそう言った。馬鹿ヤロー?この私が?は?
「カルト…覚えてなさいよ。」
小声で復讐を誓う私だった。でも、そんな動作さえ嬉しいと感じた。
「私を忘れてないか?」
目の前にアン先輩が仁王立ちしていた。
「お前が二つの記憶を取り戻したのは謎だが…今は再会を喜ぶことにするか。」
そう言って、私の頭に手を置く。そして、優しく頭を撫でた。アン先輩…。
「早速古魔研の研究内容を見つけたな。今年の古魔研には期待出来そうだ。」
…あぁ、そういえば転部する約束があったっけ。忙しくなりそうだ…。でも、その前にやっておきたいことがある。
「人間界にもう一度行ってもいいですか?」
一瞬、空気が凍り付いた。
「はぁ?」
「え、えぇ?」
「何言ってるんだ?」
各々取り乱しているのが分かる。
「チャミス、もしかして人間界の方が良かったの?」
抱き着いてきたリズミールが、慌てて私の前に座る。
「リズミール落ち着いて。人間界にずっと居たい訳じゃないわ。」
「じゃぁ、なんで?」
リズミールが綺麗な瞳で見つめてくる。いつか、カルトとリズミールの瞳について話したことがあったなぁ…。
「金瀬さんに会いたいの。」
「あの乱暴な奴にか?!」
隣から大声で、しかも耳元で叫ばれる。
「カルト!耳元で叫ぶのはやめてよね!」
「あ、すまん。」
あれ?カルトってこんなに素直だったっけ?
「なんでそんなに素直なの?」
「え、いやぁ…別に。」
何か怪しい…。目線が泳いでいる。フフ、カルトは人の表情を読むのが上手いけど、読まれやすい表情をしてるわね。何か私に罪悪感でもあるのか?
「さぁ、さっさと吐いたらどうだ?」
「苦ッ!」
カルトが悔しさで唇をかむ。血が少し滲むぐらい。(そんなに悔しいのか!)
「わ、悪かったな。チャミスに…記憶を消去する魔法を使っちまって。」
え?…えぇ~‼か、カルト、私の記憶消したの?!
「こればかりはホントにすまなかった。私からも謝ろう。」
アン先輩が、反省する気持ちの欠片も見せずに謝った。
「別に、無事に記憶は戻ったんだし…良いよ。許す。」
そう言うと、また赤毛のヤツが体当たりして…抱き着いてる?…ちょっと重い。すると、さらに金髪の少女がもう一回抱き着いてきた。ちょっと重いけど、まぁいいか…。そのまましばらく三人で抱き合った。
「ごめん……あと、許してくれて、ありが、とう。」
カルトがそう言ったように聞こえた気がした。
「ホント、良かった。」
リズミールがそう呟いたような気もした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あのー、そろそろ人間界に行ってもいいかな?」
数分、三人で再開の嬉しさを嚙み締めたが、全体重を支えている私の体がもう限界だ。床に腕を置いて支えていたが、プルプル震えている。
「あっ。」
慌ててカルトは私の横に座る。
「…あ、ごめん。」
今頃気づいたかのように、リズミールは私の目の前に座る。
「チャミス、人間界に行くの?」
「うん。でも、今回はちゃんと戻ってくるから。」
大丈夫。リズミールとカルトは、記憶を失わずに人間界へ来ることが出来た。なら、私にも出来るはず。
「二人はどうやって人間界に来たの?」
二人の顔を交互に見ながら聞く。二人は、難しい問題を目の当たりにしているような顔をした。
「えーっと…。」
「どこから話せばいいのやら…。」
「最高長官、あとは頼みます!」
リズミールが初めて聞く単語を言う。サイコウチョウカン?最高な朝刊?
「どうやって人間界へ行ったか、か。多分お前には説明しなくてもいいだろう。」
はぁ?なんでよ!
「お前は多分、もう魔力を貯める役割をしていた細胞がすべて破壊された。だから、魔力消去装置を浴びても痛くもかゆくもないはずだ。」
え…。魔力がなくなった?ということは、魔法も使えなくなったってこと?
「詳しくは、後日話す。まずはその金瀬さんとやらに会いに行け。」
確かに。まずはするべきことの優先順位をつけないと。
「アン先輩、人間界への扉はどうやったら開きますか?」
「そんなの、お前がオプード・アザンと唱えて…。あっ!そうか、魔法使えなくなってたな。」
そんなにすぐ忘れるか?!
「まぁいい。校長に頼もう。」
え?校長先生に?黒髪じゃないのに?疑問が頭を駆け巡る中、アン先輩は校長先生を呼びに行った。
「校長先生、実は黒髪なんだよ。」
解説役であるリズミールが説明してくれる。なるほど…!だから、瞳が黒色だったのか!
「確かに、校長先生の瞳黒色だったもんね。」
「え?」
「ん?」
…解説役のリズミールさんに聞いたところ、校長先生は私を生徒会指導室で叱るとき、うっかりしてたらしい。瞳の色を変える魔法をかけ忘れるなんて…。うっかりさんだなぁ。おかげで話も少しややこしくなったし…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「オプード・アザン。」
校長先生が魔法を詠唱する。古い扉が開く音がする。にしても、二回魔法を唱えないと開かない扉だなんて、これを制作した人はどんな感性をしていたのだろう。
「行ってこい。でも、必ず戻れよ。」
アン先輩の一言に背中を押される。
「分かってます!」
一歩踏み出す。光が体を照らすが、今回は何も感じない。すこし悲しいような気もしたが、今は金瀬さんに会いたいという気持ちの方が強かった。
「みんな、待っててね。」
膜の向こうに居るはずのみんなに向かって言う。そして…。
「とりゃ!」
膜を突き破る勢いで突進する。でも、膜は破れたわけではない。体が膜に飲み込まれていく。温かく包み込んでくれる膜だった。
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光の膜を抜けると、瞼の感覚が戻った。少しづつ、瞼を開く。
「チャ、チャミス…。」
懐かしい三つの顔が瞳の中に飛び込んできた。
「リズミール…。カルト…。アン先輩…。」
金瀬さんにも会いたかったが、今は魔法界での再会というイベントを味わい尽くそう。
「チャミス、魔法界での記憶が戻ったの?」
リズミールの小鳥がさえずるような綺麗な声で問われる。質問に答える前に、体を起こす。
「私、魔法界での記憶も人間界での記憶も思い出せた…かもしれない。」
みんなの顔が「驚」の一言に染まる。
「チャ、チャミス…。」
憎たらしいけど会いたかった声がする。
「俺たちとの記憶が、人間界での記憶が、戻ったのか?」
「多分そういうこと。」
そう言った瞬間、金髪の頭が飛び込んできた。いや、抱き着かれたらしい。
「とにかく…よかったぁ。」
リズミールの安心しきった声が耳元で聞こえる。自分もホッとしているとき、赤毛の頭が体当たりしてきた。…いや、隣に座ってきたらしい。
「チャミスの…馬鹿ヤロー。」
うつむきがちにそう言った。馬鹿ヤロー?この私が?は?
「カルト…覚えてなさいよ。」
小声で復讐を誓う私だった。でも、そんな動作さえ嬉しいと感じた。
「私を忘れてないか?」
目の前にアン先輩が仁王立ちしていた。
「お前が二つの記憶を取り戻したのは謎だが…今は再会を喜ぶことにするか。」
そう言って、私の頭に手を置く。そして、優しく頭を撫でた。アン先輩…。
「早速古魔研の研究内容を見つけたな。今年の古魔研には期待出来そうだ。」
…あぁ、そういえば転部する約束があったっけ。忙しくなりそうだ…。でも、その前にやっておきたいことがある。
「人間界にもう一度行ってもいいですか?」
一瞬、空気が凍り付いた。
「はぁ?」
「え、えぇ?」
「何言ってるんだ?」
各々取り乱しているのが分かる。
「チャミス、もしかして人間界の方が良かったの?」
抱き着いてきたリズミールが、慌てて私の前に座る。
「リズミール落ち着いて。人間界にずっと居たい訳じゃないわ。」
「じゃぁ、なんで?」
リズミールが綺麗な瞳で見つめてくる。いつか、カルトとリズミールの瞳について話したことがあったなぁ…。
「金瀬さんに会いたいの。」
「あの乱暴な奴にか?!」
隣から大声で、しかも耳元で叫ばれる。
「カルト!耳元で叫ぶのはやめてよね!」
「あ、すまん。」
あれ?カルトってこんなに素直だったっけ?
「なんでそんなに素直なの?」
「え、いやぁ…別に。」
何か怪しい…。目線が泳いでいる。フフ、カルトは人の表情を読むのが上手いけど、読まれやすい表情をしてるわね。何か私に罪悪感でもあるのか?
「さぁ、さっさと吐いたらどうだ?」
「苦ッ!」
カルトが悔しさで唇をかむ。血が少し滲むぐらい。(そんなに悔しいのか!)
「わ、悪かったな。チャミスに…記憶を消去する魔法を使っちまって。」
え?…えぇ~‼か、カルト、私の記憶消したの?!
「こればかりはホントにすまなかった。私からも謝ろう。」
アン先輩が、反省する気持ちの欠片も見せずに謝った。
「別に、無事に記憶は戻ったんだし…良いよ。許す。」
そう言うと、また赤毛のヤツが体当たりして…抱き着いてる?…ちょっと重い。すると、さらに金髪の少女がもう一回抱き着いてきた。ちょっと重いけど、まぁいいか…。そのまましばらく三人で抱き合った。
「ごめん……あと、許してくれて、ありが、とう。」
カルトがそう言ったように聞こえた気がした。
「ホント、良かった。」
リズミールがそう呟いたような気もした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あのー、そろそろ人間界に行ってもいいかな?」
数分、三人で再開の嬉しさを嚙み締めたが、全体重を支えている私の体がもう限界だ。床に腕を置いて支えていたが、プルプル震えている。
「あっ。」
慌ててカルトは私の横に座る。
「…あ、ごめん。」
今頃気づいたかのように、リズミールは私の目の前に座る。
「チャミス、人間界に行くの?」
「うん。でも、今回はちゃんと戻ってくるから。」
大丈夫。リズミールとカルトは、記憶を失わずに人間界へ来ることが出来た。なら、私にも出来るはず。
「二人はどうやって人間界に来たの?」
二人の顔を交互に見ながら聞く。二人は、難しい問題を目の当たりにしているような顔をした。
「えーっと…。」
「どこから話せばいいのやら…。」
「最高長官、あとは頼みます!」
リズミールが初めて聞く単語を言う。サイコウチョウカン?最高な朝刊?
「どうやって人間界へ行ったか、か。多分お前には説明しなくてもいいだろう。」
はぁ?なんでよ!
「お前は多分、もう魔力を貯める役割をしていた細胞がすべて破壊された。だから、魔力消去装置を浴びても痛くもかゆくもないはずだ。」
え…。魔力がなくなった?ということは、魔法も使えなくなったってこと?
「詳しくは、後日話す。まずはその金瀬さんとやらに会いに行け。」
確かに。まずはするべきことの優先順位をつけないと。
「アン先輩、人間界への扉はどうやったら開きますか?」
「そんなの、お前がオプード・アザンと唱えて…。あっ!そうか、魔法使えなくなってたな。」
そんなにすぐ忘れるか?!
「まぁいい。校長に頼もう。」
え?校長先生に?黒髪じゃないのに?疑問が頭を駆け巡る中、アン先輩は校長先生を呼びに行った。
「校長先生、実は黒髪なんだよ。」
解説役であるリズミールが説明してくれる。なるほど…!だから、瞳が黒色だったのか!
「確かに、校長先生の瞳黒色だったもんね。」
「え?」
「ん?」
…解説役のリズミールさんに聞いたところ、校長先生は私を生徒会指導室で叱るとき、うっかりしてたらしい。瞳の色を変える魔法をかけ忘れるなんて…。うっかりさんだなぁ。おかげで話も少しややこしくなったし…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「オプード・アザン。」
校長先生が魔法を詠唱する。古い扉が開く音がする。にしても、二回魔法を唱えないと開かない扉だなんて、これを制作した人はどんな感性をしていたのだろう。
「行ってこい。でも、必ず戻れよ。」
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