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本編
640話
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「ルイくん、お父さんが迎えに来てくれるらしいけれど、数日掛かりそうだから今日は此処に泊まると良いよ。一人のお部屋も用意するけれど、ルスとライの部屋で一緒に寝てもいい?……からね」
ルスとライをちらりと見ると、満面の笑みだった。
「るい、いっしょにねよ!」
「うん」
「おふろもね、ひろいんだよ」
ルスとライは嬉しそうだ。
「あしたも、みずうみいこうね」
ルイがイルカ族なのを知っている二人はそうルイを誘う。
熊族も虎族も水は好きなため、双子もそれに倣うのだろう。
「じゃあ明日はママが一緒にいこうかな」
「わぁい!ママいっしょなの?」
「ピクニックみたいにサンドイッチ作って、遊んだらご飯食べて帰ってこようか」
「うん!」
「やった。ママのサンドイッチはおいしいんだよ!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねる双子。
「俺も泳いでもいいよね?」
くるりとリルとレヴィを振り向くと、二人は眉を顰めていた。
「リクトの裸……」
そこから先のリルの言葉を手で塞ぎ、双子とルイに向き直った。
「明日、天気ならだけどね?雨だったら寒いから止めようね」
「じゃあ、てるてるぼうずつくる!」
ルスがそう言うと、ライがうん!と頷く。
俺がだいぶ前に話をしたのを覚えていたのだろう。
「作ろうか。ルイくんも。今、布を持ってくるから待っててね」
白い布と綿と紐……それに顔を書くためのペン。
俺は一度部屋に戻ると刺繍用の裁縫箱の中から刺繍練習用の白い布を取り出して戻ってくると、ラディットさんがいつの間にかペンを用意してくれていた。
「ありがとうございます」
「いえ、水に滲みにくいインクになっております」
「助かります」
有難く受け取り、子供たちのいるリビングへ戻ると、子供たちは静かに座って待っていた。
どうやらルスがルイにてるてるぼうずがどんな物かを説明していたらしい。
「お待たせ、ハサミは危ないからママが使うからね」
そう言いながら白い布をハサミで裁っていく。
何枚か布を作ると、先ずは一人一枚布を渡して先ずはルイにわかるように綿を千切り丸めると布の中央で覆い、首になる所を紐で縛ると顔を書く。
出来上がりを見せると、ルイは楽しそうに作業を始める。
「まま、ぬのもっときって」
ライがお願いしてくると?俺は首を傾げた。
「沢山作るの?」
「うん、ルスとパパやママもつくるの」
「パパとママも?」
「じぃじとばぁばも!」
「ねぇねもつくる」
「らでぃとねいも」
双子の大合唱だ。
「じゃあ、ママはシャーラを作ろうかな」
俺はにこりと笑うと、遠くからこちらを見ていたリルを呼ぶと、此処を任せる。
布をこの位の大きさにしてとおねがいをしてから、その足で玄関から外に出てシャーラの木の下に行くとシャーラに声を掛けた。
「シャーラ、子供たちのために一枚だけ葉っぱをくれない?シャーラも家族だから……貰ったら痛いかな……」
そう聞くと、シャーラの一枝がさわさわ揺れて一枚ぽとりと葉が落ちた。
「ありがとう、てるてるぼうずを作ったら子供たちと見せに来るね?」
だいぶリオさんたちの実は大きくなっていて、もうすぐだろうなと思いながら俺はシャーラを抱き締めた。
シャーラは小さく枝を揺らすと、俺は一枚の葉を手にリビングへと戻るのだった。
ルスとライをちらりと見ると、満面の笑みだった。
「るい、いっしょにねよ!」
「うん」
「おふろもね、ひろいんだよ」
ルスとライは嬉しそうだ。
「あしたも、みずうみいこうね」
ルイがイルカ族なのを知っている二人はそうルイを誘う。
熊族も虎族も水は好きなため、双子もそれに倣うのだろう。
「じゃあ明日はママが一緒にいこうかな」
「わぁい!ママいっしょなの?」
「ピクニックみたいにサンドイッチ作って、遊んだらご飯食べて帰ってこようか」
「うん!」
「やった。ママのサンドイッチはおいしいんだよ!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねる双子。
「俺も泳いでもいいよね?」
くるりとリルとレヴィを振り向くと、二人は眉を顰めていた。
「リクトの裸……」
そこから先のリルの言葉を手で塞ぎ、双子とルイに向き直った。
「明日、天気ならだけどね?雨だったら寒いから止めようね」
「じゃあ、てるてるぼうずつくる!」
ルスがそう言うと、ライがうん!と頷く。
俺がだいぶ前に話をしたのを覚えていたのだろう。
「作ろうか。ルイくんも。今、布を持ってくるから待っててね」
白い布と綿と紐……それに顔を書くためのペン。
俺は一度部屋に戻ると刺繍用の裁縫箱の中から刺繍練習用の白い布を取り出して戻ってくると、ラディットさんがいつの間にかペンを用意してくれていた。
「ありがとうございます」
「いえ、水に滲みにくいインクになっております」
「助かります」
有難く受け取り、子供たちのいるリビングへ戻ると、子供たちは静かに座って待っていた。
どうやらルスがルイにてるてるぼうずがどんな物かを説明していたらしい。
「お待たせ、ハサミは危ないからママが使うからね」
そう言いながら白い布をハサミで裁っていく。
何枚か布を作ると、先ずは一人一枚布を渡して先ずはルイにわかるように綿を千切り丸めると布の中央で覆い、首になる所を紐で縛ると顔を書く。
出来上がりを見せると、ルイは楽しそうに作業を始める。
「まま、ぬのもっときって」
ライがお願いしてくると?俺は首を傾げた。
「沢山作るの?」
「うん、ルスとパパやママもつくるの」
「パパとママも?」
「じぃじとばぁばも!」
「ねぇねもつくる」
「らでぃとねいも」
双子の大合唱だ。
「じゃあ、ママはシャーラを作ろうかな」
俺はにこりと笑うと、遠くからこちらを見ていたリルを呼ぶと、此処を任せる。
布をこの位の大きさにしてとおねがいをしてから、その足で玄関から外に出てシャーラの木の下に行くとシャーラに声を掛けた。
「シャーラ、子供たちのために一枚だけ葉っぱをくれない?シャーラも家族だから……貰ったら痛いかな……」
そう聞くと、シャーラの一枝がさわさわ揺れて一枚ぽとりと葉が落ちた。
「ありがとう、てるてるぼうずを作ったら子供たちと見せに来るね?」
だいぶリオさんたちの実は大きくなっていて、もうすぐだろうなと思いながら俺はシャーラを抱き締めた。
シャーラは小さく枝を揺らすと、俺は一枚の葉を手にリビングへと戻るのだった。
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