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本編
661話
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「わぁ!」
リルが足を止めた先には幻想的な風景が広がっていた。
『満月になりゃもっと咲くんだろうけどな』
森をわけ入り進んだ先にあったのは小さな空間。
下に生えた草の中に白く小さな花がいくつも咲いていた。
星のような五枚の花弁。
草の中に月の光を受けて浮かび上がるように見えた。
「綺麗だね。凄い……初めて見たかも?」
俺はリルにありがとうと背中から下りてキスをする。
すると、リルはその場で獣化を解いた。
「わ、リル!」
いきなりの全裸に慌てて俺は顔を背けながらインベントリーから服を取り出した。
「見慣れてンだろうに……いつまでもリクトは初々しいな」
「そうだな」
聞きなれた低音ボイスはレヴィだ。
「もう、レヴィも……風邪引くよ」
二人にぐいぐいと服を押し付けて、俺はできるだけ二人を見ないようにして視線を落としていたが、二人が服を着る様子はない……ない?
「え?」
「リクトも少し寒いかもしれねぇけど、脱げそうならそのままこっち来いよ。気持ちいいんだぜ?」
グイッとリルに手を引かれて俺は花の上に倒れ込む。
花が潰れると思った瞬間、グイッと下から押し上げられる感触に驚いた。
「え、何!?」
力強い感触に俺は掌で葉に触れた。
「凄い、ベッドみたいだ」
隙間なくみっしりと葉を広げた花は驚く感触をしていた。
「はは、面白ぇだろ?」
ゴロゴロとリルが花の上を転がってみると、その白く発光していた花がふわりと一瞬閉じてから直ぐに開くと色が変化した。
「こんな花は初めて」
俺は年甲斐もなくはしゃいでしまった。
「ピンクだ。これも綺麗だね」
俺は何気なくそう口にすると、リルとレヴィが何やら顔を見合せてにやりと笑う。
「へえー……ピンクかぁリクトありがとうな」
ご満悦なリルはひとつの花を摘み取ると俺に渡してくる。
えっ!?と思いながら受け取ると、ピンクが少し濃くなった気がした。
「この花は、恋人や伴侶との愛情が色になるのと、口に含むと少しの催淫作用がある」
「さっ、催淫作用!?」
手にしていた花をリルに返し、俺は大丈夫だろうかと手を握る。
「出来ればリクトにこの花を噛んで欲しい……」
「子供たちもいねぇし、いいだろ?」
ふたりに挟まれて俺はどうしていいかわからない。
「ここ、外……だよ」
引っ掛かるのはそれだけでリルとレヴィは愛しているのだ。
「夜だからわからねぇって……くしゅ」
リルが盛大にくしゃみをすると、二人が半裸なのを俺は漸く思い出した。
リルが足を止めた先には幻想的な風景が広がっていた。
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星のような五枚の花弁。
草の中に月の光を受けて浮かび上がるように見えた。
「綺麗だね。凄い……初めて見たかも?」
俺はリルにありがとうと背中から下りてキスをする。
すると、リルはその場で獣化を解いた。
「わ、リル!」
いきなりの全裸に慌てて俺は顔を背けながらインベントリーから服を取り出した。
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「そうだな」
聞きなれた低音ボイスはレヴィだ。
「もう、レヴィも……風邪引くよ」
二人にぐいぐいと服を押し付けて、俺はできるだけ二人を見ないようにして視線を落としていたが、二人が服を着る様子はない……ない?
「え?」
「リクトも少し寒いかもしれねぇけど、脱げそうならそのままこっち来いよ。気持ちいいんだぜ?」
グイッとリルに手を引かれて俺は花の上に倒れ込む。
花が潰れると思った瞬間、グイッと下から押し上げられる感触に驚いた。
「え、何!?」
力強い感触に俺は掌で葉に触れた。
「凄い、ベッドみたいだ」
隙間なくみっしりと葉を広げた花は驚く感触をしていた。
「はは、面白ぇだろ?」
ゴロゴロとリルが花の上を転がってみると、その白く発光していた花がふわりと一瞬閉じてから直ぐに開くと色が変化した。
「こんな花は初めて」
俺は年甲斐もなくはしゃいでしまった。
「ピンクだ。これも綺麗だね」
俺は何気なくそう口にすると、リルとレヴィが何やら顔を見合せてにやりと笑う。
「へえー……ピンクかぁリクトありがとうな」
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「この花は、恋人や伴侶との愛情が色になるのと、口に含むと少しの催淫作用がある」
「さっ、催淫作用!?」
手にしていた花をリルに返し、俺は大丈夫だろうかと手を握る。
「出来ればリクトにこの花を噛んで欲しい……」
「子供たちもいねぇし、いいだろ?」
ふたりに挟まれて俺はどうしていいかわからない。
「ここ、外……だよ」
引っ掛かるのはそれだけでリルとレヴィは愛しているのだ。
「夜だからわからねぇって……くしゅ」
リルが盛大にくしゃみをすると、二人が半裸なのを俺は漸く思い出した。
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