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第4章、 それぞれの戦い
フェアリーガーデン?(*^^*)?
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今のところ、フェアリーガーデンの要素が全く出てきていないと思う人もいるかもしれないけど、それには訳がある。
フェアリーガーデンは妖精神子の儀式が終わると いけるようになる、 神聖な場所なのだ。
そこでは 妖精を育てて妖精魔法をパワーアップさせたり、 攻略対象とデートをすることができる。
私は今、 入ることが許されていないはずのフェアリーガーデンにいた。
これはどういうことだろうか。
私は ロイドに 魔法と魔族の居場所を教え、 彼では手に負えない 魔族を 葬ることにした。
「[ フェアリーテレポート]!」
「師匠、 やっと見つけた。 探したぞ」
私がテレポートの魔法を唱えると同時に、 アレクが肩に触れてきた。 そのせいだろうか。 座標がずれて、気がついたらフェアリーガーデンにいたのである。
「 ここはどこだ?」
「 フェアリーガーデンだよ」
アレクの質問に答えたのは私ではない。
「 また弟なの」
「 可愛い弟が会いに来たんだから、もっと嬉しそうにしてよ」
「 どう見ても師匠より年上...... 複雑な家庭事情があるんだな」
複雑といえば複雑かもしれないけど、面倒だからいちいち説明してられないよ。
それにしても弟は何の目的があって、魔族を王都に 侵入させたのだろうか?
「 弟はバッドエンドを狙っているの?」
「 僕はお姉ちゃんの幸せを願っているよ」
にっこり。
弟は相変わらずシスコンだった。
世界滅亡エンドでは、 魔王とアンジェリカ以外は消えてしまうから、 当然エリスリーナも死んでしまう。
今の私はエリスリーナだから、 弟は最悪のバッドエンドは狙わないはずだ。
...... 狙わないよね?
少しだけ不安になってくる。
私はエリスリーナの精神状態の影響を受けている。 魔王になった弟もそうに違いない。
破壊衝動が出ていなければいいんだけど......。
「 弟は何がしたいの?王都 襲撃は滅亡フラグなはずなんだけど」
「 キャラクターのレベルアップの為だよ」
「 どういうこと?」
「 お姉ちゃんはできるだけ早く隠しダンジョンの裏ボスと戦いたいよね?」
「 そりゃそうだよ」
裏ボスを倒して 、[ フェアリーウィッシュ ]を手に入れるんだからね。
「 お姉ちゃん一人では 倒せない。 他のキャラクターのレベルアップが必要でしょう」
「 それはそうだけど、何もこんなやり方をしなくてもいいじゃない!」
「 他のイベントでも人は死ぬよ?」
「 それは......」
私が今まで目を背けていた事実で、耳が痛かった。
フェアリーガーデンは妖精神子の儀式が終わると いけるようになる、 神聖な場所なのだ。
そこでは 妖精を育てて妖精魔法をパワーアップさせたり、 攻略対象とデートをすることができる。
私は今、 入ることが許されていないはずのフェアリーガーデンにいた。
これはどういうことだろうか。
私は ロイドに 魔法と魔族の居場所を教え、 彼では手に負えない 魔族を 葬ることにした。
「[ フェアリーテレポート]!」
「師匠、 やっと見つけた。 探したぞ」
私がテレポートの魔法を唱えると同時に、 アレクが肩に触れてきた。 そのせいだろうか。 座標がずれて、気がついたらフェアリーガーデンにいたのである。
「 ここはどこだ?」
「 フェアリーガーデンだよ」
アレクの質問に答えたのは私ではない。
「 また弟なの」
「 可愛い弟が会いに来たんだから、もっと嬉しそうにしてよ」
「 どう見ても師匠より年上...... 複雑な家庭事情があるんだな」
複雑といえば複雑かもしれないけど、面倒だからいちいち説明してられないよ。
それにしても弟は何の目的があって、魔族を王都に 侵入させたのだろうか?
「 弟はバッドエンドを狙っているの?」
「 僕はお姉ちゃんの幸せを願っているよ」
にっこり。
弟は相変わらずシスコンだった。
世界滅亡エンドでは、 魔王とアンジェリカ以外は消えてしまうから、 当然エリスリーナも死んでしまう。
今の私はエリスリーナだから、 弟は最悪のバッドエンドは狙わないはずだ。
...... 狙わないよね?
少しだけ不安になってくる。
私はエリスリーナの精神状態の影響を受けている。 魔王になった弟もそうに違いない。
破壊衝動が出ていなければいいんだけど......。
「 弟は何がしたいの?王都 襲撃は滅亡フラグなはずなんだけど」
「 キャラクターのレベルアップの為だよ」
「 どういうこと?」
「 お姉ちゃんはできるだけ早く隠しダンジョンの裏ボスと戦いたいよね?」
「 そりゃそうだよ」
裏ボスを倒して 、[ フェアリーウィッシュ ]を手に入れるんだからね。
「 お姉ちゃん一人では 倒せない。 他のキャラクターのレベルアップが必要でしょう」
「 それはそうだけど、何もこんなやり方をしなくてもいいじゃない!」
「 他のイベントでも人は死ぬよ?」
「 それは......」
私が今まで目を背けていた事実で、耳が痛かった。
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