恋は一途に、彼は全盲

めでんノベルチーム

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本作品

希望、光が見える。

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そして眼帯を取り外す当日がやってきた。

医「潤くん、今日は抜糸をして眼帯を取る日だね。午後一番で診察室で処置するからね。」そう言い担当医は病室を出ていった。

潤は不安と期待が入り交じり、胸がいっぱいになりながらも診察の時間がくるのを、まだかまだかと待ち遠しかった。
その頃亜衣も不安と期待で胸がいっぱいになりながら音楽事務所にいた。

音P「どうだ?体調は大丈夫か?まぁ元気そうな顔をしてるな、じゃこれからリハーサルもあるから武道館に向かうぞ。・・・それじゃ三崎、いよいよこれから日本武道館だ、ここで三崎亜衣の新人歌手デビュー発表会が大成功のまま終わるように気合を入れる!!」

『いくぜっ・・・・・・エイッエイッオー・・・』

そして亜衣はスタッフと共に日本武道館へ向かった。だが亜衣は潤の目のことが気になっていた。

潤は抜糸と眼帯を外す時がとうとうやってきた。潤と親父そして剛は、迎えにきた看護師と一緒に診察室に入室した。

看護師「先生、潤くんをお連れいたしました」

処置医「それじゃあ潤くん始めるよ」

そう言い、潤の包帯をゆっくりと剥がし始めた。剥がし終わると看護師は部屋を暗くした。

処置医「・・・潤くん、ゆっくりでいいから、ゆっくり目を開けてみなさい。」

潤は本当に目が治ったのかと不安になりながらも、ゆっくりと目を開けた。先生が「潤くんー見えますかー?」と言う。潤は声を震わせながら

「・・・み、み、みみみ見えるっっ・・・」

嬉しくて嬉しくて本当に小さな声で言葉にならないながらもやっとの思いで、先生に『見えます・・・』と伝えた。
親父と剛は泣きながら、よかった・・・よかった・・・とそう言って潤に抱きついた。その後もしばらくは喜びをわかちあうかのように3人は抱き合ったままだった。・・・その時、潤が何かを思い出したかのようにこう言った。

潤「今日って、亜衣のデビューの日だろ?日本武道館に間に合わなくなるぞ!早く行かなくちゃ!!・・・先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました!!あとでゆっくりと挨拶にきますので。今はすいません、忙しいので失礼させていただきます!」

潤は深深と頭を下げ、今までのお礼をし、潤と親父そして剛は病院をあとにした。

剛「俺、車用意してるからそれに乗って武道館に行くぞ!」

潤「あ、まて、服はこれでいいのか?バリバリ普段着じゃないか!だめだろ?」

親父「安心しろ潤!お前のお気に入りスーツも靴も全部持ってきてあるぞ!」

潤「親父さすが!ありがとう!」

こうして3人は日本武道館へ向かった。
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