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第1章 伝説の幕開け
俺、女の子を救う。
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俺の名前はアイク。フルネームはアイク・フォン・ドラグレン。歳は今日で7歳だ。好きな食べ物はリンゴで、好きな人はお母さん。好きなことは……etc.
俺の住んでいる場所は高い山の上に作られた人族の村、ドンドリオン。ここは山の上にある村だから他の村や町に侵略される心配が少なく、安全な村らしい。
俺は人族の中でも珍しい森人族のお母さんとさらに珍しい竜族のお父さんを親に持つ混血児だ。
生まれつき眼が金色で普通の人よりも鋭い。お父さんと似ている部分は眼だけだとお母さんは言った。他の部分はお母さんと同じ人族だ。
お母さんからは
「人族と竜族の子供だと言うことは軽々と周りに言いふらしたらダメよ。」
と言われて育った。
竜族は人族に恐れられており、俺が竜族であることが分かると態度を豹変させ、迫害するようになるらしい。
俺は5歳の時から父に戦いを教えてもらっていた。この星には魔族、竜族、精霊族、人族を餌としか見ていない凶悪な野獣と呼ばれるものたちが暮らしているらしい。
奴らにもし遭遇した場合、自分でなんとかできるように強くなっておく必要があるとお父さんは言っていた。
とか言いつつ、本当は俺のことをいじめたいだけなんだ。
家の前の庭で何度も何度も俺のことを殴って吹っ飛ばしては
「アイク弱すぎ(笑)ウケるんですけど(笑笑)」
とか言いながら無理やり立たせて特訓させるんだ。お父さんなんて嫌いだ!
そして今日、俺は7歳になった。7歳は成人の真ん中だから少し大きめのお祝いをすることになっている。
それなのにお父さんは
「よし、7歳になったな!もう大人の真ん中なんだからそろそろ野獣くらい倒してこい(キリッ)」
とか言って俺のことを楽しそうに追い出しやがった。
いつもならお父さんが野獣倒してこい、って言うたびにお母さんが庇ってくれたのに今日は違った。
お母さんは
「……今日は倒しに行きなさい。お祝いはあなたが帰ってきてからよ。」
と言い、俺のことを笑顔で見送っていた。もうお父さんもお母さんも知らん。
お母さんに言われた通り村の正門を出て行き、山を下り始めて20分くらい経ったところで何やら女の子の悲鳴が聞こえてきた。
急いで悲鳴の聞こえた場所に向かうと黒くて長い髪の女の子が覆いかぶさってきた狼型の野獣から必死に逃れようとしていた。
「嫌、やめて。早くこの葉っぱをママに持ってかないとママが死んじゃうの。」
その子の腰には確かに葉っぱの入った瓶が巻き付けられていた。
俺はすぐさま女の子に近づき、覆いかぶさった野獣の隙だらけの脇腹に蹴りを入れた。
見事に脇腹を捉えた蹴りは野獣に当たった瞬間、野獣の脇腹を破裂させた。
「……えっ?……」
女の子の驚いたような呟きが聞こえた。
野獣の返り血が俺と女の子を真っ赤に染める。
野獣は俺の蹴りが直撃した瞬間即死だった。
俺は
「大丈夫?君、ケガはない?」
と精一杯優しく声をかけたつもりだったが、彼女は……
「子供の皮を被ったバケモノだーー!」
と言った後、大慌てで山を下っていった。
きっと俺の鋭い眼が怖かったんだろう。
お父さんに心の中で文句を言いながら目標も達成したし帰ろうと思ったその時、俺の視界の端に葉っぱの入った瓶が映り込んだ。
それはあの女の子が大慌てで逃げる時に落ちてしまったものだろう。
俺は、やれやれ今日はついていない。と思いながら彼女についた血を頼りにその後を追うことにするのだった。
俺の住んでいる場所は高い山の上に作られた人族の村、ドンドリオン。ここは山の上にある村だから他の村や町に侵略される心配が少なく、安全な村らしい。
俺は人族の中でも珍しい森人族のお母さんとさらに珍しい竜族のお父さんを親に持つ混血児だ。
生まれつき眼が金色で普通の人よりも鋭い。お父さんと似ている部分は眼だけだとお母さんは言った。他の部分はお母さんと同じ人族だ。
お母さんからは
「人族と竜族の子供だと言うことは軽々と周りに言いふらしたらダメよ。」
と言われて育った。
竜族は人族に恐れられており、俺が竜族であることが分かると態度を豹変させ、迫害するようになるらしい。
俺は5歳の時から父に戦いを教えてもらっていた。この星には魔族、竜族、精霊族、人族を餌としか見ていない凶悪な野獣と呼ばれるものたちが暮らしているらしい。
奴らにもし遭遇した場合、自分でなんとかできるように強くなっておく必要があるとお父さんは言っていた。
とか言いつつ、本当は俺のことをいじめたいだけなんだ。
家の前の庭で何度も何度も俺のことを殴って吹っ飛ばしては
「アイク弱すぎ(笑)ウケるんですけど(笑笑)」
とか言いながら無理やり立たせて特訓させるんだ。お父さんなんて嫌いだ!
そして今日、俺は7歳になった。7歳は成人の真ん中だから少し大きめのお祝いをすることになっている。
それなのにお父さんは
「よし、7歳になったな!もう大人の真ん中なんだからそろそろ野獣くらい倒してこい(キリッ)」
とか言って俺のことを楽しそうに追い出しやがった。
いつもならお父さんが野獣倒してこい、って言うたびにお母さんが庇ってくれたのに今日は違った。
お母さんは
「……今日は倒しに行きなさい。お祝いはあなたが帰ってきてからよ。」
と言い、俺のことを笑顔で見送っていた。もうお父さんもお母さんも知らん。
お母さんに言われた通り村の正門を出て行き、山を下り始めて20分くらい経ったところで何やら女の子の悲鳴が聞こえてきた。
急いで悲鳴の聞こえた場所に向かうと黒くて長い髪の女の子が覆いかぶさってきた狼型の野獣から必死に逃れようとしていた。
「嫌、やめて。早くこの葉っぱをママに持ってかないとママが死んじゃうの。」
その子の腰には確かに葉っぱの入った瓶が巻き付けられていた。
俺はすぐさま女の子に近づき、覆いかぶさった野獣の隙だらけの脇腹に蹴りを入れた。
見事に脇腹を捉えた蹴りは野獣に当たった瞬間、野獣の脇腹を破裂させた。
「……えっ?……」
女の子の驚いたような呟きが聞こえた。
野獣の返り血が俺と女の子を真っ赤に染める。
野獣は俺の蹴りが直撃した瞬間即死だった。
俺は
「大丈夫?君、ケガはない?」
と精一杯優しく声をかけたつもりだったが、彼女は……
「子供の皮を被ったバケモノだーー!」
と言った後、大慌てで山を下っていった。
きっと俺の鋭い眼が怖かったんだろう。
お父さんに心の中で文句を言いながら目標も達成したし帰ろうと思ったその時、俺の視界の端に葉っぱの入った瓶が映り込んだ。
それはあの女の子が大慌てで逃げる時に落ちてしまったものだろう。
俺は、やれやれ今日はついていない。と思いながら彼女についた血を頼りにその後を追うことにするのだった。
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