3 / 4
検査入院
しおりを挟む
翌日の朝、三人は普段と同じように朝御飯を食べて病院へと向かいました。
昨日、ママとパパは、こうちゃんが検査入院から無事に帰って来る事を願って
「明日は普段通りに過ごそう」
と決めたのです。
入院に必要な物の他に、少しでも気を紛らすことが出来るように、旅行に必ず持っていく小さなブロックが入った籠も用意しました。
病院へは、出勤前のパパが送ってくれて、割り当てられた病室まで一緒に来てくれました。
会社には、こうちゃんの事を伝えていないので、パパはそのまま会社に行かなければなりませんでした。
「パパ、行ってらっしゃい。お仕事頑張ってね」
こうちゃんの何時もと変わらない笑顔と挨拶に、パパも笑顔で
「行ってくるよ。こうちゃんも検査頑張るんだぞ。注射で泣かないようにね」
と言いながら、頭を撫でてくれました。
「大丈夫だよ。僕はもう注射で泣かないもん」
こうちゃんの返事に、パパは笑いながら手を振ると、仕事へと出掛けて行きました。
ママが荷物を片付け終わった頃、担当の看護師さんが、病室へ入って来ました。牧野さんといって、検査の間こうちゃんのお世話をしてくれるのです。
検査の間、ママはお留守番ですが、自分が泊まる為のお布団の手配や食事の手配など、忙しくしていたので、時間を長く感じることはありませんでした。
お昼少し前にはこうちゃんも戻って来て、二人で一緒にお昼ごはんを食べました。
こうちゃんは、ごはんを食べながら検査の事などを教えてくれ、
「注射もしたけど、泣かなかったよ」
と、ちょっと得意気な表情で話す姿に、ママも思わず笑みをこぼすのでした。
お昼ご飯の後、しばらくすると牧野さんが来てくれました。こうちゃんはママに手を振って午後の検査へと向かいました。
昨日、ママとパパは、こうちゃんが検査入院から無事に帰って来る事を願って
「明日は普段通りに過ごそう」
と決めたのです。
入院に必要な物の他に、少しでも気を紛らすことが出来るように、旅行に必ず持っていく小さなブロックが入った籠も用意しました。
病院へは、出勤前のパパが送ってくれて、割り当てられた病室まで一緒に来てくれました。
会社には、こうちゃんの事を伝えていないので、パパはそのまま会社に行かなければなりませんでした。
「パパ、行ってらっしゃい。お仕事頑張ってね」
こうちゃんの何時もと変わらない笑顔と挨拶に、パパも笑顔で
「行ってくるよ。こうちゃんも検査頑張るんだぞ。注射で泣かないようにね」
と言いながら、頭を撫でてくれました。
「大丈夫だよ。僕はもう注射で泣かないもん」
こうちゃんの返事に、パパは笑いながら手を振ると、仕事へと出掛けて行きました。
ママが荷物を片付け終わった頃、担当の看護師さんが、病室へ入って来ました。牧野さんといって、検査の間こうちゃんのお世話をしてくれるのです。
検査の間、ママはお留守番ですが、自分が泊まる為のお布団の手配や食事の手配など、忙しくしていたので、時間を長く感じることはありませんでした。
お昼少し前にはこうちゃんも戻って来て、二人で一緒にお昼ごはんを食べました。
こうちゃんは、ごはんを食べながら検査の事などを教えてくれ、
「注射もしたけど、泣かなかったよ」
と、ちょっと得意気な表情で話す姿に、ママも思わず笑みをこぼすのでした。
お昼ご飯の後、しばらくすると牧野さんが来てくれました。こうちゃんはママに手を振って午後の検査へと向かいました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる