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20.デートのお誘いだと!?
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過労で倒れてから、3ヶ月が経った。
あれから1つだけ、今までと変わったことがある。
トーニャの非番に合わせて、休日を設定し、その時間を一緒に過ごすようになった。
最初の頃は強制的に付き合わされていたが、今となっては1週間の楽しみとなっているのは内緒だ。
今回は小春日和だったので、城内の庭園でランチも兼ねたピクニックだ。
ちなみに弁当は俺が作っている。
一人暮らしも長かったので、実は料理には自信があるのだ。
頬をリスのように食べ物で膨らませて、美味しそうにガツガツ食べているトーニャの姿は何だか可愛らしく見えてくる。
王子様の口に合ったようで、何よりです。
食後、2人でのんびりとお茶を飲んでいると、トーニャが口を開く。
「太陽祭って知ってるか」
「太陽祭??」
「ああ、もうすぐ本格的に冬が来るだろう。その前に今年の収穫を太陽に感謝するための祭りだ。城下は出店で賑わうし、夜になると花火も上がるぞ」
「楽しそうだな」
季節は違うが、現代で言う夏祭りのようだ。
異世界でも人間の風習は変わらないということなんだろう。
「一緒に行かないか?次の休みと同じ日なんだ」
これってデートのお誘い!?
意識したら、何だかドキドキしてきた!!
「嫌か?」
俺が黙っているのを否定とみなしたようだ。
本当はあたふたしているだけなんだけど。
「嫌じゃない!行く!」
「おう」
自分が思っていたよりも強く返答してしまい、恥ずかしくなった。
その上、俺の答えに対して、トーニャが嬉しそうに微笑んだので、より一層ドキドキが止まらなくなってしまった。
あれから1つだけ、今までと変わったことがある。
トーニャの非番に合わせて、休日を設定し、その時間を一緒に過ごすようになった。
最初の頃は強制的に付き合わされていたが、今となっては1週間の楽しみとなっているのは内緒だ。
今回は小春日和だったので、城内の庭園でランチも兼ねたピクニックだ。
ちなみに弁当は俺が作っている。
一人暮らしも長かったので、実は料理には自信があるのだ。
頬をリスのように食べ物で膨らませて、美味しそうにガツガツ食べているトーニャの姿は何だか可愛らしく見えてくる。
王子様の口に合ったようで、何よりです。
食後、2人でのんびりとお茶を飲んでいると、トーニャが口を開く。
「太陽祭って知ってるか」
「太陽祭??」
「ああ、もうすぐ本格的に冬が来るだろう。その前に今年の収穫を太陽に感謝するための祭りだ。城下は出店で賑わうし、夜になると花火も上がるぞ」
「楽しそうだな」
季節は違うが、現代で言う夏祭りのようだ。
異世界でも人間の風習は変わらないということなんだろう。
「一緒に行かないか?次の休みと同じ日なんだ」
これってデートのお誘い!?
意識したら、何だかドキドキしてきた!!
「嫌か?」
俺が黙っているのを否定とみなしたようだ。
本当はあたふたしているだけなんだけど。
「嫌じゃない!行く!」
「おう」
自分が思っていたよりも強く返答してしまい、恥ずかしくなった。
その上、俺の答えに対して、トーニャが嬉しそうに微笑んだので、より一層ドキドキが止まらなくなってしまった。
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