36 / 144
第1章
幕間8 ある襲撃者たちと……②
しおりを挟む
「……ウ……ア…………アァァァァァアアッ!!」
獣のような咆哮を上げ、侍女の姿と魔物の力を併せ持った少女が、執務机を軽々と飛び越え、こちらに襲い掛かる。
「ジャイールっ!」
「応よ!」
オレは一歩後ろに引きながらエイミ嬢の相手を引き受け、ジャイールの進路と戦場を確保する。
「っしゃあ!」
巨体の割に素早く駆け込むと、ジャイールは片手でソファーの一つを掴み上げ、領主に向けて力任せに投げ飛ばす。
唸りを上げて迫る大型の家具。領主はそれに、何も持たない右手を静かに掲げ……次の瞬間、ソファーの中央が中空で、〝何か〟にグシャリと潰された。
受け止める、ではなく、向かってきた物を引き千切るかのような一瞬の破壊。難を逃れたソファーの端と端が、投擲の勢いを殺さないまま、領主を避けるように壁に激突する。
投げた本人は、今目の前で起こったことを気にする様子もなく(あるいはいつも通り小難しく考えていないだけかもしれんが)、領主の体に刃を突き立てるべく、突進する。が――
ガギン――!
金属が衝突する音と共に、大剣の切っ先が弾かれる。
今度は、はっきりと見えた。向かい来る大剣に差し出すように掲げられた領主の右手が……見る間にグニャリと形を変え、黒鉄の盾と化してジャイールの突きを防ぐ様を。
「――私の魔術は『血肉』。この身を剣より鋭く、盾より硬くすることもできるんですよ。ほら、こんな風に――」
パルティールでは遭遇する機会がなくとも、実際に魔物領に足を運んだ者の噂、生態を研究する学者などによって、魔族に関する調査はある程度進んでいる。その一つであり、人間と決定的に違うものが、詠唱を要しないという魔族の魔術だ。
「(自身の身体を操る……魔族特有のものか。それも興味深いが……詠唱せずに魔術を扱えるのも、定説通りとはな……!)」
例に漏れず、目の前の女魔族も手をかざすだけで術を使い、右手をさらに変異させてみせる。
盾は大剣の一撃を防いだ後、面積が縮小すると共に中心が隆起し始める。次第に形成されゆく長大な刃は、次の瞬間、膨れ上がるように伸長し、眼前の敵を刺し貫くべく、矢のように迫――
――かはぁぁぁ……
突きを弾かれた位置で足を止めていた巨体から、低く、重く、呼吸が響く。
肩で担ぐように大剣を構え、強く後ろ脚を踏み込み前進。自身に迫る魔術の肉刃を、武器を担いだ構えそのままに、わずかに膝を抜いてかわし……重心を落とした反動を使い下方から跳ね上げ、弾く。魔族の腕が上がり、胴が空く。
「……!? ですが……!」
防がれ、態勢を崩されたことに領主は幾分戸惑った様子だったが、咄嗟に腹部を鎧のごとく変異させ、迫る刃金に耐えるべく身構える。
「っぜぇぇえりゃああああ!!」
――そこへ、一閃が走る。
巨体から伝わる力を乗せた大剣は、魔術で変異・強化させた胴部を薙ぎ払い、その身を二つに分け、さらには背後の壁をも寸断し、宙を薙ぐ。行き過ぎた刃はやがて床の半ばまで食い込み……そこで、ようやく停止した。
「――? ……? 魔具ですらない、ただの剣で、私の、魔術を……?」
無残に断ち切られた上半身は、落下する間も心底不思議そうに、信じられないものを見るように、鋼の刃を見つめ続けていた。
「ハっ、この程度も斬れねぇで、〈剣帝〉が目指せるかよ」
床から剣を引き抜き、ジャイールは満足気に息をつく。
が、その顔には疲労の色が見え、首に巻かれた包帯からはかすかに血が滲み出ている。力を入れ過ぎて傷が開いたのだろう。
「ウ……ア……あ……」
ここまでなるべく傷つけぬよう押さえ込んでいたエイミ嬢から、弱々しい呻きが漏れる。こちらを引き裂くべく込められていた力は弱まり、全身から急速に力が抜けていく。
加護も大方の魔術と同様に、被術者、もしくは術者の死(一応まだ息はあったが)によって、効果が失われるのだろう。与えられた偽りの力から解放され、意識を失った小柄な肢体を、慌てて受け止める。
彼女を静かに床に横たえてから、オレも領主に向き直った。
「どうやら魔力は見えても、技術までは量れなかったようだな」
「技じゅ、つ……そんな、もので……?」
しかし領主――魔族にとって、生来の力ではない『技』というものは、納得のいく理由ではなかったらしい。
「力で劣る我々が君らに対抗するには、〝そんなもの〟を磨くしかなかったのさ。だがその結果は……君の身体が、何より物語っているだろう?」
「……なる、ほど……私が、見くびりすぎていた、と……なるほど……ふふ……勉強に、なりました、よ……」
それだけを言い残し、領主を騙っていた女魔族は、至極あっさりと動きを止めた。
床に転がる二つの半身、それぞれの切断面から、濃密な穢れが漏れ始める。生命活動を停止した生物全てが発する、死の証としての穢れが。
「……なんつーか、魔族って割にはそこまで手応えなかったな」
「それでも、そこらの騎士や冒険者では荷が重かったろうがな。だが確かに、噂に聞いていたほどでは……。……『だからこそ』、か?」
「あん?」
「いや、どうでもいい話だ」
そう、今さらどうにもならん話だ。推測を確かめる手段もない。
全く気にならんと言えば嘘になるが……まぁ、そういうのは神官を始めとする知識層の仕事だろう。
「それより、ここまで侵入した当初の目的は、領主の思惑を、事の真相を突き止めるためだったんだがな。殺してしまっては、背後関係も何も聞き出せないだろう」
「思惑っつったって、魔物集めて暴れさせる以外なんかあんのか? 魔族の背後にいるやつなんざ、魔王か魔将くれぇだろうしよ。どっちにしろ、ヤっちまや一緒だろ」
「……時々、お前が羨ましくなるよ」
「バカにしてんのか?」
「羨ましいと言っただろう」
実際、これはお互いに性分というやつで、それこそどうしようもないものなのだろう。
「さて、長期に渡って領主が成り代わられていた以上、本物の領主は監禁か、最悪の場合すでに殺されていると見るべきだろう。叶うなら、屋敷内を捜索しておきたいところだが……あぁ、目の前の穢れの処理も考えなければならんか。しかし……」
そんな暇など無いと知らしめるように、ドタドタと複数の足音が向かってくる。
「おい、お前ら! すぐにここを…………うわああぁぁぁ! お前ら、とうとう領主までヤっちまったのか……!」
各所に散っていたはずの仲間がやかましく集まると共に、執務室の惨状に悲鳴を上げ出す。……いや待て。とうとう、とはどういう意味だ。
「手短かに説明するのは難しいが、一応これには理由があってだな。実は領主は――」
「どうせ表の衛兵と一緒で魔物が化けてたとかそんななんだろが! いいからとっとと脱出すんぞ!」
理解が早くて助かる。
しかし……この慌て様は、少々気になるな。
「もしや、もう人が集まってきたのか? 随分と早い気もするが」
「それどころじゃねえよ! どこから嗅ぎつけたのか知らねぇが、もう屋敷の表門まで近づいてやがるんだよ!」
「何が」
「俺らのそもそもの目的だ! あいつらがすぐそこまで来てんだよ! ――――勇者が!」
「「――ほう?」」
その名を耳にしたオレとジャイールは同時に目を輝かせ、興味深げに声を上げた。
獣のような咆哮を上げ、侍女の姿と魔物の力を併せ持った少女が、執務机を軽々と飛び越え、こちらに襲い掛かる。
「ジャイールっ!」
「応よ!」
オレは一歩後ろに引きながらエイミ嬢の相手を引き受け、ジャイールの進路と戦場を確保する。
「っしゃあ!」
巨体の割に素早く駆け込むと、ジャイールは片手でソファーの一つを掴み上げ、領主に向けて力任せに投げ飛ばす。
唸りを上げて迫る大型の家具。領主はそれに、何も持たない右手を静かに掲げ……次の瞬間、ソファーの中央が中空で、〝何か〟にグシャリと潰された。
受け止める、ではなく、向かってきた物を引き千切るかのような一瞬の破壊。難を逃れたソファーの端と端が、投擲の勢いを殺さないまま、領主を避けるように壁に激突する。
投げた本人は、今目の前で起こったことを気にする様子もなく(あるいはいつも通り小難しく考えていないだけかもしれんが)、領主の体に刃を突き立てるべく、突進する。が――
ガギン――!
金属が衝突する音と共に、大剣の切っ先が弾かれる。
今度は、はっきりと見えた。向かい来る大剣に差し出すように掲げられた領主の右手が……見る間にグニャリと形を変え、黒鉄の盾と化してジャイールの突きを防ぐ様を。
「――私の魔術は『血肉』。この身を剣より鋭く、盾より硬くすることもできるんですよ。ほら、こんな風に――」
パルティールでは遭遇する機会がなくとも、実際に魔物領に足を運んだ者の噂、生態を研究する学者などによって、魔族に関する調査はある程度進んでいる。その一つであり、人間と決定的に違うものが、詠唱を要しないという魔族の魔術だ。
「(自身の身体を操る……魔族特有のものか。それも興味深いが……詠唱せずに魔術を扱えるのも、定説通りとはな……!)」
例に漏れず、目の前の女魔族も手をかざすだけで術を使い、右手をさらに変異させてみせる。
盾は大剣の一撃を防いだ後、面積が縮小すると共に中心が隆起し始める。次第に形成されゆく長大な刃は、次の瞬間、膨れ上がるように伸長し、眼前の敵を刺し貫くべく、矢のように迫――
――かはぁぁぁ……
突きを弾かれた位置で足を止めていた巨体から、低く、重く、呼吸が響く。
肩で担ぐように大剣を構え、強く後ろ脚を踏み込み前進。自身に迫る魔術の肉刃を、武器を担いだ構えそのままに、わずかに膝を抜いてかわし……重心を落とした反動を使い下方から跳ね上げ、弾く。魔族の腕が上がり、胴が空く。
「……!? ですが……!」
防がれ、態勢を崩されたことに領主は幾分戸惑った様子だったが、咄嗟に腹部を鎧のごとく変異させ、迫る刃金に耐えるべく身構える。
「っぜぇぇえりゃああああ!!」
――そこへ、一閃が走る。
巨体から伝わる力を乗せた大剣は、魔術で変異・強化させた胴部を薙ぎ払い、その身を二つに分け、さらには背後の壁をも寸断し、宙を薙ぐ。行き過ぎた刃はやがて床の半ばまで食い込み……そこで、ようやく停止した。
「――? ……? 魔具ですらない、ただの剣で、私の、魔術を……?」
無残に断ち切られた上半身は、落下する間も心底不思議そうに、信じられないものを見るように、鋼の刃を見つめ続けていた。
「ハっ、この程度も斬れねぇで、〈剣帝〉が目指せるかよ」
床から剣を引き抜き、ジャイールは満足気に息をつく。
が、その顔には疲労の色が見え、首に巻かれた包帯からはかすかに血が滲み出ている。力を入れ過ぎて傷が開いたのだろう。
「ウ……ア……あ……」
ここまでなるべく傷つけぬよう押さえ込んでいたエイミ嬢から、弱々しい呻きが漏れる。こちらを引き裂くべく込められていた力は弱まり、全身から急速に力が抜けていく。
加護も大方の魔術と同様に、被術者、もしくは術者の死(一応まだ息はあったが)によって、効果が失われるのだろう。与えられた偽りの力から解放され、意識を失った小柄な肢体を、慌てて受け止める。
彼女を静かに床に横たえてから、オレも領主に向き直った。
「どうやら魔力は見えても、技術までは量れなかったようだな」
「技じゅ、つ……そんな、もので……?」
しかし領主――魔族にとって、生来の力ではない『技』というものは、納得のいく理由ではなかったらしい。
「力で劣る我々が君らに対抗するには、〝そんなもの〟を磨くしかなかったのさ。だがその結果は……君の身体が、何より物語っているだろう?」
「……なる、ほど……私が、見くびりすぎていた、と……なるほど……ふふ……勉強に、なりました、よ……」
それだけを言い残し、領主を騙っていた女魔族は、至極あっさりと動きを止めた。
床に転がる二つの半身、それぞれの切断面から、濃密な穢れが漏れ始める。生命活動を停止した生物全てが発する、死の証としての穢れが。
「……なんつーか、魔族って割にはそこまで手応えなかったな」
「それでも、そこらの騎士や冒険者では荷が重かったろうがな。だが確かに、噂に聞いていたほどでは……。……『だからこそ』、か?」
「あん?」
「いや、どうでもいい話だ」
そう、今さらどうにもならん話だ。推測を確かめる手段もない。
全く気にならんと言えば嘘になるが……まぁ、そういうのは神官を始めとする知識層の仕事だろう。
「それより、ここまで侵入した当初の目的は、領主の思惑を、事の真相を突き止めるためだったんだがな。殺してしまっては、背後関係も何も聞き出せないだろう」
「思惑っつったって、魔物集めて暴れさせる以外なんかあんのか? 魔族の背後にいるやつなんざ、魔王か魔将くれぇだろうしよ。どっちにしろ、ヤっちまや一緒だろ」
「……時々、お前が羨ましくなるよ」
「バカにしてんのか?」
「羨ましいと言っただろう」
実際、これはお互いに性分というやつで、それこそどうしようもないものなのだろう。
「さて、長期に渡って領主が成り代わられていた以上、本物の領主は監禁か、最悪の場合すでに殺されていると見るべきだろう。叶うなら、屋敷内を捜索しておきたいところだが……あぁ、目の前の穢れの処理も考えなければならんか。しかし……」
そんな暇など無いと知らしめるように、ドタドタと複数の足音が向かってくる。
「おい、お前ら! すぐにここを…………うわああぁぁぁ! お前ら、とうとう領主までヤっちまったのか……!」
各所に散っていたはずの仲間がやかましく集まると共に、執務室の惨状に悲鳴を上げ出す。……いや待て。とうとう、とはどういう意味だ。
「手短かに説明するのは難しいが、一応これには理由があってだな。実は領主は――」
「どうせ表の衛兵と一緒で魔物が化けてたとかそんななんだろが! いいからとっとと脱出すんぞ!」
理解が早くて助かる。
しかし……この慌て様は、少々気になるな。
「もしや、もう人が集まってきたのか? 随分と早い気もするが」
「それどころじゃねえよ! どこから嗅ぎつけたのか知らねぇが、もう屋敷の表門まで近づいてやがるんだよ!」
「何が」
「俺らのそもそもの目的だ! あいつらがすぐそこまで来てんだよ! ――――勇者が!」
「「――ほう?」」
その名を耳にしたオレとジャイールは同時に目を輝かせ、興味深げに声を上げた。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ランドへようこそ
来栖とむ
ファンタジー
都内から車で1時間半。奥多摩の山中に突如現れた、話題の新名所――「奥多摩異世界ランド」。
中世ヨーロッパ風の街並みと、ダンジョンや魔王城を完全再現した異世界体験型レジャーパークだ。
26歳・無職の佐伯雄一は、ここで“冒険者A”のバイトを始める。
勇者を導くNPC役として、剣を振るい、魔物に襲われ、時にはイベントを盛り上げる毎日。
同僚には、美人なギルド受付のサーミャ、エルフの弓使いフラーラ、ポンコツ騎士メリーナなど、魅力的な“登場人物”が勢ぞろい。
――しかしある日、「魔王が逃げた」という衝撃の知らせが入る。
「体格が似てるから」という理由で、雄一は急遽、魔王役の代役を任されることに。
だが、演技を終えた後、案内された扉の先にあったのは……本物の異世界だった!
経営者は魔族、同僚はガチの魔物。
魔王城で始まる、まさかの「異世界勤務」生活!
やがて魔王の後継問題に巻き込まれ、スタンピードも発生(?)の裏で、フラーラとの恋が動き出す――。
笑えて、トキメいて、ちょっと泣ける。
現代×異世界×職場コメディ、開園!
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる