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第2部 人類の反撃
第14話(6)猛者-日菜子と菜々子-
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その頃
幸紀と菜々子は、先ほど日菜子が誘拐された地点までやってきていた。
「菜々子、ここであっているのか」
「そう!待ってて、今お姉ちゃんの霊力を辿るから!」
菜々子はそう言うと、立ち止まって武器である鎖を発現させ、その先端を地面に垂らす。菜々子が目を閉じると、鎖がひとりでに動き出し、少しした後、一方向を指し示した。
「あっち!」
「よし」
菜々子は日菜子のいる方向を指差し、走り始める。幸紀もそんな菜々子のあとに続いて走り始めた。
同じ頃
ポラリスによる日菜子への拷問は続いていた。
「ほう…『星霊隊』…か」
息も絶え絶えになりながら宙吊りにされている日菜子に対し、ポラリスはメモを取りながら語りかける。一方の日菜子は、拷問によるダメージを誤魔化すように、首を横に振るが、ポラリスは構わず日菜子に話しかけた。
「悪魔軍に対抗するため、霊力を扱える24人を集めた部隊、か。そして、お前はそのリーダー、と。かなり個性の強い連中が集まっているようだな」
ポラリスはメモを終えると、日菜子の後ろ髪を掴み上げ、日菜子の顔を上げさせた。
「さて、いよいよ貴様らの目的を聞かせてもらおうか。次はいつ、どこを攻める?何を考えてこの作戦行動をしている?」
「…言わない」
「ふん、散々わかっただろう?その拷問装置があればお前の意思など関係なく、情報など引き出せる。また痛めつけられたいようだな」
ポラリスはそう言って日菜子の腹部につけた拷問装置に手を伸ばそうとする。同時に、日菜子がニヤリとしたのが、ポラリスの目についた。
(…?)
ポラリスが疑問に思ったそのとき、日菜子の口が開く。瞬間、ポラリスは日菜子の狙いに気がついた。
(自殺する気か…!!)
日菜子の口が大きく開き、閉じようとする。刹那、ポラリスは自分の指を日菜子の口に突っ込んだ。
日菜子の歯が、ポラリスの指に突き立てられる。日菜子の目が見開き、ポラリスの表情が歪んだ。
「…!?」
「…ふん、面白い。仲間のために自殺を選ぼうとは。なかなか腹の決まっているやつだ。だが、こうしてしまえば自殺もできんだろう?」
ポラリスは得意げな顔で、日菜子の口にもう一本指を突っ込む。しかし、ポラリスはひとつの事実に気がついた。
「しかしこのままでは情報も引き出せんな。さてどうしたものか…」
ポラリスがそう呟いた直後だった。
部屋の扉が乱雑な音を立てて開かれる。ポラリスが物音のした方へ振り向くと、荒れた息の菜々子が、武器である鎖を構えてそこに立っていた。
「お姉ちゃん!!」
菜々子の声が部屋に響く。そのまま菜々子は部屋にある小さな段差を飛び降り、ポラリスと日菜子のもとへ走り始めた。
「お姉ちゃんから離れろ!!」
「フェルカド!」
自分に駆け寄ってくる菜々子を見て、ポラリスは声を張る。
菜々子の頭上から、突然フェルカドが現れると、菜々子に飛び掛かる。倒れた菜々子の背中に、フェルカドがのし掛かり、菜々子を組み伏せた。
「うっぐ…!」
「…!!」
フェルカドにのしかかられた菜々子を見て、日菜子は絶叫しそうになる。しかし、ポラリスによって口を塞がれており、日菜子には何もできなかった。
フェルカドの下で菜々子が身をよじる。しかし、圧倒的な体格差によって、菜々子がそこを脱出するのは不可能だった。
「くっ…!!うぅうっ!!」
「お前がヒナコの妹のナナコか。姉を命懸けで助けに来るとは、健気じゃないか」
「お姉ちゃんを返せ!」
「フェルカド、やれ」
「承知」
菜々子の言葉を全て無視して、ポラリスはフェルカドに指示を出す。指示を受けたフェルカドも、淡々と背中に背負っていた大剣を右手で抜いた。
一見して巨大な鉄の塊にしか見えないそれを見て、日菜子は目の前で妹が殺されそうになっているのを実感した。
「菜々子、逃げて!!!」
日菜子はポラリスの指から口を離すと、菜々子に絶叫する。しかしそれも虚しく、菜々子の首元に、大剣の切っ先が突き刺さろうとしていた。
「菜々子ぉおおっ!!!」
日菜子の声が響く。
菜々子も、全てを諦め、目を閉じた。
そんな彼女たちの耳に、金属同士がぶつかり合う音が聞こえてきた。
「なにっ」
フェルカドの驚くような声が聞こえたかと思うと、フェルカドが菜々子から離れ、なにかと大剣で鍔迫り合いを繰り広げる。
身動きが取れるようになった菜々子は、その場から転がって離れる。
そして、何が起きているかを、ようやく目撃した。
「幸紀くん…!」
そこにいたのはフェルカドと真正面から刀で鍔迫り合いを繰り広げる幸紀だった。
「ほう、現れたか」
そんな光景を、ポラリスは横から平然とした様子で眺める。構わず幸紀はフェルカドの首に、大剣ごと刀を近づけ、押し込もうとしていた。
「ふふふ…このフェルカドに力勝負を挑もうてか!」
押し込まれつつあったフェルカドだったが、逆に満面の笑みを浮かべると、一気に幸紀の刀を押し返し、幸紀ごと弾き返す。幸紀はすぐに体勢を立て直し、刀を構え直した。
「ふん、馬鹿力とはよく言ったものだ」
幸紀はそう言い捨てると、素早い動きでフェルカドに突進し、刀で突く。だが、フェルカドはその突きを受け流し、蹴りで幸紀との距離を離すと、大剣の重量を活かして幸紀を頭から両断しようと、大剣を縦に振り下ろす。
幸紀はフェルカドの攻撃を刀で受け止める。そのままフェルカドの剣を弾き返そうとしたが、フェルカドの攻撃は重く、弾き返すこともできず、再び鍔迫り合いの形になった。
(力だけなら俺より上か…)
幸紀は鍔迫り合いしながら、冷静に分析する。幸紀は真正面から力でぶつかるのをやめ、逆にフェルカドの大剣を横に受け流す。
「ぬぉっ」
急に力を抜かれたフェルカドは勢い余って大剣を地面に突き立てる。
そうして隙ができたフェルカドの首に、幸紀は刀を振るうが、即座にフェルカドは大剣から手を離し、刀を握る幸紀の手首を蹴りによって止める。
「ちっ」
幸紀は舌打ちをすると、改めて距離を取って構え直す。同時に、フェルカドも大剣を手に取り、構え直す。
直後、全ての様子を見ていたポラリスが、右手をあげた。
「ここまでだ。退くぞ、フェルカド」
「…御意」
ポラリスは短く指示を出すと、飽きたように歩き始める。フェルカドもそんなポラリスに続いて、日菜子、菜々子、幸紀の3人に背を向けて部屋の出口へと歩き始めた。
「待てっ!!」
そんな様子を見て菜々子はポラリスたちの後を追いかけようとする。しかし、すぐさまポラリスはポケットから煙幕を取り出し、投げつけると、白い煙が部屋の中に充満した。
「...!」
「そうがっつくな、小娘。俺の名前はポラリス。また会うこともあるだろう。その時は、俺の名を叫びながら命乞いさせてやる」
ポラリスの声が徐々に遠のいていく。白い煙の中で幸紀たちが身動きできないでいると、そのうちに煙も消え、中にいるのは幸紀、日菜子、菜々子の3人だけになった。
「消えた、か…」
幸紀と菜々子は、先ほど日菜子が誘拐された地点までやってきていた。
「菜々子、ここであっているのか」
「そう!待ってて、今お姉ちゃんの霊力を辿るから!」
菜々子はそう言うと、立ち止まって武器である鎖を発現させ、その先端を地面に垂らす。菜々子が目を閉じると、鎖がひとりでに動き出し、少しした後、一方向を指し示した。
「あっち!」
「よし」
菜々子は日菜子のいる方向を指差し、走り始める。幸紀もそんな菜々子のあとに続いて走り始めた。
同じ頃
ポラリスによる日菜子への拷問は続いていた。
「ほう…『星霊隊』…か」
息も絶え絶えになりながら宙吊りにされている日菜子に対し、ポラリスはメモを取りながら語りかける。一方の日菜子は、拷問によるダメージを誤魔化すように、首を横に振るが、ポラリスは構わず日菜子に話しかけた。
「悪魔軍に対抗するため、霊力を扱える24人を集めた部隊、か。そして、お前はそのリーダー、と。かなり個性の強い連中が集まっているようだな」
ポラリスはメモを終えると、日菜子の後ろ髪を掴み上げ、日菜子の顔を上げさせた。
「さて、いよいよ貴様らの目的を聞かせてもらおうか。次はいつ、どこを攻める?何を考えてこの作戦行動をしている?」
「…言わない」
「ふん、散々わかっただろう?その拷問装置があればお前の意思など関係なく、情報など引き出せる。また痛めつけられたいようだな」
ポラリスはそう言って日菜子の腹部につけた拷問装置に手を伸ばそうとする。同時に、日菜子がニヤリとしたのが、ポラリスの目についた。
(…?)
ポラリスが疑問に思ったそのとき、日菜子の口が開く。瞬間、ポラリスは日菜子の狙いに気がついた。
(自殺する気か…!!)
日菜子の口が大きく開き、閉じようとする。刹那、ポラリスは自分の指を日菜子の口に突っ込んだ。
日菜子の歯が、ポラリスの指に突き立てられる。日菜子の目が見開き、ポラリスの表情が歪んだ。
「…!?」
「…ふん、面白い。仲間のために自殺を選ぼうとは。なかなか腹の決まっているやつだ。だが、こうしてしまえば自殺もできんだろう?」
ポラリスは得意げな顔で、日菜子の口にもう一本指を突っ込む。しかし、ポラリスはひとつの事実に気がついた。
「しかしこのままでは情報も引き出せんな。さてどうしたものか…」
ポラリスがそう呟いた直後だった。
部屋の扉が乱雑な音を立てて開かれる。ポラリスが物音のした方へ振り向くと、荒れた息の菜々子が、武器である鎖を構えてそこに立っていた。
「お姉ちゃん!!」
菜々子の声が部屋に響く。そのまま菜々子は部屋にある小さな段差を飛び降り、ポラリスと日菜子のもとへ走り始めた。
「お姉ちゃんから離れろ!!」
「フェルカド!」
自分に駆け寄ってくる菜々子を見て、ポラリスは声を張る。
菜々子の頭上から、突然フェルカドが現れると、菜々子に飛び掛かる。倒れた菜々子の背中に、フェルカドがのし掛かり、菜々子を組み伏せた。
「うっぐ…!」
「…!!」
フェルカドにのしかかられた菜々子を見て、日菜子は絶叫しそうになる。しかし、ポラリスによって口を塞がれており、日菜子には何もできなかった。
フェルカドの下で菜々子が身をよじる。しかし、圧倒的な体格差によって、菜々子がそこを脱出するのは不可能だった。
「くっ…!!うぅうっ!!」
「お前がヒナコの妹のナナコか。姉を命懸けで助けに来るとは、健気じゃないか」
「お姉ちゃんを返せ!」
「フェルカド、やれ」
「承知」
菜々子の言葉を全て無視して、ポラリスはフェルカドに指示を出す。指示を受けたフェルカドも、淡々と背中に背負っていた大剣を右手で抜いた。
一見して巨大な鉄の塊にしか見えないそれを見て、日菜子は目の前で妹が殺されそうになっているのを実感した。
「菜々子、逃げて!!!」
日菜子はポラリスの指から口を離すと、菜々子に絶叫する。しかしそれも虚しく、菜々子の首元に、大剣の切っ先が突き刺さろうとしていた。
「菜々子ぉおおっ!!!」
日菜子の声が響く。
菜々子も、全てを諦め、目を閉じた。
そんな彼女たちの耳に、金属同士がぶつかり合う音が聞こえてきた。
「なにっ」
フェルカドの驚くような声が聞こえたかと思うと、フェルカドが菜々子から離れ、なにかと大剣で鍔迫り合いを繰り広げる。
身動きが取れるようになった菜々子は、その場から転がって離れる。
そして、何が起きているかを、ようやく目撃した。
「幸紀くん…!」
そこにいたのはフェルカドと真正面から刀で鍔迫り合いを繰り広げる幸紀だった。
「ほう、現れたか」
そんな光景を、ポラリスは横から平然とした様子で眺める。構わず幸紀はフェルカドの首に、大剣ごと刀を近づけ、押し込もうとしていた。
「ふふふ…このフェルカドに力勝負を挑もうてか!」
押し込まれつつあったフェルカドだったが、逆に満面の笑みを浮かべると、一気に幸紀の刀を押し返し、幸紀ごと弾き返す。幸紀はすぐに体勢を立て直し、刀を構え直した。
「ふん、馬鹿力とはよく言ったものだ」
幸紀はそう言い捨てると、素早い動きでフェルカドに突進し、刀で突く。だが、フェルカドはその突きを受け流し、蹴りで幸紀との距離を離すと、大剣の重量を活かして幸紀を頭から両断しようと、大剣を縦に振り下ろす。
幸紀はフェルカドの攻撃を刀で受け止める。そのままフェルカドの剣を弾き返そうとしたが、フェルカドの攻撃は重く、弾き返すこともできず、再び鍔迫り合いの形になった。
(力だけなら俺より上か…)
幸紀は鍔迫り合いしながら、冷静に分析する。幸紀は真正面から力でぶつかるのをやめ、逆にフェルカドの大剣を横に受け流す。
「ぬぉっ」
急に力を抜かれたフェルカドは勢い余って大剣を地面に突き立てる。
そうして隙ができたフェルカドの首に、幸紀は刀を振るうが、即座にフェルカドは大剣から手を離し、刀を握る幸紀の手首を蹴りによって止める。
「ちっ」
幸紀は舌打ちをすると、改めて距離を取って構え直す。同時に、フェルカドも大剣を手に取り、構え直す。
直後、全ての様子を見ていたポラリスが、右手をあげた。
「ここまでだ。退くぞ、フェルカド」
「…御意」
ポラリスは短く指示を出すと、飽きたように歩き始める。フェルカドもそんなポラリスに続いて、日菜子、菜々子、幸紀の3人に背を向けて部屋の出口へと歩き始めた。
「待てっ!!」
そんな様子を見て菜々子はポラリスたちの後を追いかけようとする。しかし、すぐさまポラリスはポケットから煙幕を取り出し、投げつけると、白い煙が部屋の中に充満した。
「...!」
「そうがっつくな、小娘。俺の名前はポラリス。また会うこともあるだろう。その時は、俺の名を叫びながら命乞いさせてやる」
ポラリスの声が徐々に遠のいていく。白い煙の中で幸紀たちが身動きできないでいると、そのうちに煙も消え、中にいるのは幸紀、日菜子、菜々子の3人だけになった。
「消えた、か…」
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