部活男子に恋をしてしまった

そいみるくてぃー

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明日は部活休み、午後の自主練を終えてもう頭は明日のことしかない。
キス、はもうしている。正直可愛すぎる彼女をどうにかしたいという気持ちと、手を出しては行けないと言う気持ちの鬩ぎ合いがヤバい。
知識はある、いや、知識しかない。なんてったって童貞だから。AVはみてるけどAVは信じるなとか言うし何が本当なのかわからない。とりあえずパンツは新しいの買った。ピンクが好きだって結奈が言ってたからピンク。狙い過ぎか?

「今日朝練軽くね?」
「あんま汗かきたくない」
「はぁ?どうしたんだよ」

あわよくばヤれるとおもってるからなんて部活仲間にも言えないから苦笑いしか出来ない。ちなみにシャツと靴下は替え持ってきたから放課後の前にトイレで替える。臭いとか思われたらいやだし。
一日中そわそわするし、休み時間に来た結奈にちゃんと対応したかもわからない。家?結奈の家って言われた?親いないって…何回思い出しても誘われていたとしか思えない。いや、誘ったときの時点で下心がなかったわけじゃない。でもうちは親いるし無理だろうなって思っていたから普通にデートして帰りにキス出来ればいいなくらいだったのに家!?男友達の家ならわかるけど彼女の家!?

「ねぇ大翔、さっきっからどうしたの?」

話しかけてきたのは部活のマネージャー。中学から一緒で同じクラスだ。

「いやなんでもない」
「なんでもなくないっしょ、百面相かよってくらい変わってるけど。部活?」
「ちがうちがう。」
「大翔が部活以外でそんな悩むことある?」

失礼だなって思うけど付き合い長いし誤魔化すのも面倒だから素直に彼女のことと言えば一瞬睨まれたけど離れていってくれた。助かる。





*****




「うーん、これ以上やるとケバい?」
「既に睫毛盛りすぎっしょ。でもセックスしてるときにつけま取れたら萎えられるよ」
「それなー」

休み時間の度にマスカラ足してたらやばくなったうける。やっぱりつけまにしとけばよかった。

「バレー部って毎週休みなかったっけ?そんなスポ根?」
「なんか休みあんだけど自主練とか部活仲間と出掛けたりとかだから後回しになるんだよねー」

ちょっと不満だけど、部活がんばってるとこも好きだからあんまワガママ言わないようにしてる。部活って青春?アオハルじゃん?あたししてないけど

「彼女優先じゃないの?意外」
「大学推薦も目指してるらしいよ。スポーツ推薦」
「マジ?うわーそんけー。でもそんな強豪なのうちのバレー部」

しらねー。部活のことはあんまり立ち入らないことにしてるし、聞いちゃいけないかなって思ってる。なんかいつもマネに睨まれるし。あれだな、大翔狙いか?同担拒否上等だよ、こっちも拒否だよ拒否。体育会系女子とかノリいいやつらなら仲良いけどマネで選手のために全てを捧げてます系のはマジ意味不明。

「あー、同担きびいわ」
「はぁ?あんたの彼氏担当してるやつってあれ?マネ?」
「そ。毎回めっちゃ睨まれるしマウント取られるし。バレー部箱推し厄介オタってやつだって大翔のクラスの子に教えてもらった」
「箱推しってことは別の彼女持ちにもあんななの?」
「知らん」

あたし特に嫌われてるみたいよ。なに見た目?かわいいを磨いてちゃダメなわけ?あんたみたいにほぼ素っぴんで汗かいてるほうが大翔にふさわしいとでも言いたいのか?

「バレーボールって童貞じゃなきゃ推薦もらえないのかな?」
「ばっかじゃないの、ウケる、そんなわけなくない?童貞とか関係ないっしょ」

友達の言葉でちょっと元気でた。
ママに連絡してなけなしのバイト代から映画代ママに送金した。『観たかったやつ観て帰るね!パパには内緒にしててあげるから彼氏くんとごゆっくりー』って返事きた。ママ神

放課後はいつも別だけど今日は一緒。大翔のクラスに行ってもいいんだけどあの同担拒否マネいやだから待つことにした。前髪オッケー、リップもかわいい、最後の授業リップパックまでしてやった!先生に怒られたけど。

『どこいる?』

きょうしつっと。隣のクラスだからすぐくるでしょ。

あたしの席は廊下側のうしろから2番目。大翔はクラス入ってきて後ろから声かけてきてくれるはず!なーんて思ってたら人伝でしたー。

「奥田さんいる?って男バレのやつに言われたんだけど」

バンドマン志望であろう級友に言われたから「彼氏。意外っしょ」って言って席をたった。やっぱまだ周知足りない?もっと公認カップルみたいになりたいんだけど。

「ひーろーとっ♡お迎えきてくれたの?」
「隣のクラスなのに迎えとかもないけど」

クールぶってるとこも好き♡

「A組終わるの遅かったの?」
「…まぁそんなとこ」

A組が先に終わってるの知ってるけど。だって大翔いい子ちゃんだからHR中にはスマホいじんないもん。でもなにかしたのかな?だから野暮なことは聞かない

「手繋いでいい?」

学校じゃ恥ずかしいっていつも言われてたけど、今日はいいんじゃない?
返事の代わりに手をとられた。え、好き

「バッグ持つよ」

自分だってリュックあるのに私のスクバ持ってくれるらしい。ぬいぐるみめっちゃついてるけど持ってくれるとか優しい!でも大翔の友達とか知り合い?先輩っぽいのにもからかわれてる。「彼女です」って恥ずかしながら言ってる大翔も好き。みんな交互に顔みてくるけど別によくない?あたしが大翔に釣り合ってない?    




*****




「管理人さんに駐輪用の紙もらってくるね」

マンションならではだなって思った。うちは戸建てだし、友達の家で申請しなくて怒られたこととかもあるからマンションって意外とルールしっかりしてるんだなって

「ママがめちゃくちゃ掃除したらしいから多分平気なはずー」

かわいいキーホルダーがついた鍵で部屋の扉をあけてた。今度遠征あったらキーホルダー買おう。お揃いでつけられる。

「冷たいのとあったかいのどっちがいい?」
「お湯沸かすの?」

ドリップポットがみえたからコーヒーなのかと思ったけれど

「いや、ケトル」
「…冷たいので」

聞けばママとパパがコーヒー大好きだからドリップポット。結奈はもっぱらスティックらしい。普通に冷たいお茶だしてもらったけどルイボスティーだった。

「ママが好きなんだよねー。パパの水筒も私の水筒もルイボス」

お洒落なんだと思う。カウンターキッチンのところにダイニングテーブル、パイナップル編みのコースターはお母さんのハンドメイドらしい。

「やっぱソファがいいかな?」

グラスをもって移動した先にもお母さんのハンドメイドであろうコースターがあった。

「大翔、隣」

ポンポンと叩かれたのは結奈が座ったすぐ隣。腰掛ければ目の前の壁掛けテレビに隣り合って座ってるのが反射してる。

「テレビつける?」
「いい」

チャリのときは後ろにいたから気付かなかったけど下着透けてる。あといい匂いする。いつものヘアコロンとは別の匂い、香水はあんまりつけないって言ってたからなんだろう?デオドラント系じゃないし、女子すぎてわからない

「大翔が家にいるの嬉しい。ママ気合い入れすぎてコースター新しいの編んでたの」
「やっぱりハンドメイド?すごいな」
「ママに伝えとく。あっママが大翔に会いたいって。今度ママいるときも来てって言っといてって言われてたんだ。ママあれね」

指を指されたのは壁掛けのテレビの横、夢の国で撮っただろう家族写真。意外と最近、お城バックに結奈が真ん中でカチューシャつけたママと、パパか…

「なかよしだね」
「そうなの!ちょー自慢!」

はぁ…彼女の家に来ていきなり父を見せられるとは…しかもほぼ正面、居心地は正直良くはない

「ねぇ大翔」

肩に体重をかけてきて太ももに手を置かれた。いや、絶対に誘われてる、でもここは…ちょっと気を抜くと壁の家族写真のパパがこっちを見ている気がする

「ちょっ…ちょっ、ちょっと待って、待って」
「えー、なんで?おうちだよ?」
「部屋…結奈の部屋行かない?」
「やだぁ大胆っ!」

ちがう、家族写真のせいだけど言うのは悪いから言えない。

「クローゼットとか開けないでね」
「開けないって」

お父さんから解放された。
勉強机は早々と撤去したらしい。その代わりかわいいローテーブルやチェストの上にメイク道具やキラキラした小物が多い。こんな女子の部屋で童貞を早々と卒業出来るなんて…推薦で高校は決まってたけど進学クラスに入りたかったから一般もうけてほんとうによかった。あれがなければ結奈が俺なんかに気付くこともなかっただろうから







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