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遂にきた、妻の不貞(疑惑)
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時系列→5人結婚後すぐ。ほぼif
視点はロラン。
白か黒かで言えば黒だと思って読むとロランがただのアホの子。
*****
「ファヴォリとニュイ行ってくるね」
夫の誰かと行くはずなのに今日は家の騎士と従者を一人ずつだけを連れて行った。珍しいですねとミシェルではない従者に言われ、そうだなと返事をしたのが昨日。
「公爵様達に来訪者が何名も…」
「記者が何人も…奥様はまだ起きていらっしゃらなくて…」
今日は城ではなく公爵邸に泊まっている。いるのは当主であるリュカとミシェルと俺と妻であるミズキ。あとは家の騎士達と従者達だ。ジョエルとノアールは城だ。
「旦那様方が出られるとそれはもう大変なことになりますので私達がなんとか対応しておりますが」
なぜだ?いつもならそのような対応はミシェルが直接でれば終わるはずなのに
「ロラン、今起きたんですか?」
「いや、先程」
「新聞には目を通しました?」
「まだだが」
「是非これを」
渡された大衆紙の一面にはでかでかと見覚えのある2人のツーショットと見出し
【エスコフィエ公爵夫人、夫の従兄と白昼堂々デート】
自分の妻とニュイのオーナーであるマチアス様の仲睦まじい写真。いや、ただのエスコートだろう。とめくった2面はどうみてもキスをしているだろう写真だ。マチアス様の後ろ姿越しだが、頬に手をそえられ、そう、キスしているように見えなくもない。
「この記者は質問状を公爵家ではなくニュイに送って、ニュイからの返事は『オーナーのプライベートに関してはお答えできる立場にございません』なんて形式的な回答をしたものだから大変なことになっているんですよ」
「そのマチアス様との連絡は?」
「つかないから困っているんですよ。昨日は疲れたとミズキもおっしゃっていたから夜は誰も一緒に寝ていません。リュカを起こしてあちらに連絡させようとは思っているんですが」
ミズキに愛人だのなんだのはいつも載る、相手側の売名が多すぎていつもなら軽くかわせるが相手が相手だ。それも王弟の息子で旦那の従兄。本当なら一大スキャンダルなのだから記者側だって本気で追うだろう。
なんて思いながら本文に目を通せばこれが初めてではないそうだ。先程のキスに見える写真の他にも二人でいる写真が数枚載っている。え?
「とにかくリュカを起こしてきますから。ロランは絶対に記者の前にでないでください。ジョエルとノアールから連絡がきたらすぐ知らせてくださいね」
そんなことより前から噂があった?ミズキとマチアス様に?
【異世界の花嫁様としてこちらに来られてからニュイは彼女へ衣装提供をし続けてきた。王子であるエスコフィエ公爵と想い合っていたミズキ様に惹かれても、従弟の気持ちを優先されたマチアス様とは表立って結ばれることはなかった。】
初耳?初見だよ。どうみてもルネとの方が仲が良さそうだが、あれは兄妹みたいなものか。それなのにマチアス様がミズキに?ありえないだろう。いい広告塔のミズキに仕事でデザインを形にしているだけじゃないか。個人的な感情なんてあるはずがない。
なんて思いながら慌てていたのが数ヶ月前。噂も七十五日と言う、忘れ去られたと思ったのに今度はゴシップ雑誌に載った。
【遂に撮った!ニュイのオーナーと異世界の花嫁様、お互いのパートナーには内緒の親密デートで指先にキス】
センセーショナルにキスだけが大きな文字で出ている。
「ミ、ミズキ…これは…」
「…あー!この前マチアスとコスメ見に行ったんだよ。そのあとアクセサリーも」
初耳だ。
「この前みんなと行かなかった日だよ。うちの騎士だけ連れてった日。リュカがお城から離れられなくてノアも遠征。ジョエルもお義父様の代わりで誰も空いてなかったとき」
まぁ数日前にあった。いつものように「ファヴォリとニュイに顔出してくるね」と言っていたのだ。
「それでね、マチアスが次のコレクションに使ってくださいって言われてて招待されたからって一緒に行ったんだよ。あっファヴォリには先に顔出してたの。騎士に聞いてみて」
疑っているわけではない、疑ってなんていないが
「…本当なのか?名前で呼ぶほど親しかったか?」
そう、最初はマチアス様とミズキも呼んでいた。
「そう?だってリュカの従兄だからってマチアスが様なんていらないって言うから。ニュイの人達も知ってるよ?」
「そうか、ならいいんだが」
何も心配はいらない。
記事にある密会を重ねてもドレスの話なのだから密会でもなんでもない。個室に籠りというのもサイズを測るのに大っぴらにはやらないから当たり前のことだ。別にマチアス様の私邸に行っているわけでもないし
「あっそのコスメのとこはこれより前にミシェルと行ってたの。ほらメイクはミシェルも結構してくれるでしょ?そこでみてたから偉そうにマチアスに言ったら怒られちゃって。でも新作のネイルが綺麗だってそのとき指先にキスされたのが撮られたやつ」
確かつい最近ネイル新色なのーとディナーのときに言っていた。あまり興味がないから適当に返事をしてしまっていたが、さすがマチアス様、そんなところにまで目がいくのか。
「もしかしてロランなんか疑ってる?」
「なっ!いや、えっ…と…」
「マチアスとあたし?ないない。マチアスだって奥さんいるじゃん。あたし5人とも大好きだし愛を誓ったんだからマチアスを旦那様になんて考えてないって」
妻がそう言うのだからマチアス様とはなにもないのだろう。
**end**
マチアスとミズキはたまーにセックスするだけ仲。恋人じゃなくてただのセフレ。愛とか好きとかはミズキにはない、顔が好みってだけ。
ルネとミズキは本当になにもありません。本当に兄妹みたいなかんじ。
これも蛇足的なのでミズキには5人しかいない!って思っている人がいれば(いない)この話はなかったことにして流してもらえればOK。本編には全く絡む予定のない話なので番外編にif的なかんじであげてます。本編でマチアスといきなりいちゃいちゃすることは今のところ予定にありません。
視点はロラン。
白か黒かで言えば黒だと思って読むとロランがただのアホの子。
*****
「ファヴォリとニュイ行ってくるね」
夫の誰かと行くはずなのに今日は家の騎士と従者を一人ずつだけを連れて行った。珍しいですねとミシェルではない従者に言われ、そうだなと返事をしたのが昨日。
「公爵様達に来訪者が何名も…」
「記者が何人も…奥様はまだ起きていらっしゃらなくて…」
今日は城ではなく公爵邸に泊まっている。いるのは当主であるリュカとミシェルと俺と妻であるミズキ。あとは家の騎士達と従者達だ。ジョエルとノアールは城だ。
「旦那様方が出られるとそれはもう大変なことになりますので私達がなんとか対応しておりますが」
なぜだ?いつもならそのような対応はミシェルが直接でれば終わるはずなのに
「ロラン、今起きたんですか?」
「いや、先程」
「新聞には目を通しました?」
「まだだが」
「是非これを」
渡された大衆紙の一面にはでかでかと見覚えのある2人のツーショットと見出し
【エスコフィエ公爵夫人、夫の従兄と白昼堂々デート】
自分の妻とニュイのオーナーであるマチアス様の仲睦まじい写真。いや、ただのエスコートだろう。とめくった2面はどうみてもキスをしているだろう写真だ。マチアス様の後ろ姿越しだが、頬に手をそえられ、そう、キスしているように見えなくもない。
「この記者は質問状を公爵家ではなくニュイに送って、ニュイからの返事は『オーナーのプライベートに関してはお答えできる立場にございません』なんて形式的な回答をしたものだから大変なことになっているんですよ」
「そのマチアス様との連絡は?」
「つかないから困っているんですよ。昨日は疲れたとミズキもおっしゃっていたから夜は誰も一緒に寝ていません。リュカを起こしてあちらに連絡させようとは思っているんですが」
ミズキに愛人だのなんだのはいつも載る、相手側の売名が多すぎていつもなら軽くかわせるが相手が相手だ。それも王弟の息子で旦那の従兄。本当なら一大スキャンダルなのだから記者側だって本気で追うだろう。
なんて思いながら本文に目を通せばこれが初めてではないそうだ。先程のキスに見える写真の他にも二人でいる写真が数枚載っている。え?
「とにかくリュカを起こしてきますから。ロランは絶対に記者の前にでないでください。ジョエルとノアールから連絡がきたらすぐ知らせてくださいね」
そんなことより前から噂があった?ミズキとマチアス様に?
【異世界の花嫁様としてこちらに来られてからニュイは彼女へ衣装提供をし続けてきた。王子であるエスコフィエ公爵と想い合っていたミズキ様に惹かれても、従弟の気持ちを優先されたマチアス様とは表立って結ばれることはなかった。】
初耳?初見だよ。どうみてもルネとの方が仲が良さそうだが、あれは兄妹みたいなものか。それなのにマチアス様がミズキに?ありえないだろう。いい広告塔のミズキに仕事でデザインを形にしているだけじゃないか。個人的な感情なんてあるはずがない。
なんて思いながら慌てていたのが数ヶ月前。噂も七十五日と言う、忘れ去られたと思ったのに今度はゴシップ雑誌に載った。
【遂に撮った!ニュイのオーナーと異世界の花嫁様、お互いのパートナーには内緒の親密デートで指先にキス】
センセーショナルにキスだけが大きな文字で出ている。
「ミ、ミズキ…これは…」
「…あー!この前マチアスとコスメ見に行ったんだよ。そのあとアクセサリーも」
初耳だ。
「この前みんなと行かなかった日だよ。うちの騎士だけ連れてった日。リュカがお城から離れられなくてノアも遠征。ジョエルもお義父様の代わりで誰も空いてなかったとき」
まぁ数日前にあった。いつものように「ファヴォリとニュイに顔出してくるね」と言っていたのだ。
「それでね、マチアスが次のコレクションに使ってくださいって言われてて招待されたからって一緒に行ったんだよ。あっファヴォリには先に顔出してたの。騎士に聞いてみて」
疑っているわけではない、疑ってなんていないが
「…本当なのか?名前で呼ぶほど親しかったか?」
そう、最初はマチアス様とミズキも呼んでいた。
「そう?だってリュカの従兄だからってマチアスが様なんていらないって言うから。ニュイの人達も知ってるよ?」
「そうか、ならいいんだが」
何も心配はいらない。
記事にある密会を重ねてもドレスの話なのだから密会でもなんでもない。個室に籠りというのもサイズを測るのに大っぴらにはやらないから当たり前のことだ。別にマチアス様の私邸に行っているわけでもないし
「あっそのコスメのとこはこれより前にミシェルと行ってたの。ほらメイクはミシェルも結構してくれるでしょ?そこでみてたから偉そうにマチアスに言ったら怒られちゃって。でも新作のネイルが綺麗だってそのとき指先にキスされたのが撮られたやつ」
確かつい最近ネイル新色なのーとディナーのときに言っていた。あまり興味がないから適当に返事をしてしまっていたが、さすがマチアス様、そんなところにまで目がいくのか。
「もしかしてロランなんか疑ってる?」
「なっ!いや、えっ…と…」
「マチアスとあたし?ないない。マチアスだって奥さんいるじゃん。あたし5人とも大好きだし愛を誓ったんだからマチアスを旦那様になんて考えてないって」
妻がそう言うのだからマチアス様とはなにもないのだろう。
**end**
マチアスとミズキはたまーにセックスするだけ仲。恋人じゃなくてただのセフレ。愛とか好きとかはミズキにはない、顔が好みってだけ。
ルネとミズキは本当になにもありません。本当に兄妹みたいなかんじ。
これも蛇足的なのでミズキには5人しかいない!って思っている人がいれば(いない)この話はなかったことにして流してもらえればOK。本編には全く絡む予定のない話なので番外編にif的なかんじであげてます。本編でマチアスといきなりいちゃいちゃすることは今のところ予定にありません。
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