私と夫達は愛すべき夫を止めるのに必死なんです

そいみるくてぃー

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結婚式は本当に2回やった。1回目は公爵家と侯爵家との婚姻ということでそれはそれは盛大に。国一番の教会で華々しい挙式を挙げた。
そのわずか数週間後には同じ場所で同じくらい華々しくもう2人とも結婚式をした。侯爵家と伯爵家、公爵家に負けないと言わんばかりの挙式だった。参列者は2回とも王族が参列されるという異例中の異例だった。
何より嫌だったゴシップの的にはもちろんなった。同じ花嫁が目立つ場所で盛大に2回も式を挙げたのだから。新聞社を破壊してほしいと父達に頼んで本当にやりそうになった一部の父を家令と執事長が必死に止めていた。ちなみに商業街の水道管が破裂するという事件が起こってから、なぜか私たちの話題が紙面に載ることはなくなった。

そして幸いにも私は引っ越しはなく今まで通り過ごしている。ただ周りの部屋に住民が増えたが。

「レティ、いってくる!」

本来ならば学園の寮にいるはずのヴァリアンは結婚したからと我が家に住まいを移した。学園へは転移で行っている。本来は禁止されているようだが講師の方と共謀しているそうだ。
見送ったあとは私宛の手紙をペーパーナイフで開封しながらお茶を飲む。夜会、パーティー、お茶会のお誘い。数枚はお会いしたいという求婚めいたものもあるがそれは無視。あまりにも派閥活動に熱心なお家のものはお断りの返事をしておく。日程をみて参加可能なものであれば夫たちの誰かを連れて参加すると返事をする。



そんな日々も数年、子供は年子で3人。相変わらず社交と務めを果たす毎日。夫達との仲も良好。
つい先日王城であった夜会はなんと異世界の花嫁様が召喚されたことの御披露目だった。ファヴォリの傑作にもなるであろうドレスに身を包んで第3王子のエスコートで舞い降りた異世界の花嫁様は妖精と見まごうばかり華麗さであった。
恐れていた事態が起きた。

「俺、異世界の花嫁様に求婚してくる」

発言者のヴァリアン以外の全員が唖然としてしまった。何を言っているんだ?あちらも既婚者だしこちらも既婚者だ。何を言っているか理解ができなかった

「なぁヴァリアン、」
「俺が異世界の花嫁様に気に入られて夫の一人になれば、レティやこの家の立場はもっと安泰だろ?」

安泰ではない、それはもう炎上、大炎上してしまう。子供たちは侍従達に任せていて本当によかった。
何をどう思えば彼女へ求婚するということになるのか、何一つ理解が出来ない。ジェレミは頭を抱えてしまった。

「場所も聞いた。王城の貴賓室だって。ノアールが夫だったからノアール捕まえればなんとかなるって」

ノアールは異世界の花嫁様の夫の1人、国の筆頭魔術師様だ。ヴァリアンの1つ下の後輩でもある。しかし筆頭魔術師様は魔術師団だし、ヴァリアンは魔術研究職だ。部署違いなのにどうするつもりなのだろうか?しかももう1人の夫は宰相様の御子息、侯爵家の方であるから事を荒立てたくないというのがヴァリアン以外4人の総意なのだ。

「殿下の求婚断ってるから、あの人は顔で男を選んでるわけじゃないんだよな絶対!」

顔がよくても第3王子を選ぶ人がこの国にはいないということをこの男は忘れているのだろうか?あんな婚約破棄をして女に捨てられて…哀れな男だ。ジェレミの従兄弟だからあまり悪くは言いたくないが、私は好ましい殿方とは思わない。

「とりあえず明日行ってみる!みんなおやすみ」

ヴァリアンが部屋を出ていったあと残った4人で盛大なため息をつくことしかできなかった。執事が心を鎮めるためにハーブティーを淹れてくれたことが唯一の救いだ。

「ねぇヴァリアンは何を考えているの?」
「わかるわけないだろ…あれでも父親だぞ?」

我が家の第二子、長男はヴァリアンとの子だ。そう、あんな意味不明なことを言っているのに彼は父親なのだ。ちなみに第一子の長女はジェレミそっくりである。

「あそこの警備担当は近衛でも精鋭、それなのに室内の音すら漏れてこないと」

近衛の情報を教えてくれたのは夫の一人、リヴォルだ。彼は伯爵家から婿にきて近衛騎士として王城に勤めている。

「それは異世界の花嫁様の夫に筆頭魔術師がいるからだろう?」

眼鏡を直しながら言うのがテオドルフ。財務官として勤めている夫だ。

「ヴァリアンのことだ、明日にも決行してしまいそうだ。義父上達に相談して明日はヴァリアンを邸に留めておく。リヴォルは明後日の貴賓室の警備にあたれるようにしろ、騎士団長と近衛の団長には手紙を出しておく。テオドルフはすまない、休みをとってもらってレティと一緒にいてくれ。レティに被害が及ばないとは思えないから」

夫達を纏めるのはジェレミの役割だ。高位貴族とのやり取りも主にジェレミ。色々と弱味があるやつに対してはテオドルフのほうが強いけれど。

「私は異世界の花嫁様と交流する機会をなんとか作りますわ。前回の方はあまり…でしたが、今回の方なら上手くやっていけると思いますの」

ジェレミのお父様お母様にお願いをして軽いティーパーティー、もしくは観劇に行く際に隣のボックスを確保するのも手だ。開演前、幕間にサロンで交流するしかない。人気演目で席はミッテルロージェ。王族のシートを宰相補佐様が確保なさるはず。そして恐らく御夫君以外はいれないと思われる。
オペラハウスに連絡をとってしばらくの間のミッテルロージェの横のボックスを押さえさせてもらわなければ。いっそミッテルロージェをおさえるか?

「まずはとにもかくにもヴァリアンを止めることだな…なんてことをしてくれようとしているんだあいつは…」

小さい頃、噴水に落ちて父の信頼を得たあの奇行から考えれば今回のこともいっそ必然なのではないかと思える。わざとではない、たまたまだというから恐ろしい。
ヴァリアンは夫達のなかでも1番魔力がある。この件をみんなで話し合ってることに気付かれても厄介なので邸内だが手紙でやり取りするしかない。読んだ物は即燃やす、これが私達夫婦(ヴァリアンを除く)のルールだ。






なんとかやり過ごせたのは昨日だけだった。今日は嫌な予感しかない。私は夜会かというくらい化粧をして動きやすいが高級感のあるデイドレスを纏う。ジェレミもテオドルフも普段よりもきちんとした格好をしている。リヴォルは既に王城に行き、職務にあたっている。

「今日みんななんかあんの?」

起きてきたヴァリアンの一言目はそれだった。なんかもなにも、あなたがやらかすであろうことのフォローに、既に仕事に向かったリヴォルを含めた私達4人は回るのだ。ジェレミは公爵家の人間として、私とテオドルフはジェレミの父である義父に用事と言っておいた。何かあれば異世界の花嫁様がおられる貴賓室まですぐに向かえるように。私とジェレミはその場で謝罪、テオドルフはヴァリアンを連れてお父様達の前に転移し説教をされているのを見守る係。リヴォルは一連の事態を誰にも見られないようにする係。これが4人で話し合った今日の役割分担だ。
本当ならこんなこと起こってほしくない、でもヴァリアンならやりかねない。筆頭魔術師の結界をパズル感覚で解いてしまいそうなのだ。軍人と研究職の違いだろうが、やることがいちいちおかしい。

「まぁ…色々だな。なぁ、」

テオドルフと私は何も言えないから同時にカップを持ち上げて口をつけた。

「へぇー。俺も今日城に行くんだよ。家のためだな!」

それは一切家の為にならない。






*****




「私、貴賓室に入ったのは初めてだわ」
「俺もだよ。ジェレミくらいじゃないか?あるのは」
「ジェレミのお父様達は城に私室があるから貴賓室なんて来ないわよ。貴賓室の階下の遊戯室は別のところからも入れるし」

おとなしくしていればいいのに、こんな時じっとしていられない私とテオドルフは貴賓室の中を歩き回っている。間取りは大体一緒だと聞いているから何かあったときのためにもちょうどいい。

「そこまで広くないわりにはバスルームは素敵ね」
「僕たち夫婦全員では入れないけどね」
「大人5人に子供3人はこんなかわいい猫足のバスタブなんか無理よ」
「じゃあ2人で入ろうか?」
「そうね、テオとなら入ろうかしら」
「ちょっと、忘れてる?俺も来たんだけど」
「あら?ジェレミも一緒に入る?」
「入りたいけど、今はヴァリアンのことだろう」

キスする直前のタイミングでわざわざ入ってくるあたり、かわいい男だ。テオドルフも気付いているのか笑いを堪えている。存外私は夫に愛されているのかもしれないわ。

『ヴァリアンがくる』

部屋に響いたリヴォルの声に緊張が走る。まずはリヴォルがヴァリアンを止める、止めるより先に魔術を解除して部屋に入ってしまうのならすぐに私達も乗り込んで謝罪をしながら、テオドルフが父達の元へヴァリアンと転移する。何度も4人で確認したから大丈夫。大事にはならないわ。

『駄目だ!』

その言葉を皮切りに3人で急いで部屋を出て、隣の部屋へ入る。扉からすぐ、応接間でヴァリアンは膝をついて異世界の花嫁様に何かを言ったようだ。ソファに腰掛けている異世界の花嫁様の肩を抱くのは筆頭魔術師ではなく、宰相補佐のジョエル様だ。最悪!せめて筆頭魔術師であれば身分のことを引き合いにだしてなんとかなったのに、どうにもできない。身分でいえばジェレミのほうが上だが、侯爵家の婿と侯爵家の跡取りでは身分差なんてあってないようなものだ。あぁ、もう最悪。

「大変申し訳ございません。私の夫であるヴァリアンは疲れているのか突拍子もない行動をとってしまい。不法侵入ともとれますし、不敬でした。彼にかわって妻である私と、筆頭の夫、ジェレミから正式に謝罪をさせて頂きたく」

頭をあげることができない。テオドルフの魔力を感じたから恐らくヴァリアンを連れていけたのだろう。こんなとんでもない騒ぎを起こしているのに周囲が騒がしくないのはリヴォルのお陰。この2人が夫に加わっていなかったらと思うと恐ろしい。

「えー?謝らなくてよくない?めっちゃ面白かったし」

聞いたことのない女性の声なので異世界の花嫁様だとすぐにわかった。かわいらしいお声。こちらに馴染んでいないのがわかる言葉遣い。エスコートをしてきた第3王子のダンスの申し込みを大勢の招待客の前であっさりお断りになる方だから恐れなどはないのだろう。

「ミズキ、面白かったでは済みませんよ」

私達はそれで済ませてほしいのだ。

「だってさ、いきなり入ってきて、愛しの妻の家のため俺とも結婚してくれとかウケんじゃん。求婚してるくせに愛しの妻がもういるんだよ?」
「はぁ…この方々は次期侯爵御夫妻。奥様は侯爵家の御令嬢、横にいる夫は公爵の御子息。いわば王族の一員です。ミズキの身分や力なんて一切必要としない高位貴族の筆頭のような方々です。御披露目で挨拶をされたのは覚えていませんか?」

色々話ながらイチャついているのか、リップ音が混ざる。ジョエル様って人前でキスをされるような方だったのね意外だわ。
挨拶をしたのも父達がメインだったから私達は後ろにいたから覚えていないのも無理はない。
あと、お願い。そろそろ面をあげていいとどちらかに言っていただきたい。

「どうぞ、お顔をあげていただいて」

ジョエル様はわかっていて声をかけなかったのだろう。隣のジェレミの笑顔がひきつっているのがわかる。

「奥さんめっちゃ愛されてるんだね」
「あっ、は、えぇ。自慢の夫達ですの」
「ミズキ、この方とは仲良くしておいた方がいいですよ。高位貴族ですが、身分を鼻にかけたような方ではありませんし。夫達の統率もうまくとれている。親しくするのであればこのような方がいいですよ」
「そう?迷惑じゃなかったら。ほんとここ男しかいないから是非ってかんじ」

願ってもいないチャンスだ。ジョエル様から異世界の花嫁様と親しくしてほしいとおっしゃったわ。無駄にお茶会を開く必要もなければ、劇場に足しげく通う必要もなくなる。やったわ。

「むしろこちらからお願いしたいですわ。先程の夫、ヴァリアンの無礼を御許し下さい」
「だから怒ってないよ。めっちゃ面白かった!ね、ジョエル。んっ…」

目が合うたびに口づけを交わされるとは新婚とはすごいわ。見せつけられているこちらが恥ずかしくなってくる。

「では今回の件は不問にします。ノアールも破られたのが楽しかったみたいですし。近衛の旦那様もお疲れでしょうし。次はこちらから連絡します」

要は嫁とセックスがしたいから早く出ていけってこと。そのいやらしい手つきですぐわかる。婚期が遅れた男はこうなるのね。意外だわ。性欲のせの字も感じさせなかった男なのに妻の前では形無しね。

「疲れたわ…」

部屋を出たらいるはずのリヴォルはいなかった。グルだとバレたからきっと交代させられたはず。詰所にいるのか家に帰ったかはわからない。私も帰ろう。

「レティシア」

ジェレミに手を引かれて連れていかれたのはヴァリアン突撃前にいた部屋だ。

「どうしたの?そんなこわい顔をして」

名前を呼んだきり何も話してくれないジェレミに手を引かれてきたのは先程のバスルーム。

「シア」

ジェレミしか呼ばない私の名前。他の親しい人はみんなレティだけれど、ジェレミは二人きりのときの特別な呼び方として呼んでくれる。
力一杯抱き締められているから少し苦しい。ドレスのレースが崩れるけど、ジェレミに言ってもわかってもらえないだろう。

「どうしたの?」
「テオドルフと…一緒に入られる前にと」

結婚してわかったことといえば、小さなことでも嫉妬するということ。同じ夫だからいいじゃないと言ったこともあるけれど、彼にはそれが嫌なようだ。今回は広くないバスタブに二人で入ると言ったテオドルフに乗ってしまった私が悪いのだけれど。

「ここで?入っていくの?入るだけ?」
「ちがう…したい」

こういうところはとてと好きだ。いつものちょっとエラそうな態度も好きだけど、二人きりのときや、子供達もいるときのジェレミは人間らしくてもっと好き。

「一緒にお風呂はいいけど、するのは駄目」
「え?なんでだ?」
「リヴォルが帰ってるかもしれないでしょ。ヴァリアンもテオドルフもお父様達にみっちり怒られてるだろうし、早く帰ってあげなくちゃ」

不満げな顔をしているけれど知らない。蛇口をひねってお湯をためながら脱がせ合う。これだけで満足してくれるだろう。

「やめっ、」
「いいなここ。邸と違って広くないのに声は響く」
「だからっ、さわんのっやめぇ、てっ」
「シアの体は喜んでるよ。はぁ…シアを独り占めなんていつぶりかな?」

確かに二人っきりなんていつぶりだろうか?子作りをすると決めていたとき以来?思ったより早く子ができたのがわかって、喜びたいのに残念そうなジェレミのことを思い出して笑ってしまう。

「なんで笑うんだ?」
「いいえ、少し思い出しまして」
「もう一人作るか」
「次はリヴォルの番でしてよ」

3人いる子どもは上からジェレミ、ヴァリアン、テオドルフの子だ。魔術で確定まで済んでいる。次の子をと思った矢先の王家の動きだったので子作りに励む場合ではなくなった。

「避妊に失敗したことにすればいい」

仮にも王族の公爵家の長男がこのような提案をするのだ。恐ろしすぎる。

幸い、挿入はなかった。約束は守ってくれた。しかし挿入がなかっただけで、他のことはしている。挿入寸前まで。ドレスはどうしようかと思ったら、バスルームの外に着替えが用意されていた。なんてこと!ジェレミの手の者が置いていったことは確実。

「…帰りましょう」

帰ってからもまた大変になるんだけれど。

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