俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
119 / 657
第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第119話 距離が広がっていく……

しおりを挟む
「さぁ、兄ちゃん。私はそろそろ寝たいから、部屋に戻って!」
「お肌も悪くなるし、体内時計も狂ってしまう!!」
「これ以上、うだうだ言うとお母さん呼ぶよ!」

 虹心は少し強めの口調で、俺に言い放つ。
 虹心は真面目だから、規則正しい生活をしているのだろう。

(肌や体内時計って、虹心の体は何歳だよ!?)
(見かけは子ども体型でも、中身は50代ですか!??)

「分かった、分かった。自分の部屋に戻るよ。虹心…」

 俺は残念な表情で言って、クッションから立ち上がる。
 俺は虹心と兄妹愛を感じる、スキンシップを取りたかったのに……
 俺は表情を穏やかな表情に変えて、虹心に就寝の挨拶をする。

「じゃあ、お休み。虹心!」

「うん!」
「兄ちゃんも、お休み~~♪」

 さっきは厳しい口調で俺に言った割に、虹心は笑顔で挨拶を返した?
 あいつの考えている事は、本当に良く判らん!!
 俺は虹心の部屋から自室に戻る。

(俺が虹心を意識し始めた事によって、虹心は逆に警戒し始めたか…)
(それが……普通だわな!)
(あの時(※)の虹心が、異常だったと考えるのが普通だわな!!)

 (※)第18話から第23話を参照

 俺だって実の妹を、恋人関係に発展させるのは、倫理に反していると感じる。
 今までは微塵も思わなかったのに、伊藤さんを意識するように成ってからは、虹心も意識してしまう様に成ってしまった。

(伊藤さんと恋人関係に成るのが、一番の理想だが……)

 伊藤さんと虹心を比較すれば、伊藤さんが圧勝で有るだろう?
 それに結婚だって出来る。
 虹心はあくまで、伊藤さんの下位互換で有る!?

「俺も、そろそろ寝るか…。明日も学園だし」

 俺は明日の事をぼんやりと考えながら、その日は眠りについた……

 ☆

 翌日も、普通に学園へ行く。
 その日も、俺一人で学園に向かう。

 俺が虹心を誘うのも、何だか変だし、虹心も付いて来る気配は無かった。
 元々、ずっと別行動で通学をしていたのだから今更、虹心と一緒に通学するのは俺も恥ずかしいし、虹心もマイペースを崩したく無いのかも知れない?

 何時も通りの時間に、俺は教室に入るが、二村さんは相変わらず俺を無視してくれて、今朝は松田や陽キャラグループ達。更に一緒に居るDQN女子達の会話を、本当に楽しみ始めていた!!
 伊藤さんの言う通り、順応性は良いのかも知れない……

(何だか、今までの二村さんとは違うな……)
(伊藤さんと縁を切ったことで、間違った意味で一歩成長したか!?)

 俺は伊藤さんとの約束を守るため、自席から澄ました表情で、それを遠くから眺めている。
 今の俺は、それしか出来ない……
 二村さんが嫌がっているならまだしも、自ら進んで行っているのだから、俺が口を挟むことでは無い。

 今の所……。二村さんに、目に見えた変化は無さそうだが、松田が二村さんにデレデレする姿を面白く無さそうに見る、DQN女子の姿が有った!
 表面上では会話を楽しんでいるが、二村さんが見ていない所では、嫌悪な表情を見せていた!

(あのDQN女の名前は……確か、古賀だったよな?)
(古賀は松田に、好意を寄せているのか??)

(これが悪化すれば……二村さんは、古賀を筆頭にするDQN女子達から、苛めを受ける可能性が有る訳か……)
(この辺も、伊藤さんに報告だな…!)

 二村さんの行動を詳細に調べる気は無いが、俺はスマートフォンのメモ帳機能を使いメモ入力をして置く。うっかり忘れないためだ。

(そろそろ、朝のHRが始まるな…)
(午前中は二村さんの監視に徹底して、昼休憩時に伊藤さんへ連絡を取るか?)

 俺は心の中で考えを纏めて、自席から二村さんの観察を続けた……
 しばらくするとチャイムが鳴って、今日も学園の一日が始まり出す……

 ☆

 昼休憩の時間……

(かなり、不味いな……)

 何時もなら、直ぐに購買へ向かってダッシュをしているのだが、俺は自席で座って考えている。
 午前中の二村さんの行動は、普段と変わらないと言いたいけど俺の予想通り、松田がかなり二村さんを攻めているし、二村さんもかなり松田を意識している……

(二村さんが俺に対する好意が、どれだけ残っているかは不明だが、俺を見限る気なら二村さんは、短期間の内に松田と関係を深めるだろうな……)

 これは、弱りましたな……
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

処理中です...