俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第151話 ランチタイムデート!? その1

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「伊藤さん~~」

 俺は和やかな表情で、伊藤さんに声を掛けながら近付く。
 伊藤さんの手には、お弁当が入っているだろうの手提げ袋を持っている。

「!」
「……」

 伊藤さんは俺を見て少し微笑みを見せるが、言葉は何故か出さない?
 中等部側の校舎でも、伊藤さんは用心をしているのだろうか??

「待たせてしまって、すいません……」
「午前中に連絡を入れたように、購買で昼食を買ってから来ましたから…///」

 俺は困った笑顔で伊藤さんに言う。
 伊藤さんは、微笑みながら小声で話し始める。

「私が急に誘ったから、仕方ないよ…///」
「では、行きましょうか!」

 伊藤さんは、言葉を言い終えると歩き始める。
 屋外の何処で食べるかは聞いていないので、俺は伊藤さんの後を付いて行く。

 しばらく……伊藤さんと一緒に歩いて行くと、有る場所に入っていく。
 其処には大きめのコンクリート製のベンチが置かれて有って、そのベンチの先には花壇が有る。
 その場所で伊藤さんは立ち止まり、俺に穏やかな表情で声を掛けてくる。

「武蔵君。ここで、昼食を食べましょう!」
「ここなら二人きりで会話をしても、高等部の人達に見られることはまず無いわ!!」

 この場所に都合良くベンチが有って、更に花壇も有り、景観が良い場所で有るが、直ぐ近くに中等部職員室が有る……
 この花壇は、園芸クラブが管理している花壇で有り、ベンチも園芸クラブの備品扱いに成っている。

 だからこそ、丈夫なコンクリート製で有る!
 園芸クラブが休憩時に使う物だが、クラブ活動時以外は誰もが自由に使える。

(しかし、また伊藤さんは、マニアック場所を選んだな…)
(高等部に設置されているベンチエリアでは、誰かに見られるリスクが大きいから、中等部校舎に有る園芸クラブまで来るとは……)

(そう言えば……小鞠ちゃんは確か、園芸クラブの所属だったような…?)

 ガーデニングが趣味な小鞠ちゃんは、クラブ活動もガーデニングが出来る、園芸クラブで有ったはずだ。
 園芸クラブも、高等部・中等部の合同で有るが、花卉かき栽培は中等部がメインで、高等部は果菜かさいを栽培するらしい!?
 まぁ、そんな話しはどうでも良いか!

 伊藤さんは普通にベンチに座り、手に持っていた手提げ袋から、ミニ水筒やお弁当箱を取り出し始めるので、俺も伊藤さんの真横に座る。
 俺は伊藤さんのお弁当を“まじまじ”と見る気では無いが、準備が殆ど無いので伊藤さん待ちに成ってしまう。
 俺の場合は袋やラップを取れば、直ぐに食べられるからだ。

『パカ!』

 澄ました表情で伊藤さんはお弁当の蓋を開けると……カラフルなお弁当箱では無く、普通のお弁当が顔を見せる。
 余り女子力が高そうな、カラフルお弁当では無い!?
 お弁当箱の蓋をベンチ上に置いてから、伊藤さんは俺に声を掛けてくる。

「では、食べましょうか!」

「あっ、はい……」

 二人で食事前の挨拶をして、俺と伊藤さんは昼食を食べ始める。
 今日は久しぶりに、好物の焼きそばパンが買えたので、俺は少し嬉しい表情で焼きそばパンにかぶり付くと、伊藤さんは微笑んだ表情で声を掛けてくる。

「美味しそうな、焼きそばパンだね♪」
「武蔵君の昼食は、購買が中心なの?」

 食べながら話すのはマナー上良くないので、俺はかじった焼きそばパンを飲み込んでから、穏やかな表情で返事をする。

「はい。そうですよ。伊藤さん!!」
「高等部に成ってからはずっと購買です!!」
「偶に、コンビニで買ってくる時も有りますけど!!」

「へぇ~~、そうなんだ!」
「そうすると、武蔵君の所は共働き?」

「はい。俺の家は共働きです!!」
「俺の父親は現在単身赴任をしていて、母親は看護師をしております!!」

「ふうん~~。結構大変そうだね。武蔵君の家…」
「看護師の仕事は大変だと、聞いた覚えが有るわ!!」

 興味を持った表情で言う、伊藤さん。
 伊藤さんは言い終えると、ネギ入りの玉子焼きを箸で掴んで頬張る。
 美味しそうな玉子焼きで有る!!

 俺も伊藤さんのことは色々と聞きたいが、焼きそばパンは食べながら話すのも難しい惣菜パンで有る。
 意識して食べないと、麺がこぼれたりするからだ。

 伊藤さんはお腹が空いているのか、その後は会話を振ること無く、食べる方に意識を向けているようで有る。
 俺も今は、食べる方に意識を向けよう……
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