俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第186話 心あらず その1

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 翌日……

 今日は日曜日。
 朝食は小鞠ちゃんを含む全員で摂るが、小鞠ちゃんの俺に対する態度に変化は無かった。

 話し掛ければ応答はするが、要件が言い終わると直ぐに目を背けてしまう。
 虹心を含む家族もそれに対して、何かの対応をしようとはしなかった。

 朝食後、俺は自室に戻り、試験対策勉強を始める。
 昨日十分に勉強をしたからサボりたい気持ちも有るが、何かをしていないと落ち着かないので勉強をする。

 本来の予定では、小鞠ちゃんは夕方まで三國家に居る予定だったらしいが、小鞠ちゃんも俺と顔を合わせたくは無いのだろう。
 虹心と小鞠ちゃんに依る勉強会の続きは、小鞠ちゃんの家に行われることに成って、虹心は小鞠ちゃんと一緒に小鞠ちゃんの家へ向かって行った。

(小鞠ちゃんが帰ったから“やれやれ”と言いたいが、俺は本当に今後をどうするかだな…)
(一人寂しい夏休みは確定だがその間に、彼女が作れる方法を模索しないとな)

(伊藤さんの気が変われば良いのだが、伊藤さんも意志が固い人だからな!)
(でも、その前に学期末試験だけは乗り切らないと…!)

 俺は今後のことを“ぼんやり”と考えながら、自室で試験対策勉強を続けた……

 ……

 ☆

 時は少し流れて、数日後……

 学期末試験も今日で終わりを迎え、学園内にも試験モードから、日常モードへ代わり始める。
 試験(授業)は午前中で終了なので、午後からはクラブ活動が再開される。
 夏休みまで後、1ヶ月を切った訳で有るが、俺には待ち遠しい夏休みでは無い。

 授業終了後。
 俺は帰宅部なので帰宅するがその前に、俺はさり気なく二村さんの方を見る。

「あはは!」
「もう、松田君たら~~♪」
「そんな事言われると、本気にしちゃうよ~~♪」

「うん!」
「本気にして、彩織ちゃん❤」

「あはは!!!」
「松田君も、―――」

(けっ!)
(あのクソ女が!!)

 あの女もクラブ活動が有る筈なのに、松田グループとの会話を楽しんでいる。
 松田も顔を“デレデレ”させて、気持ち悪い顔だ!!
 顔面偏差値なら、俺の方が上なのに!?

 何だか悔しさが込み上げてきて、俺は足早に教室を去る。
 彼奴らの楽しい会話なんか聞きたくない!!
 俺は昇降口に向かいながら考え始める……

(伊藤さんに振られてから一度も連絡をしていないけど、二村に関することなら連絡をしても構わないのだよな!)
(恋人関係への発展はお断りされたけど、親友関係は続いているはずだ!!)
(学期末試験も終わったし、探りを入れる為に連絡を入れてみるか!!)

 俺は昇降口で、運動靴に履き替えて校舎を出るが、校門へは向かわず、校舎沿いに設置されているベンチゾーンに向かう。
 今日の天気は梅雨らしい曇天どんてんで有る上、夕方から降雨の予報が出ている。

 まだ雨は降っていないので、俺はとあるベンチに腰掛け、スマートフォンを手に取って、伊藤さん宛にメッセージを打ち込み始める。
 ベンチ周りで座っている人は俺しか居ない。

「伊藤さん。こんにちは!」
「試験も無事に、終わりましたね♪」

「二村さんに関してですが、二村さんは完全、松田グループに溶け込んでしまいました!!(汗)」
「クラスのDQN女子を束ねる、古賀にも動きは有りませんし、俺はどうすれば良いでしょうか!!///」

(うん……中々、緊迫感が伝わる文章だな!)
(これだけ重みの有るメッセージを送れば、何かしらの返信はするだろう…)

 俺は心の中でそう思いながら、伊藤さん宛の送信ボタンをタップする。
 後は伊藤さんからの返信を待つだけで有るが、俺はその間をどうするべきだろうか?

 伊藤さんもまだ校舎に残っていると思うから、返信が来るまでは此処で待機をするべきかなと感じる。
 だけど、どうしような……
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