俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第261話 喫茶店の姉妹 その2

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「譲羽先輩!」
「私には、先ほど説明しましたように二人の兄が居ます!!」
「一番上の兄さんは航平兄さんと言いますが、もう社会(企業勤め)に出ています!!!」

(虹心はいきなり陽葵先輩に、兄のことを話し始めて何がしたいのだ?)

 虹心は和やかな表情で、陽葵先輩に言っている。
 俺は虹心の言葉を澄ました表情で聞いているが、心の中ではそう考えている。
 だが、虹心は表情を変えずに言葉を続ける。

「私と譲羽先輩も、年齢の離れた兄や姉を持っていますね!!」

 虹心の言葉は其処で終わる。
 虹心は、それを言いたかっただけなのか?
 陽葵先輩は、穏やかな表情で虹心に言い始める。

「…虹心ちゃん一番上のお兄さんは、社会に出ているのですか?」
「今の時代ですから、大学を出てからですよね…?」

「はい。そうですよ。譲羽先輩!」

 笑顔で答える虹心。
 陽葵先輩は、表情を変えずに言葉を続ける。

「私の姉も……お店の経営を引き継いでから数年が経っていますが、年齢だけで言えば、虹心ちゃん一番上のお兄さんより、姉の方が年上かも知れませんね!!」

(成る程…。真優美さんは兄より年上か!!)
(そう考えると……真優美さんは、20代後半からに成るのかな?)
(お店の経営を引き継いだとか言っていたから、以前は別の経営者がいた訳か…)

「譲羽先輩!」
「先輩の言葉から以前は、別の人がこのお店(撫子)を経営していたのですか…?」

 虹心は陽葵先輩が言った、さっきの言葉が気に成ったらしく、尋ねる表情で陽葵先輩に聞く。
 陽葵先輩は和やかな表情で、虹心からの質問に答え始める。

「うん。そうだよ!」
「姉がお店を任させられる前は、親族が経営していたの!」
「親族も高齢と成って、親族が引退と経営を引くと同時に、従業員として働いていた姉がお店の経営を引き継いだの!!」

「あっ、そうなんですか……あれ…?」
「そうすると……先輩。真優美さんがお店を任される以前は、何処か別の町とかに住んでいたのですか?」

 頭の回転が良い虹心は、尋ねる表情で陽葵先輩に質問している。
 会話の辻褄が合わないからだ。

「虹心ちゃん。私と姉は元々昔から、このお店が有る場所に住んでいるよ!」
「元々……このお店は、両親が開いたお店だったから…」

「!///」

(!!)

 穏やかな表情で言う陽葵先輩だが、虹心は『しまった!///』の表情をする。
 俺も同時に、心の中で驚いている。

 これは俺の憶測だが……陽葵先輩両親が開いたお店(撫子)だが、両親に何か不幸が有って、親族の手に経営とか移って、それを真優美さんが取り戻したのだろう……
 片親とかで有ったら、どちらかの名前が出て来るからだ。

「あっ、すいません。譲羽先輩…///」
「私ったら、変なことを聞いてしまって!//////」

 虹心は少し頬を染めて、陽葵先輩に謝っている。
 だが、陽葵先輩は穏やかな表情で虹心に話し掛ける。

「私は別に気にしていないよ。虹心ちゃん!」
「姉一人だけで、このお店を回しているから、不思議に思って当然だよ!!」

「私も……生徒会役員に決まる以前までは、姉のお手伝いをしていたけど、今は姉から『陽葵は大変な時期だし、お手伝いより学園のことや受験勉強をしなさい!』と言われてしまうからね……///」

 最後の文章は、困った微笑み表情で言う陽葵先輩。
 だが、少し悲しそうな表情をしているようにも見えた。

「譲羽先輩は、今年受験生ですからね!」
「きっと、真優美さんも、学業に専念して欲しいと思っているのですよ!!」

『コツ、コツ、―――』

 虹心が穏やかな表情で言い終えたタイミングで、真優美さんが俺たちのテーブルに近づいて来る。

「はい。陽葵!」
「おやつ。お待たせ!!」

 真優美さんは笑顔で言いながら、陽葵先輩の場所に“おやつ”と成る、ドリンクとケーキの配膳を始める。
 ドリンクは、虹心と同じアイスティーの感じがして、ケーキはミルフィーユで有る。
 陽葵先輩は、ミルフィーユケーキが一番好みなんだろうか?
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