俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第4章 高等部先輩と後輩

第311話 後輩と会談 その2

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「…………」

 今日香ちゃんは、凄く何かを言いたそうな目線で、俺が頼んだ和菓子セットを見ている!
 これは、話し合いの前に文句を言われるか!

「えっと、―――」

 だが、俺が声を掛ける前に顔の向きを変えて、今日香ちゃんは真優美さんに澄ました表情で話し始める。

「真優美さん…!」
「私は、アイスティーでお願いします!!」

「今日香ちゃんはアイスティーね!」
「少し、待っていてね!!」

 俺には和菓子セットを勧めた真優美さんで有るが、今日香ちゃんの場合はそのまま営業スマイルで注文を受け付ける?
 やはり真優美さんも、今日香ちゃんには“どら焼き”を勧めにくいのか??

(さて、どう切り出そうかな…)

 俺は注文後に配膳された“おしぼり”の袋を破って、おしぼりで手を拭きながら考える。

「はい。今日香ちゃん!」
「アイスティーね!!♪」

『コト!』

 アイスティーは作り置きがされているらしく、直ぐに今日香ちゃんの元に置かれると同時に、豆菓子やおしぼりなども同時に置かれる。
 今日香ちゃんも俺と同じように、おしぼりの袋を破って手を拭き始める。

「……」

「……」

 俺と今日香ちゃんは親友関係の筈なのに、お互いが喋らずに黙々と“おしぼり”で手を拭いている。
 カウンター内に居る真優美さんも、心配そうな表情で俺たちの様子を見ている。

 手を拭き終えた今日香ちゃんは、おしぼりを静かに置きながら、呟くように言い始める。

「……武蔵君。この前はごめんね…!///」
「でも、僕の気持ちは変わらないから……」

「!?」

(謝罪はされたけど、気持ちは変わらない!?)
(それ、謝る意味無いじゃん!!)

 俺は今日香ちゃんの言葉で、仰天の表情をする。
 気持ちが変わらないのに、謝れても意味が無いからだ!!

 今日香ちゃんは言葉を終えると、アイスティーを飲み始める準備をする。
 俺は一度気分を落ち着かせる為に、アイス緑茶をストロー使って飲み始める。

(……抹茶でも混ぜて有るのかな? 結構、苦みを感じるアイス緑茶だ)
(これなら、どら焼きにも合いそうだな…)

(さて、俺はどう言えば良いのだ……)
(謝罪はされたから『良いよ』で、終わらせれば良い!?)

 今日香ちゃんがアイスティーを一口飲み飲み終えてから、俺は話し始める事を決めて、しばらく待つ。
 ミルクやガムシロップを入れて、アイスミルクティー風にした物を、今日香ちゃんはストローで飲み始める。

「ちゅ~~」

 喉が渇いていたのか、一気にコップの半分位までストローで飲む今日香ちゃん。

「ふぅ…」

 寂しい溜息の後、今日香ちゃんは静かにコップをテーブルに置く。
 俺は困った表情で、今日香ちゃんに話し掛ける。

「今日香ちゃん…」
「謝ってはくれたけど……俺は一体、どうすれば良いのかな…?」

「んっ……」

 今日香ちゃんは唸るような言葉を出すが、その後の言葉は出さない。
 流石に見かねた真優美さんが、今日香ちゃんに悩んだ表情で話し始める。

「今日香ちゃん…。それでは三國君と仲直り出来ないわよ…!///」

「ん~~~///」

 真優美さんの言葉で、子どもが拗ねる表情で今日香ちゃんは唸る!
 こんな状態では、全く話し合いなんて出来ないぞ!!

 今日香ちゃんの中では、俺が折れてくれると思って、真優美さんの店へ来たのだろうか……
 真優美さんは悩んだ表情で、今日香ちゃんに話し続ける。

「あのさ…。今日香ちゃんの気持ちも分からない事は無いけど、お家の問題は後にして、先ずは三國君と親友関係を深めたら?」
「三國君にお菓子作りの才能が、絶対に有るとは限らないからさ!!」

 真優美さんは説得するような口調で、今日香ちゃんに言う。
 果たして、今日香ちゃんはどう動くのだろうか……
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