俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
332 / 657
第4章 高等部先輩と後輩

第332話 台所で妹に話す その2

しおりを挟む
 真優美さんのお店で行われた出来事を、俺は虹心に話している。
 俺が話している間。虹心は質問を一切せず、頷きながら聞いている。

 ……

「まぁ、そんな訳だ。虹心!」

 俺は穏やかな表情で虹心に話し終えると、虹心は尋ねる表情で聞いてくる。
 此処からは虹心の質問タイムになる。

「兄ちゃん!」
「大体、話しの内容は理解出来たけど、兄ちゃんはそれで良いわけ?」
「兄ちゃんにとって、余りメリットが無い感じがするけど……」

「良いも悪いも……今日香ちゃんには冷却期間が必要だし、それに真優美さんから頼まれた事でも有るし……」

 俺は少し困った表情で虹心に言う。
 だが、虹心は問い詰める表情で更に聞いてくる!

「兄ちゃん! それでは、二股に成っちゃうぞ!!」
「真優美さんの気持ちも理解出来るけど、それで譲羽先輩と兄ちゃんに関係を持たせるのはやっぱり変だぞ!」
「兄ちゃんはかなり、新倉先輩を気に入っていた癖して!!」

「……そうは言っても虹心!///」
「これは、ほぼ決定事項なんだ!!///」

 俺は頬を少し染めて、困った表情で虹心に言う。
 そして虹心は、表情を曇らせながら言い始める。

「決定事項って……。美術館に一緒へ行くだけで終われば良いけど、もし本当に……譲羽先輩が意識を持ち始めたら、兄ちゃんはどうするのよ!///」
「そのまま、関係を深めちゃうの!?///」

(虹心は俺に陽葵先輩を推した癖に、事態が進んだら急に及び腰に成って……)
(虹心はどうしたいんだろ……)

 俺は心で感じたことを虹心に聞いてみる。
 俺が陽葵先輩と美術館に行くのを、虹心は間接的に反対してるからだ。
 俺は困った表情で虹心に話し掛ける。

「じゃあ、虹心はどうしたんだ!///」
「今から真優美さんに連絡して、断りの連絡を入れるべきなのか?」
「虹心がそうしろと言えば、そうするが……」

「うーん。言いたくないけど、兄ちゃんは“出し”にされている感じがする!」
「『あこがれの譲羽先輩と、一回でも遊べて良かった!』なら良いけど……」

 困った表情の、歯切れの悪い口調で言う虹心。
 だが、虹心の言う通りだ。

 陽葵先輩が異性に興味を持たないことを、真優美さんは心配している。
 俺は現在。フリーに近い状態で有る。

 俺と今日香ちゃんの問題は、どちらかが引かないと解決しないけど、お互い引く気は無いだろう……

 真優美さんに都合よく使われているのを、俺は自覚しているし、虹心のその辺りを心配している。
 けど、俺は陽葵先輩と関係を出来れば深めたいし、それに万が一深まっても、真優美さんはそれを許してくれると言っている。

「陽葵先輩とデートと言うか、遊びに行くのは先ず、最初で最後に成るだろう…」
「実際……陽葵先輩は乗り気では無いからな!」

 俺は澄ました表情で虹心に言う。

「兄ちゃんがそう思っているなら良いけど……でも、こんな風に成るとは私も予想外だったな…」

 少し悲しい表情で言う虹心!
 虹心はどの意味で、悲しい表情で言っているのだろうか?

 俺がもてあそばれているのを悲しんでいるのか、それとも、俺が陽葵先輩と関係を持ててしまったことを悲しんでいるのか!?
 俺は穏やかな表情で、虹心に話し掛ける。

「そんな悲しい顔をするな。虹心!」
「俺は陽葵先輩と一緒に、美術館の特別展に行くだけだ!!」

「この出来事で陽葵先輩と関係が深まることは無いだろうし、今日香ちゃんにバレることも無いだろう!!」

「兄ちゃんは楽観的だね…!」
「まぁ……兄ちゃんらしいけど…!!」

 困った微笑み表情で言う虹心。
 俺を心配してくれるのは嬉しいが、これはほぼ決まったことで有る。

 くつがえすことは出来るけど、それをしてしまうと真優美さんを裏切ることに成ってしまう。
 それに俺はこれを切っ掛けに、陽葵先輩と関係が深まることを期待していた……
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...