俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
384 / 657
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第384話 放課後 その2

しおりを挟む
(……自動販売機も遂に、冬仕様に変わったか!)

 自動販売機には冷たい缶コーヒーも売っているが、温かい缶コーヒーも売り始めている。

 季節は確実に、冬へ向かっている。
 自動販売機の商品を見ながら、俺は季節を実感した。

『ガコン!』

 今日はまだ、それほど寒くないので、俺は冷たい缶コーヒーを買ってから、自動販売機からベンチゾーンに向かい、見晴らしの良さそうなベンチに腰掛ける。
 ベンチは数多く周辺に設置されているが、放課後の時間帯なので、そのベンチに座っているのは俺ぐらいで有る。

 俺は16時半付近まで、このベンチで時間を潰してから、特進コース教室に向かうことを決める。
 しばらくは休憩タイムだ!

『カシュ!』

 缶コーヒーのプルタブを開け、俺は缶コーヒーを飲み始める。
 砂糖・ミルク入りの缶コーヒーなので、コーヒーの甘さとミルク感を感じて美味しい!

「ふぅ~~!」

 三分の一ぐらい缶コーヒーを飲んでから、俺は軽いため息を吐く。

「良い時間帯だな……」
「秋らしい青空だ…!」

 俺は穏やかな表情で呟いてから、再び缶コーヒーを飲み始める。
 空は真っ青の青では無く、淡い水色と言えば良いだろうか?
 秋の空らしい色合いで有る。

 ……少し遠くの空には、夕方の前兆が見え始めている。
 だが、今日は気温が結構有るため、涼しさよりも暑さを感じる。

「……」

 俺は缶コーヒーを飲みながら、秋空を楽しむ……
 缶コーヒーを飲みながら、俺は秋空を楽しんでいると急に声を掛けられる!?

「兄ちゃん!♪」

「?」
「!!」

「うおぉぉ~~~!?」

 なんと、俺のほぼ真横に虹心が立っていた!?
 何時の間に現れた!??

 俺は驚きの声を上げてしまう!///
 だが虹心は、和やかな表情で俺に話し始める。

「びっくりした。兄ちゃん?♪」
「兄ちゃん…。お空に夢中に成っていて全然、私に気付かなかったからね!♪」
「秋空を見て……伊藤さんのことでも想っていた?♪」

「虹心…///」
「急に声を掛けられたから、びっくりしたよ!///」

「うん……いい空だなと思ってな!」
「伊藤さんのことは……想っていないが!?///」

 俺は少し頬を染めて、驚いた表情で言うが、後半の文章は“とぼけ”ながら言う。
 けど、虹心は表情を変えずに言葉を続ける。

「また、また~~♪」
「帰宅部の兄ちゃんがそんな所に居ると言うことは、まだ学園に居る必要が有るから其処に居るんでしょ!♪」

「其処から推測すれば、伊藤さんしか思い浮かばないからね!!♪」

(相変わらず、洞察力の鋭い虹心だな…)

「うん…。虹心の言う通りだ///」
「この後…。俺は伊藤さんと会う予定が有る///」

 俺は少し頬を染めて、恥ずかしそうな表情で虹心に言う。
 虹心は穏やかな表情で、俺に話し始める。

「やっぱり、そうか!」
「でも、昨日の今日で早速行動が有るとは、伊藤さんもかなり兄ちゃんを意識している感じだね!!」

「前向きに捉えればそう成るな…」
「でも、相手が伊藤さんだから、会ってみないと分からないんだ///(汗)」

 俺は困った表情で虹心に言う。
 亜紀さんは優しい人で有るが、同時に冷酷な人でも有る。

「……」

(中等部の虹心が、高等部の敷地に居ると言うことは、虹心はこれから部活なんだろうか?)

 虹心の部活動で有る、演劇部は高等部旧校舎に有るからだ。
 俺は穏やかな表情で、虹心に話し掛けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜

野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」   「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」 この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。 半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。 別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。 そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。 学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー ⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。 ⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。 ※表紙絵、挿絵はAI作成です。 ※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。

処理中です...