俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
447 / 657
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第447話 グリーンオリーブ その2

しおりを挟む
(恋人関係に成っても、亜紀は個別精算をするのか…)
(まぁ……俺としては、そっちの方がありがたいけど///)

「では、以上で!」

「カレーのホットコーヒーセットに、豚カツをトッピングですね!」
「……お会計は600円と成ります!!」

 俺の注文後。女子生徒は笑顔で俺に向けて言う。
 俺は、言われた金額を女子生徒に支払う。

 俺の支払後。
 女子生徒はタブレットを手に持って操作しており、俺の注文を今時の時代だから、レジから厨房へ送信しているのだろう。(多分?)
 送信を終えた(?)女子生徒は、再び俺に向けて話し始める。

「では、こちらの番号札を持って、お好きな席におかけください」
「ご注文の料理はスタッフがお持ちしますので、テーブルにこの番号札を置いておいてください!」

「お水はセルフサービスと成っており、この後方にございます」

 女子生徒は俺に笑顔で言い終えると、大手ハンバーガーショップで見掛けるような、テーブルに立てる番号札を俺に手渡す。
 俺はそれを貰いながら、会計場所から離れる。

(亜紀は何を食べるのかな?)

 俺はそんなことを思いつつ、席の確保に向かった……

 家庭科部。喫茶模擬店の店内は調理実習室のため、店内のレイアウトは物理的に出来ず、各調理台の一部にテーブルクロスを掛けてそれらしくしている。
 そのため、カウンター席や二人席などは無く、大人数向けのテーブルしか無い。
 椅子も調理実習室に備わっている椅子なので、普通の喫茶店と比べれば椅子の質は悪い。

 模擬店内は先ず先ずのお客さんで埋まっているが、調理実習室は広いため、俺は苦労すること無く席を確保する。
 席を確保するついでに、亜紀の分も含めた“お冷や”も用意して着席すると、注文を終えた亜紀が確保した席にやって来る。

『コトッ』

 亜紀は先ほどのスタッフから注文時に貰った、番号立て札をテーブルに置いてから着席する。
 着席した後。亜紀は穏やかな表情で俺に話し始める。

「座席の確保ありがとう。武蔵君!」
「……同じ席だから注文も一緒にして、後からお金を私が払えば良かったね」

「まぁ、今回は事前に打ち合わせをしなかったし、今度からはそうしよう!」
「ちなみに、亜紀は何を注文したの?」

 俺は穏やかな表情で亜紀に話す。
 ついでに、亜紀の注文した品も聞いてみる。
 亜紀は和やかな表情で、俺の問いに答え始める。

「私は、ミートソースのセットだよ!」
「武蔵君のカレーと同じように、ミートソースも手作りだし、セットに付いてくるパンも自家製なんだよ!♪」

「自家製のパンか…!」
「流石、家庭科部だけ有るね!!」

「凄いでしょ。武蔵君!」
「グランドの飲食模擬店と比べれば値段は少し張るけど、味で言えばこっちの方が遙かに上だからね!♪」

 嬉しそうな表情で俺に言う亜紀。
 感じ的に家庭科部の味を、亜紀は俺にも知って貰いたいのだろうか?
 こんな時でしか、家庭科部の味を知ることは出来ないし。

「そう言えば調理実習室を……家庭科部は模擬店にしてしまっているけど、何処で料理を作っているんだ?」

 俺は疑問を感じながら呟くと、亜紀は自慢げの表情で俺の疑問に答え始める。

「武蔵君!」
「料理の方は、調理準備室で作っているんだよ!」

「普通の学校なら、準備室に調理が出来る施設はないと思うけど、この学園はイベントで使われることを意識して、大型冷蔵庫や本格的な厨房が有るんだよ!」

「へぇ~~」
うちの学園の調理準備室は、そんな風に成っているんだ!」

「言われてみれば、準備室に大型冷蔵庫が無いと、クラスで調理実習する時に不具合が起きるね!///」
「冷蔵庫までは分かるけど、厨房までは驚きだ!!」

 俺は驚きながら亜紀に言う。
 中等部(中学校)で調理実習が有るように、高等部でも調理実習は有る。

 だが、調理実習で調理実習室に入ると、各テーブルには食材が既に用意されており、直ぐに調理が出来る態勢がほぼ出来ている。
 野菜類は常温でも良いのが有るが、肉や魚類は冷蔵保存が基本で有る。

 調理実習室には冷蔵庫は無いから、準備室に冷蔵庫が有るのは冷静考えれば直ぐに分かることだが、厨房までは驚きで有った!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜

野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」   「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」 この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。 半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。 別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。 そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。 学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー ⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。 ⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。 ※表紙絵、挿絵はAI作成です。 ※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...