俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
451 / 657
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編

第451話 場が悪くなる……

しおりを挟む
「虹心ちゃん…」
「武蔵君から聞いたのだけど、虹心ちゃんと小鞠ちゃんは幼なじみなんだよね?」

「そうですよ。亜紀さん!♪」

 虹心は亜紀の質問を笑顔で答えるが、亜紀は少し頬染めた、困った表情で虹心に話し始める。

「小鞠ちゃんのことを武蔵君に聞いた時。武蔵君と小鞠ちゃんの関係も聞いてしまった!///」

「私が言うのもおかしいけど、上手にフォローして置いてくれないかな?///」
「小鞠ちゃんのことを……///」

「……分かりました。亜紀さん!」
「上手に小鞠ちゃんをフォローして置きます!!」

 虹心に少しの間が有ったが、虹心は和やかな表情で亜紀に言う。
 虹心は軽々しく亜紀からの要望を聞き入れたが、どうやって小鞠ちゃんをフォローするのだ?

(『素直に諦めろ』とでも、虹心は小鞠ちゃんに向けて言うのかな?)
(でも、それしか無いよな??)

「……ありがとう。虹心ちゃん///」
「私も小鞠ちゃんの焦った様子を見てしまったけど、かなり動揺していたからね///」

 亜紀は少し頬を染めた、困った微笑み表情で虹心に言う。
 虹心は困った笑顔で、亜紀に話し始める。

「まぁ……動揺するでしょうね」
「小鞠ちゃんは、まだ兄ちゃんが―――!?///」

「いっ、いえ、何でも無いです!///」
「私が、上手に小鞠ちゃんをフォローして置きますので安心してください!!」
「亜紀さん…」

 虹心は小鞠ちゃんの本音を、うっかり亜紀に喋りそうに成り、一瞬慌てふためいた表情を見せるが、直ぐに表情を戻して亜紀に話す。

「!…///」

 勘の良い亜紀は、虹心の言葉で小鞠ちゃんが、俺にまだ恋心を抱いているのに気付き、驚きの表情を見せる。

(うーん)
(虹心に白雪姫役のことを聞きたかったが、今この場で聞く状況では無いな)
(そんなことを聞いたら、俺は空気が読めない子に認定される!)

(それに小鞠ちゃんはまだ、俺を意識しているか…///)
(本来は嬉しいことなんだけど、俺は此処で二股を掛ける人間では無いし……)

「でっ、では、兄ちゃんに亜紀さん!」
「私は小鞠ちゃんと、待ち合わせをしていますので!!(汗)」

『タタッ』

 虹心は、困った笑顔と陽気な口調で俺と亜紀に言い終えると、足早にその場を立ち去ってしまう!

 虹心も空気を読むのが上手だ。
 これ以上この場に居ると、ボロを出す恐れが有ると虹心は判断したのだろう。

「……」

 亜紀は困った表情をしていた。
 まだ諦めていないことに“びっくり”しているのか、それとも小鞠ちゃんの恋心を壊したことに後悔をしているのだろうか?

 俺は和やかな表情で亜紀に話し掛けるが、普段より陽気モードで話し掛ける。

「亜紀!」
「虹心も行ってしまったし、文化部の方を回ろうぜ!!」

「……うん」

 だが、亜紀は元気無さそうに返事をする。
 亜紀が気にしたって、どうしようも出来ないのに……
 俺は真面目な表情と少し強めの口調で、亜紀に言い始める。

「亜紀……さっきも言ったが、俺は小鞠ちゃんより亜紀を選んだんだ!」
「小鞠ちゃんが俺のことをまだ意識していても、俺の心は変わらないし、虹心がちゃんとフォローしてくれるから気にするなよ!!」

「そっ……そうね!///」
「私も……色々な人から告白を受けて、その中から武蔵君を選んだ…!」

「……うん!」
「切り替える!!」

 前半の文章は悩んだ表情で言う亜紀だが、後半の文章は気を持ち直した表情で言う。
 亜紀は意外に繊細な人なんだろうか?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった! ……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。 なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ! 秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。 「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」 クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない! 秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!

サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜

野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」   「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」 この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。 半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。 別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。 そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。 学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー ⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。 ⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。 ※表紙絵、挿絵はAI作成です。 ※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。

バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件

沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」 高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。 そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。 見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。 意外な共通点から意気投合する二人。 だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは―― > 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」 一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。 ……翌日、学校で再会するまでは。 実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!? オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

処理中です...