480 / 657
第5章 個別ルート 伊藤亜紀編
第480話 忍び寄る篤志
しおりを挟む
……
亜紀とのデートが終わった翌週から数日が経つ。
学園生活での亜紀との関係は何も変わらないでいるが、亜紀は以前より微笑むことが少なくなった気がする?
亜紀はやはり、俺と篤志を天秤に掛けているのだろうか?
篤志が亜紀自宅の固定電話に架けてきた、通話内容を俺は亜紀に聞いて見たが、亜紀は『別に、昔話を楽しんだだけだよ』と、穏やかな表情で言われてしまう。
俺には亜紀周辺を探れる人物はいないから、亜紀の言葉と行動を信じるしかない。
その日の放課後……
俺は部活・クラブ活動には入っていないし、亜紀は授業後でも特進コース生だから特別授業が有る。
亜紀と付き合い始めた当初は、亜紀の特別授業が終わるのを俺は良く待っていたが、最近は待たないことも多くなって、以前のように一人で学園から帰る日も多くなった。
(さて、家に帰ったら何をしようかな♪)
今日も一人で、俺は学園の正門から出るが、その時に……俺に向けて爽やかな口調で声を掛けられる?
「……三國武蔵さんですよね?」
俺は急に声を掛けられたので、内心驚きつつ、その声の方に顔を向けると、以前プリンモールで出会った黒崎篤志で有った。
(こいつ……遂に、学園まで来たか!)
(俺では無く、絶対に亜紀が目的だろうな!!)
俺は心の中で敵対心を持つが、それは口には出さず、穏やかな表情で篤志に話し始める。
「えっと……黒崎さんですね。こんにちは」
「はい…。三國ですが…!」
「やはり、そうでしたよね。こんにちは!」
「プリンモールでお会いした、黒崎です…!」
「……今日は伊藤亜紀さんとは、ご一緒では無いのですか?」
篤志は和やかな表情で俺に言った後。尋ねる表情で俺に聞いてくる。
やっぱり、亜紀が目的か!
俺は困った表情をしながら、篤志からの問いに答え始める。
「あ~~亜紀はまだ、授業中なんですよ!」
「亜紀は、黒崎さんも知っているように特進コースですから…」
(さて、この言葉で篤志はどう出る?)
(このまま引き下がるのか、それとも亜紀が此処に来るまで、待っていると言うか?)
「そうか……それは、都合がいいな!」
篤志は何かを小声で呟いたが、俺には聞き取れなかった。
すると、篤志は突然笑顔に変わって、俺にフレンドリー口調で話し始める!
「三國さんでは無く、武蔵さん!」
「今日は亜紀に会うのが目的では無く、武蔵さんに会うのが目的だったのです!」
「いや~~、会えて嬉しい!♪」
「!?」
(俺に会うのが目的だと!?)
(篤志は俺を、懐柔させる気か!!)
俺は心の中で感じるが、篤志はフレンドリー口調で言葉を続ける。
「俺は武蔵さんのことを、亜紀さん経由でしか聞いていませんが、俺自身でも武蔵さんのことを知りたくて、態々学校を早退してまで来訪しました!」
「もしよろしければ、この近くに有るファミレスで、少し談笑をしませんか?♪」
「あっ、当然。俺からの誘いですので、武蔵さんの飲食代金は全て持ちます!」
篤志とは学校は違うが、同級生で有る俺に対しタメ口では無く、比較的丁寧語で話す。
俺も、篤志のことは亜紀からの情報だけでは無く、自分自身で聞いて置かなければ、篤志が真の敵なのか、それとも只の興味なのかは見抜けない。
(名和高校を早退して来た割には、篤志は制服姿なんだな…!)
(名和高校からそのまま、葉月学園に来たのかな?)
(学園近くのファミレスだと『クチナシ』が、一番近いよな)
(クチナシなら、葉月学園生も良く立ち寄る店で有るから、余所者の篤志も変な行動は取れないだろう)
篤志の姿は、襟詰めの学生服姿で有った。
ふざけた着こなし方はしていないので、篤志は高校で優等生を演じているのだろう?
葉月学園から一番近いファミレスは『クチナシ』で有る。
そのファミレスは、イタリアンファミレスで有り『クチナシ』と言う店名で展開している。
葉月学園から一番近いファミレスで有るから、放課後はクチナシに立ち寄って、学園の親友同士や、部活・クラブ活動同士で会話を楽しむ学園生も多い。
ファミレスで有るので料金の単価も安く、イタリア料理の代表で有る、ピザやパスタも安価で食べることが出来る。
葉月学園から駅の方角に有り、俺には自宅と反対方向に成るが、学園から徒歩で約10分で行けるので、駅前のハンバーガーショップに行くよりかは近い。
篤志は、俺のことを知りたいから近付いて来たし、俺も篤志のことは自分自身でも知りたかった……
亜紀とのデートが終わった翌週から数日が経つ。
学園生活での亜紀との関係は何も変わらないでいるが、亜紀は以前より微笑むことが少なくなった気がする?
亜紀はやはり、俺と篤志を天秤に掛けているのだろうか?
篤志が亜紀自宅の固定電話に架けてきた、通話内容を俺は亜紀に聞いて見たが、亜紀は『別に、昔話を楽しんだだけだよ』と、穏やかな表情で言われてしまう。
俺には亜紀周辺を探れる人物はいないから、亜紀の言葉と行動を信じるしかない。
その日の放課後……
俺は部活・クラブ活動には入っていないし、亜紀は授業後でも特進コース生だから特別授業が有る。
亜紀と付き合い始めた当初は、亜紀の特別授業が終わるのを俺は良く待っていたが、最近は待たないことも多くなって、以前のように一人で学園から帰る日も多くなった。
(さて、家に帰ったら何をしようかな♪)
今日も一人で、俺は学園の正門から出るが、その時に……俺に向けて爽やかな口調で声を掛けられる?
「……三國武蔵さんですよね?」
俺は急に声を掛けられたので、内心驚きつつ、その声の方に顔を向けると、以前プリンモールで出会った黒崎篤志で有った。
(こいつ……遂に、学園まで来たか!)
(俺では無く、絶対に亜紀が目的だろうな!!)
俺は心の中で敵対心を持つが、それは口には出さず、穏やかな表情で篤志に話し始める。
「えっと……黒崎さんですね。こんにちは」
「はい…。三國ですが…!」
「やはり、そうでしたよね。こんにちは!」
「プリンモールでお会いした、黒崎です…!」
「……今日は伊藤亜紀さんとは、ご一緒では無いのですか?」
篤志は和やかな表情で俺に言った後。尋ねる表情で俺に聞いてくる。
やっぱり、亜紀が目的か!
俺は困った表情をしながら、篤志からの問いに答え始める。
「あ~~亜紀はまだ、授業中なんですよ!」
「亜紀は、黒崎さんも知っているように特進コースですから…」
(さて、この言葉で篤志はどう出る?)
(このまま引き下がるのか、それとも亜紀が此処に来るまで、待っていると言うか?)
「そうか……それは、都合がいいな!」
篤志は何かを小声で呟いたが、俺には聞き取れなかった。
すると、篤志は突然笑顔に変わって、俺にフレンドリー口調で話し始める!
「三國さんでは無く、武蔵さん!」
「今日は亜紀に会うのが目的では無く、武蔵さんに会うのが目的だったのです!」
「いや~~、会えて嬉しい!♪」
「!?」
(俺に会うのが目的だと!?)
(篤志は俺を、懐柔させる気か!!)
俺は心の中で感じるが、篤志はフレンドリー口調で言葉を続ける。
「俺は武蔵さんのことを、亜紀さん経由でしか聞いていませんが、俺自身でも武蔵さんのことを知りたくて、態々学校を早退してまで来訪しました!」
「もしよろしければ、この近くに有るファミレスで、少し談笑をしませんか?♪」
「あっ、当然。俺からの誘いですので、武蔵さんの飲食代金は全て持ちます!」
篤志とは学校は違うが、同級生で有る俺に対しタメ口では無く、比較的丁寧語で話す。
俺も、篤志のことは亜紀からの情報だけでは無く、自分自身で聞いて置かなければ、篤志が真の敵なのか、それとも只の興味なのかは見抜けない。
(名和高校を早退して来た割には、篤志は制服姿なんだな…!)
(名和高校からそのまま、葉月学園に来たのかな?)
(学園近くのファミレスだと『クチナシ』が、一番近いよな)
(クチナシなら、葉月学園生も良く立ち寄る店で有るから、余所者の篤志も変な行動は取れないだろう)
篤志の姿は、襟詰めの学生服姿で有った。
ふざけた着こなし方はしていないので、篤志は高校で優等生を演じているのだろう?
葉月学園から一番近いファミレスは『クチナシ』で有る。
そのファミレスは、イタリアンファミレスで有り『クチナシ』と言う店名で展開している。
葉月学園から一番近いファミレスで有るから、放課後はクチナシに立ち寄って、学園の親友同士や、部活・クラブ活動同士で会話を楽しむ学園生も多い。
ファミレスで有るので料金の単価も安く、イタリア料理の代表で有る、ピザやパスタも安価で食べることが出来る。
葉月学園から駅の方角に有り、俺には自宅と反対方向に成るが、学園から徒歩で約10分で行けるので、駅前のハンバーガーショップに行くよりかは近い。
篤志は、俺のことを知りたいから近付いて来たし、俺も篤志のことは自分自身でも知りたかった……
0
あなたにおすすめの小説
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる
釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。
他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。
そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。
三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。
新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている
夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった!
……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。
なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ!
秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。
「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」
クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない!
秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2026.2.22)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる