俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編

第517話 折れる真優美さん

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「三國君!」
「陽葵を姉目線で見るのは、別に良い!」

「でも、三國君は本当に陽葵の弟になるつもりで、陽葵と関係を深めたいの!?」

「……」

(本音は『はい。そうです!』だが、それを言ったら真優美さんは怒るかな?)

 真優美さんは、真剣な眼差しで俺に聞いてくる。
 俺は、少し頬を染めた困った微笑み表情で、真優美さんに話し始める。

「陽葵先輩に甘えたいのは本当です…///」
「俺の家庭内で過度に甘えられる場所は無いから、自然と陽葵先輩のような人を求めてしまうのです///」

「虹心とはとても仲が良いですが、妹の虹心を姉目線で見るのは、やはりと感じまして……」

「……///(汗)」

 真優美さんは少し頬染めて、困った笑顔をしている。
 真優美さんの中でも、返答に困っているのか?

(この言い方だと、俺はシスコンに成るのか…?)
(けど、俺の中ではこれが一番の言葉だと感じたし!?)

「ふぅ…」

「分かったわ。三國君の情熱に、私は負けたわ///」

 真優美さんは溜め息の後。困った笑顔で俺に話す。
 真優美さんは表情を変えず、俺に言葉を続ける。

「三國君を彼氏にするかは陽葵の判断で有るけど、私は一応三國君を応援して上げる」
「本当は……其処までお姉さんを求めているなら、本来は私が一肌脱ぐべきなんだけど、私は残念ながら三國君とはその様な関係は求めてないからね///」

(真優美さんはやっぱり、俺には気が全然無いんだ!(汗))
(俺は真優美さんでも全然平気だし、真優美さんの方が本音を言えば理想のお姉さんだ!///)

「……そろそろ陽葵が帰って来る時間だし、陽葵が帰って来たら、私が仲介して上げるわ」
「三國君の事情を聞けば、陽葵は三國君との関係を本格的に、意識し始めるかも知れないわ」

 真優美さんは、穏やかな表情で俺に話す。
 俺は陽葵先輩の姉と成る、真優美さんを味方に付けることが出来た。

 後は、陽葵先輩が俺の気持ちを受け入れてくれるだろうか?

 ……

 俺は陽葵先輩が帰って来るまで、真優美さんのお店でコーヒーを飲みながら待つ。
 その時に、お茶請けと成るクッキーも無料で頂く。

 真優美さんは、俺の為に店を早々と閉店にしてしまったので、閉店作業をしている。
 レジを締めていたり、カウンター内の後片付けをしている。

(もし、俺が陽葵先輩と関係を深めたら、俺もこの店なでしこでアルバイトとか手伝いをするように成るのかな?)
(この店のオーナーは真優美さんでは有るが、人手が常に足りている感じはしない)

(接客業は大変だと、ネットで見たことが有るが、俺に出来るだろうか?)

 俺はそんなことを心の中で思いながら、陽葵先輩が帰って来るのを待つ。
 陽葵先輩は前期に生徒会副会長を務めていたが、後期からは普通の学園生に戻っている。

 だが、陽葵先輩は12月の第1週末に開催される、(高等部)葉月祭実行委員会のボランティアに参加しているため、放課後に成っても直ぐには帰って来ないらしい。
 学園祭で有る葉月祭は、年間行事の中で一番規模の大きい行事で有る。

 その、葉月祭の実行委員会は生徒会で構成されているので、現生徒会だけではどうしても人手が足りない。
 其処で、生徒会経験者がボランティアの名目で、実行委員会の一員と成って補佐をするらしい。

 陽葵先輩は元生徒会副会長になるので、ボランティアと言いつつ、任される仕事は実行委員会並に変わらないらしい。

「お姉ちゃん。ただいま~~♪」

 喫茶店の住居と成る部分から、陽葵先輩の陽気な声が聞こえて来る!
 陽葵先輩が、学園から帰って来たようだ。
 陽葵先輩は学園制服のままで、喫茶店の方に姿を見せる。

「ただいま、お姉ちゃん!」

「……あれ?」
「お姉ちゃん……もう、お店は閉めちゃったの??」

 陽葵先輩は和やかな表情で、真優美さんに向けて帰宅挨拶をするが、店内が既に閉店していることに気付き、怪訝な表情で真優美さんに問い始める。

 真優美さんは困った微笑み表情で、陽葵先輩に話し始めた。
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