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第6章 個別ルート 譲羽陽葵編
第542話 『撫子』でするクリスマスパーティー その4
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「……兄ちゃんは、今日香ちゃんの所のケーキを見て、今日香ちゃんのことを思い出しちゃった?」
虹心は困った笑顔で、俺に話し掛ける。
虹心は俺を思いやっているつもりで居るだろうが、陽葵先輩が居る前で言うことでは無い。
「まぁ……その通りで有るが……」
俺は『渋々』の表情で虹心に言う。
本来なら『場の空気を読んで言え。虹心!』と言いたいが、俺が今日香ちゃんから振られたのは、陽葵先輩や真優美さんも知っている。
「兄ちゃん!」
「過去を振り返るのも大事だけど、今と将来を見るのが一番大事だよ!!」
「過去を変えることは、現代の技術では出来ないからね!!」
虹心は、少し真面目な表情で俺に言う。
そんなのは、俺だって分かっている。
けど、真優美さんは和やかな表情で、俺たちに向けて話し出す。
「このケーキはね、知っての通り。新倉さんの所だよ!」
「今回は、今日香ちゃんがこのケーキをお店に配達してくれたんだけど、何時も通りの姿だったわよ!!」
真優美さんは俺を気遣ってか、そんなことを話す。
今日香ちゃんが元気なのは、真優美さんからの話しで聞けたが、今日香ちゃんは本当に俺のことを諦めてくれた(?)だろうか。
俺は少しバツの悪い表情で、真優美さんに尋ねる。
「……真優美さん」
「今日香ちゃんが元気なのは分かりましたが、例の跡継ぎ問題はどうなりましたか?」
「あぁ、それね。武蔵君!」
「これは……玄三さんからの話しだけど、何だか、新しい男性スタッフが入ったんだって!!」
「それに、募集も掛けていないのに、態々嘆願しに来たんだって!」
「お店のことを心配している人が、私以外にも居て、玄三さんも根負けしたらしいの…」
「スタッフに成れたその人は、おじいさんの補佐をしているんだって!」
「嘆願しに来るだけ有って、腕もそこそこ有るらしい」
「その人の年齢は確か……20代前半とか言っていたような」
真優美さんは穏やかな表情で、俺の質問に答え、最後は何かを思い出す表情で話す。
(……そうか)
(新しい人(跡継ぎ候補)が入ったから、今日香ちゃんは元気を取り戻し、俺を完全に見限った訳か)
(これで俺は遠慮無しに、陽葵先輩と言いたいが……これで、俺と今日香ちゃんの縁は完全に切れたな…)
「だからね。このクリスマスケーキもその人が手伝っているから、例年と比べてデコレーションが微妙に違うのよ!」
「味に関しては、今まで通りだよ!♪」
真優美さんは嬉しそうな表情で、俺たちに向けて話す。
今日香ちゃんの所のケーキを、俺は食べ慣れていないから、そんな事を言われても分かりようが無い///
「では…、ケーキのロウソクに火を付けて、盛り上げて行きましょうか!♪」
真優美さんは笑顔で言いながら、ケーキに刺さっているロウソクに、ガスマッチで火を付け始める……
今日香ちゃんの現在を知れた俺で有ったが、何だか少し寂しい感じもした……
「メリークリスマス!」
「ふぅ~~♪」
みんなでその言葉を言った後。虹心が笑顔で、ロウソクの火を息で吹き消す。
その役を虹心が名乗り出て、誰も反対しなかったので、虹心が行う。
その後はケーキを切り分け、ケーキをハーブティで楽しむ。
甘い物は別腹とよく言うが、満腹のわりにはケーキが、素直に口へ入っていく。
それは、虹心や真優美さんたちも同じようで有った……
……
ケーキの味に関しては、言うまでも無く美味しかった。
けど、以前食べた時と比べて、少し食べやすい感じがした。
多分だが、新しく入った人が今風に、味を微妙に変えているのだろう。
昔ながらの、素朴な味が売りの『新倉洋菓子店』で有るが、それでは現代の洋菓子競争には絶対に勝てないし、現にピンチを迎えている。
作ったケーキの半数もしくは、それ以上を『撫子』に卸しているし、パティシエで有る玄三さんも、おじいさんと言うからにはかなりの高齢なんだろう?
その補佐の人が、この先の新倉洋菓子店の舵を切るのか、それとも技術だけを盗むだけかは分からないが……俺が心配する必要は無いだろう。
クリスマスケーキを食べ終えた後は、パーティーの余韻を楽しむ訳で有るが、今の所、陽葵先輩から俺へのイベントは発生していないし、俺も陽葵先輩に対し、何も行動を起こしていない。
このクリスマスパーティーはプレゼント交換が無いから、プレゼント交換のイベントが起きないし、虹心や真優美さんも、俺と陽葵先輩をくっつけようとする行動も起こさない。
クリスマスパーティー自体は楽しいし、料理も美味しかった。
ケーキの方も食べ応えが有ったので、俺の腹は完全に満腹状態で有る。
後少しの時間で……このパーティーも終わりを迎えてしまうが、何としても、俺と陽葵先輩とのイベントを発生させなければ!!
虹心は困った笑顔で、俺に話し掛ける。
虹心は俺を思いやっているつもりで居るだろうが、陽葵先輩が居る前で言うことでは無い。
「まぁ……その通りで有るが……」
俺は『渋々』の表情で虹心に言う。
本来なら『場の空気を読んで言え。虹心!』と言いたいが、俺が今日香ちゃんから振られたのは、陽葵先輩や真優美さんも知っている。
「兄ちゃん!」
「過去を振り返るのも大事だけど、今と将来を見るのが一番大事だよ!!」
「過去を変えることは、現代の技術では出来ないからね!!」
虹心は、少し真面目な表情で俺に言う。
そんなのは、俺だって分かっている。
けど、真優美さんは和やかな表情で、俺たちに向けて話し出す。
「このケーキはね、知っての通り。新倉さんの所だよ!」
「今回は、今日香ちゃんがこのケーキをお店に配達してくれたんだけど、何時も通りの姿だったわよ!!」
真優美さんは俺を気遣ってか、そんなことを話す。
今日香ちゃんが元気なのは、真優美さんからの話しで聞けたが、今日香ちゃんは本当に俺のことを諦めてくれた(?)だろうか。
俺は少しバツの悪い表情で、真優美さんに尋ねる。
「……真優美さん」
「今日香ちゃんが元気なのは分かりましたが、例の跡継ぎ問題はどうなりましたか?」
「あぁ、それね。武蔵君!」
「これは……玄三さんからの話しだけど、何だか、新しい男性スタッフが入ったんだって!!」
「それに、募集も掛けていないのに、態々嘆願しに来たんだって!」
「お店のことを心配している人が、私以外にも居て、玄三さんも根負けしたらしいの…」
「スタッフに成れたその人は、おじいさんの補佐をしているんだって!」
「嘆願しに来るだけ有って、腕もそこそこ有るらしい」
「その人の年齢は確か……20代前半とか言っていたような」
真優美さんは穏やかな表情で、俺の質問に答え、最後は何かを思い出す表情で話す。
(……そうか)
(新しい人(跡継ぎ候補)が入ったから、今日香ちゃんは元気を取り戻し、俺を完全に見限った訳か)
(これで俺は遠慮無しに、陽葵先輩と言いたいが……これで、俺と今日香ちゃんの縁は完全に切れたな…)
「だからね。このクリスマスケーキもその人が手伝っているから、例年と比べてデコレーションが微妙に違うのよ!」
「味に関しては、今まで通りだよ!♪」
真優美さんは嬉しそうな表情で、俺たちに向けて話す。
今日香ちゃんの所のケーキを、俺は食べ慣れていないから、そんな事を言われても分かりようが無い///
「では…、ケーキのロウソクに火を付けて、盛り上げて行きましょうか!♪」
真優美さんは笑顔で言いながら、ケーキに刺さっているロウソクに、ガスマッチで火を付け始める……
今日香ちゃんの現在を知れた俺で有ったが、何だか少し寂しい感じもした……
「メリークリスマス!」
「ふぅ~~♪」
みんなでその言葉を言った後。虹心が笑顔で、ロウソクの火を息で吹き消す。
その役を虹心が名乗り出て、誰も反対しなかったので、虹心が行う。
その後はケーキを切り分け、ケーキをハーブティで楽しむ。
甘い物は別腹とよく言うが、満腹のわりにはケーキが、素直に口へ入っていく。
それは、虹心や真優美さんたちも同じようで有った……
……
ケーキの味に関しては、言うまでも無く美味しかった。
けど、以前食べた時と比べて、少し食べやすい感じがした。
多分だが、新しく入った人が今風に、味を微妙に変えているのだろう。
昔ながらの、素朴な味が売りの『新倉洋菓子店』で有るが、それでは現代の洋菓子競争には絶対に勝てないし、現にピンチを迎えている。
作ったケーキの半数もしくは、それ以上を『撫子』に卸しているし、パティシエで有る玄三さんも、おじいさんと言うからにはかなりの高齢なんだろう?
その補佐の人が、この先の新倉洋菓子店の舵を切るのか、それとも技術だけを盗むだけかは分からないが……俺が心配する必要は無いだろう。
クリスマスケーキを食べ終えた後は、パーティーの余韻を楽しむ訳で有るが、今の所、陽葵先輩から俺へのイベントは発生していないし、俺も陽葵先輩に対し、何も行動を起こしていない。
このクリスマスパーティーはプレゼント交換が無いから、プレゼント交換のイベントが起きないし、虹心や真優美さんも、俺と陽葵先輩をくっつけようとする行動も起こさない。
クリスマスパーティー自体は楽しいし、料理も美味しかった。
ケーキの方も食べ応えが有ったので、俺の腹は完全に満腹状態で有る。
後少しの時間で……このパーティーも終わりを迎えてしまうが、何としても、俺と陽葵先輩とのイベントを発生させなければ!!
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