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第5話 ドキドキ初夜!? その2
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翌日……
俺は何だか体が暖かいなと感じつつ目が覚める…
(あっ、そう言えば咲子と一緒に寝たんだった……)
咲子を起こさないようにゆっくり起き上がろうとした時、何かが引っかかるような感じがした。
(あれ? ああ……)
良く見ると咲子に手を握られていた。
(昨夜、あいつ手握っていたな…)
握られていると言うよりかは、添えられている感じだが、どうしようか考える。
(特に予定は無いから、もう少し寝ていても良いが、朝ご飯の準備もしたいしな…)
しばらく考えたが、やっぱり手を離すことにした。
そーっと、咲子の腕を動かし体に乗せる。
(やっぱり、女の子の腕は細いな)
気付いて起きるかなと思ったが、咲子は起きずに『す~す~』と寝息を立てている。
(子どもは寝顔が一番可愛いと言うが、正にそうだな)
そう思いつつ、俺は布団から離れた。顔を洗って朝ご飯の準備を始める。
俺の単身赴任中の朝食は、主に菓子パンとコーヒーと、3連カップのヨーグルトの内の1個だが、咲子が来ている以上、有る程度の物は出そうと思った。
お米は前日に研いで、炊飯器にセットして有るのでスイッチを入れるだけだ。
味噌汁は一から作るが、インスタントの出汁の素や調味味噌を使うのでそんなに手間か掛からない。
問題はおかずだが、簡単に作れるのは卵料理ぐらいしか思いつかない。
(まぁ、目玉焼きで良いか?)
キャベツと油揚げで味噌汁を作り、サラダ代わりにトマトを切る。味噌汁も味噌を入れるぐらいの所で、ちょうど寝室にしている部屋の戸が開く。
「お父さん……おはよ」
寝ぼけ眼の咲子が、眠たそうに挨拶をしてくる。
「おはよ、咲子」
「眠たかったらまだ、寝ていても良いぞ!」
「うん。ありがと」
「でも、ご飯出来そうだし、顔洗ってくるね…」
「分かった」
「あっ、朝ご飯のおかずは卵だけどどうする?」
「卵焼きか目玉焼きのこと?」
「そうそう。まだ新鮮だから生でも食べられるよ」
「ん~~、卵焼きかな……」
「卵焼きか、了解!」
咲子が洗面所で顔を洗っている間に卵焼きを作る。
卵液に和風顆粒だし・砂糖を入れて、一応だし巻き卵風にする。
「何か、お弁当作っている匂いがするね!」
顔を洗い終わって、台所に戻って来た咲子がそんな事を言う。
「お弁当か。まあ、お弁当に卵焼きは定番だもんな」
「よし、卵焼きも完成だ。咲子、ご飯装ってくれる?」
「ご飯? 分かった!」
咲子がご飯を装っている間に、お椀に味噌汁を注いで座卓に運ぶ。
「お父さん! ご飯これくらいで良い?」
咲子は台所から、茶碗に装ったご飯を見せてくる。
「うん。それで良いよ」
「わかった!」
しばらくすると、茶碗が乗ったお盆を持って、咲子が居間に来る。
「はい、お父さん!」
俺の場所に茶碗を置いてくれる。
「ありがとう」
「どういたしまして」
咲子も自分の場所に茶碗を置く。
「温かい内に食べようか」
「うん!」
2人揃って『いただきます』を言う。
咲子は早速、味噌汁をすする。
「あっ、やっぱりと思ったけど、お味噌、白味噌なんだ」
「ああ、俺は白味噌の方が好きだからな」
「えっ、そうなの?」
「家ではそんな事言って無かったよね?」
「まぁ、母さんは赤味噌とか合わせ味噌の方が好きだからな」
「じゃあ、お父さんの方が折れたんだね!」
咲子はにやにやしながら言ってくる。
「折れたと言うか……やっぱり、料理を作る方が主導権が有ると思うんだ」
「じゃあ、お父さんが家で味噌汁作ったら白味噌に成るの?」
「いや、成らないな」
「何で?」
咲子は不思議そうな顔をしながらが言う。
『主導権はこっちなのに!』とでも思っているのだろうか?
「味噌も小さいカップ買っても、数回で使い切るのは難しいからな」
「俺が味噌汁係に成れば別だが、そうでなければ母さんが文句言うよ」
「お母さん、変なとこで細かいからね…」
「まあ、それだけ、家の事をしっかりやってくれている証だよ!」
「ふーん」
気のない返事をする咲子。
その後は、適当な会話をして朝食が終わる。2人で後片付けをして、洗濯物をベランダに干す。
「さて、朝の家事は終わりだが、咲子はこの後どうする?」
「私?」
「お父さんはどうするの?」
「俺?」
「まあ、テレビ見るか、ネット見るかだな」
「そんなのつまんないよ!」
「ねぇ、今日は天気も良いし何処か一緒に出掛けようよ!!」
「えっ!?」
「この時期は何処行っても激混みだぞ!」
「私だって、その激混みの時期に来たんだよ!」
「まあ、そりゃ、そうだけど……ちなみに、咲子は何処に行きたい?」
咲子にリクエストを聞いてみる。
すると、咲子は指を口に持ってきながら考える。
「ん~~、別にお父さんと一緒なら何処でも良いけど、デートらしい所が良いな!」
「デート!?」
「あっ、えっと、デートじゃなくて、2人が楽しめそうな所!」
「今から出掛けて、2人が楽しめそうな所。ショッピングセンターか映画、それとも動物園か―――」
「あっ、なら、お父さん映画にしょうよ。実は私見たいのが有るの!」
「映画か……。久しぶりだな」
「よし! なら、出掛ける準備しようか!」
「決まりだね。じゃあ私は着替えてくるね!」
「あぁ…」
急遽、2人で映画を見に行くことになった。
何の映画を見るかは聞き損ねたけど、まあこの時期だし、B級アクション映画か若手俳優の恋愛邦画だろう。
遠くから蝉の声が響いてくる晴天の日。新たな出来事が始まろうとしていた。
俺は何だか体が暖かいなと感じつつ目が覚める…
(あっ、そう言えば咲子と一緒に寝たんだった……)
咲子を起こさないようにゆっくり起き上がろうとした時、何かが引っかかるような感じがした。
(あれ? ああ……)
良く見ると咲子に手を握られていた。
(昨夜、あいつ手握っていたな…)
握られていると言うよりかは、添えられている感じだが、どうしようか考える。
(特に予定は無いから、もう少し寝ていても良いが、朝ご飯の準備もしたいしな…)
しばらく考えたが、やっぱり手を離すことにした。
そーっと、咲子の腕を動かし体に乗せる。
(やっぱり、女の子の腕は細いな)
気付いて起きるかなと思ったが、咲子は起きずに『す~す~』と寝息を立てている。
(子どもは寝顔が一番可愛いと言うが、正にそうだな)
そう思いつつ、俺は布団から離れた。顔を洗って朝ご飯の準備を始める。
俺の単身赴任中の朝食は、主に菓子パンとコーヒーと、3連カップのヨーグルトの内の1個だが、咲子が来ている以上、有る程度の物は出そうと思った。
お米は前日に研いで、炊飯器にセットして有るのでスイッチを入れるだけだ。
味噌汁は一から作るが、インスタントの出汁の素や調味味噌を使うのでそんなに手間か掛からない。
問題はおかずだが、簡単に作れるのは卵料理ぐらいしか思いつかない。
(まぁ、目玉焼きで良いか?)
キャベツと油揚げで味噌汁を作り、サラダ代わりにトマトを切る。味噌汁も味噌を入れるぐらいの所で、ちょうど寝室にしている部屋の戸が開く。
「お父さん……おはよ」
寝ぼけ眼の咲子が、眠たそうに挨拶をしてくる。
「おはよ、咲子」
「眠たかったらまだ、寝ていても良いぞ!」
「うん。ありがと」
「でも、ご飯出来そうだし、顔洗ってくるね…」
「分かった」
「あっ、朝ご飯のおかずは卵だけどどうする?」
「卵焼きか目玉焼きのこと?」
「そうそう。まだ新鮮だから生でも食べられるよ」
「ん~~、卵焼きかな……」
「卵焼きか、了解!」
咲子が洗面所で顔を洗っている間に卵焼きを作る。
卵液に和風顆粒だし・砂糖を入れて、一応だし巻き卵風にする。
「何か、お弁当作っている匂いがするね!」
顔を洗い終わって、台所に戻って来た咲子がそんな事を言う。
「お弁当か。まあ、お弁当に卵焼きは定番だもんな」
「よし、卵焼きも完成だ。咲子、ご飯装ってくれる?」
「ご飯? 分かった!」
咲子がご飯を装っている間に、お椀に味噌汁を注いで座卓に運ぶ。
「お父さん! ご飯これくらいで良い?」
咲子は台所から、茶碗に装ったご飯を見せてくる。
「うん。それで良いよ」
「わかった!」
しばらくすると、茶碗が乗ったお盆を持って、咲子が居間に来る。
「はい、お父さん!」
俺の場所に茶碗を置いてくれる。
「ありがとう」
「どういたしまして」
咲子も自分の場所に茶碗を置く。
「温かい内に食べようか」
「うん!」
2人揃って『いただきます』を言う。
咲子は早速、味噌汁をすする。
「あっ、やっぱりと思ったけど、お味噌、白味噌なんだ」
「ああ、俺は白味噌の方が好きだからな」
「えっ、そうなの?」
「家ではそんな事言って無かったよね?」
「まぁ、母さんは赤味噌とか合わせ味噌の方が好きだからな」
「じゃあ、お父さんの方が折れたんだね!」
咲子はにやにやしながら言ってくる。
「折れたと言うか……やっぱり、料理を作る方が主導権が有ると思うんだ」
「じゃあ、お父さんが家で味噌汁作ったら白味噌に成るの?」
「いや、成らないな」
「何で?」
咲子は不思議そうな顔をしながらが言う。
『主導権はこっちなのに!』とでも思っているのだろうか?
「味噌も小さいカップ買っても、数回で使い切るのは難しいからな」
「俺が味噌汁係に成れば別だが、そうでなければ母さんが文句言うよ」
「お母さん、変なとこで細かいからね…」
「まあ、それだけ、家の事をしっかりやってくれている証だよ!」
「ふーん」
気のない返事をする咲子。
その後は、適当な会話をして朝食が終わる。2人で後片付けをして、洗濯物をベランダに干す。
「さて、朝の家事は終わりだが、咲子はこの後どうする?」
「私?」
「お父さんはどうするの?」
「俺?」
「まあ、テレビ見るか、ネット見るかだな」
「そんなのつまんないよ!」
「ねぇ、今日は天気も良いし何処か一緒に出掛けようよ!!」
「えっ!?」
「この時期は何処行っても激混みだぞ!」
「私だって、その激混みの時期に来たんだよ!」
「まあ、そりゃ、そうだけど……ちなみに、咲子は何処に行きたい?」
咲子にリクエストを聞いてみる。
すると、咲子は指を口に持ってきながら考える。
「ん~~、別にお父さんと一緒なら何処でも良いけど、デートらしい所が良いな!」
「デート!?」
「あっ、えっと、デートじゃなくて、2人が楽しめそうな所!」
「今から出掛けて、2人が楽しめそうな所。ショッピングセンターか映画、それとも動物園か―――」
「あっ、なら、お父さん映画にしょうよ。実は私見たいのが有るの!」
「映画か……。久しぶりだな」
「よし! なら、出掛ける準備しようか!」
「決まりだね。じゃあ私は着替えてくるね!」
「あぁ…」
急遽、2人で映画を見に行くことになった。
何の映画を見るかは聞き損ねたけど、まあこの時期だし、B級アクション映画か若手俳優の恋愛邦画だろう。
遠くから蝉の声が響いてくる晴天の日。新たな出来事が始まろうとしていた。
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