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第32話 団らん その1
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晩ご飯の準備も完了して、いよいよ、食事の開始だ!
みんなで『いただきます』をして晩ご飯が始まる。
咲子や真央は早速、唐揚げを箸で掴みに行く。
そして……2人とも美味しい、美味しいと言いながら唐揚げを食べている。
俺と母さんはそれを見届けながら、俺は缶ビールのプルタブを開けて、母さんのコップの方に持って行く。
「母さん、お疲れ!」
「晩ご飯作り、大変だったよね」
「あら、お父さん、ありがと♪」
「そりゃあ、大変よ♪」
「でも、やはり、子ども達が美味しそうに食べてくれると、作った甲斐が有ったよ♪」
母さんは、そう言いながらコップを持って、俺が缶ビールを注いでいく。
ビールは、泡をそう立てずにコップ注いでいく……。下手な人がビールを注ぐと、泡だらけのビールと成ってしまい、飲みにくいし美味しさも半減する。
比較的バランスの良い感じで、母さんのコップにビールを注げると、母さんが言ってくる。
「偶には、お父さんのも注いで上げようかな♪」
今度は母さんにビールを注いで貰うが、やはりと言うか、コップには泡だらけのビールが完成してしまう……
「あはは、失敗しちゃった♪」
「ビールを相手に注ぐのも中々難しいね!」
「ごめんね~~」
母さんは笑いながら謝る。
「俺は全然平気だよ!」
「母さん、今日は来てくれてありがとう!」
「乾杯!」
「はい、乾杯!」
俺は母さんのコップを『カチン』と鳴らして乾杯をして、ビールを飲み干す。
殆ど泡だらけのビールだが、やはりこの時期、最初の一口が最高に旨い。母さんもコップを空ける。
「母さん、もう一杯行く?」
「ん~~、ビールより今はご飯かな♪」
「そう…」
母さんはそう言いながら、咲子達と同じように唐揚げを箸で掴みに行く。母さんも美味しそうに唐揚げを食べている。
俺はそれを眺めつつ、手酌で缶ビールをコップに注いでもう一杯飲む。家は手酌が基本で有る。
「うん、やっぱり夏はビールだ! 俺も、早速唐揚げを行くか!!」
唐揚げは、大きなお皿一枚では乗り切らずに2皿に成っている。結果的に別けるつもりでは無いはずだが、咲子が揚げたお皿と母さんが揚げたお皿と別れてしまった。
(さて、どちらから食べようか?)
(咲子には悪いが、母さんの方が見た目は美味しそうだし……)
俺は、お皿を見ながら考えていると、急に咲子が俺の小皿に唐揚げを数個載せてくる。もちろん、咲子が揚げたお皿からだし、咲子が食事で使っている箸で唐揚げを載せる!?
「ほらほら、お父さんが大好きな唐揚げだよ! たくさん食べてね!!」
「あぁ、ありがと……では、早速食べるよ」
今まで、気にした事は無かったが、咲子と間接キスの状態だ。しかし、咲子は気にせずにご飯を食べている。
『家族だから当然だ!』と、俺は脳に上書きをしてから、咲子が揚げた唐揚げを食べる。
『カラッ』と揚がっているが、少し揚げが甘い部分が有る。初めて揚げた唐揚げだから、ここで小言を言うのはお門違いで有る。
「うん。咲子、美味しいよ」
「火も通っているようだし、母さんと同じ味がするよ!」
「えへ、お世辞でも嬉しいよ!」
「でも、味付けしたのは、お父さんと真央だからね!」
「まだ、まだ、一杯有るからね!」
俺は、唐揚げやサラダをつまみにビールを進めていく。
母さんのその後は、ビールからジュースにチェンジしたようだ。咲子や真央達もジュースを飲んで晩ご飯を楽しんでいる。
適当に周りと、雑談や日常を話ながら、話掛けながら晩ご飯と会話を楽しんでいる。
俺も適当に会話に混ざりつつ、食事を楽しんでいると、真央が珍しく俺に声を掛けてくる。
「お父さん!」
「どうした、真央!」
「あのね、お父さん! 私ネコ飼いたいの!!」
「私の友達の奈子ちゃんが、ネコ飼っていて凄く可愛いの!」
「ちびちゃんと言ってね、人懐っこいネコだけど、臆病なの……」
「私もそんな、短足ネコ欲しい!!」
「臆病は要らないけど…」
真央は一気に俺に向かって話すが、全然話の内容が掴めない!
要約すると、ネコが飼いたいで良いのだろうか?
しかし、情報が多すぎて、解釈が難しすぎる!!
「えっ、短足ネコ!」
「そんな、ネコ居るの!?」
(……短足ネコってなんだ? 子ネコの事?)
「居るよ! 私も、短足ネコ飼いたい!!」
「そうか…」
俺は、状況がさっぱり飲み込めないので、母さんに話を振る。
「なぁ、母さん。母さんは真央から聞いている?」
「ええ……」
「夏休みに、真央が友達の奈子ちゃんの家に招待されて、そこでネコと遊んだらしいの!」
「短足ネコとは、マンチカンって言う品種なの!」
「短足だから、成長しても大きな子ネコに見えてしまうの。それから、真央はすっかりにネコに目覚めちゃって!」
「家では飼えないよと、何回も言ったんだけど、真央は中々諦めなくて……」
「それで、お父さんが良いと言ったら、仕方無いかなと思って…」
「でも、その品種。調べたらお値段が結構するのよね。私からしたら……ねっ!」
最後の方は、ばつの悪そうな顔をしながら母さんは言った。
(ペットは中々大変だからな…)
母さんの気持ちも分かるが、真央を悲しませる訳にはいけない。
どうしようかと考える俺だった……
みんなで『いただきます』をして晩ご飯が始まる。
咲子や真央は早速、唐揚げを箸で掴みに行く。
そして……2人とも美味しい、美味しいと言いながら唐揚げを食べている。
俺と母さんはそれを見届けながら、俺は缶ビールのプルタブを開けて、母さんのコップの方に持って行く。
「母さん、お疲れ!」
「晩ご飯作り、大変だったよね」
「あら、お父さん、ありがと♪」
「そりゃあ、大変よ♪」
「でも、やはり、子ども達が美味しそうに食べてくれると、作った甲斐が有ったよ♪」
母さんは、そう言いながらコップを持って、俺が缶ビールを注いでいく。
ビールは、泡をそう立てずにコップ注いでいく……。下手な人がビールを注ぐと、泡だらけのビールと成ってしまい、飲みにくいし美味しさも半減する。
比較的バランスの良い感じで、母さんのコップにビールを注げると、母さんが言ってくる。
「偶には、お父さんのも注いで上げようかな♪」
今度は母さんにビールを注いで貰うが、やはりと言うか、コップには泡だらけのビールが完成してしまう……
「あはは、失敗しちゃった♪」
「ビールを相手に注ぐのも中々難しいね!」
「ごめんね~~」
母さんは笑いながら謝る。
「俺は全然平気だよ!」
「母さん、今日は来てくれてありがとう!」
「乾杯!」
「はい、乾杯!」
俺は母さんのコップを『カチン』と鳴らして乾杯をして、ビールを飲み干す。
殆ど泡だらけのビールだが、やはりこの時期、最初の一口が最高に旨い。母さんもコップを空ける。
「母さん、もう一杯行く?」
「ん~~、ビールより今はご飯かな♪」
「そう…」
母さんはそう言いながら、咲子達と同じように唐揚げを箸で掴みに行く。母さんも美味しそうに唐揚げを食べている。
俺はそれを眺めつつ、手酌で缶ビールをコップに注いでもう一杯飲む。家は手酌が基本で有る。
「うん、やっぱり夏はビールだ! 俺も、早速唐揚げを行くか!!」
唐揚げは、大きなお皿一枚では乗り切らずに2皿に成っている。結果的に別けるつもりでは無いはずだが、咲子が揚げたお皿と母さんが揚げたお皿と別れてしまった。
(さて、どちらから食べようか?)
(咲子には悪いが、母さんの方が見た目は美味しそうだし……)
俺は、お皿を見ながら考えていると、急に咲子が俺の小皿に唐揚げを数個載せてくる。もちろん、咲子が揚げたお皿からだし、咲子が食事で使っている箸で唐揚げを載せる!?
「ほらほら、お父さんが大好きな唐揚げだよ! たくさん食べてね!!」
「あぁ、ありがと……では、早速食べるよ」
今まで、気にした事は無かったが、咲子と間接キスの状態だ。しかし、咲子は気にせずにご飯を食べている。
『家族だから当然だ!』と、俺は脳に上書きをしてから、咲子が揚げた唐揚げを食べる。
『カラッ』と揚がっているが、少し揚げが甘い部分が有る。初めて揚げた唐揚げだから、ここで小言を言うのはお門違いで有る。
「うん。咲子、美味しいよ」
「火も通っているようだし、母さんと同じ味がするよ!」
「えへ、お世辞でも嬉しいよ!」
「でも、味付けしたのは、お父さんと真央だからね!」
「まだ、まだ、一杯有るからね!」
俺は、唐揚げやサラダをつまみにビールを進めていく。
母さんのその後は、ビールからジュースにチェンジしたようだ。咲子や真央達もジュースを飲んで晩ご飯を楽しんでいる。
適当に周りと、雑談や日常を話ながら、話掛けながら晩ご飯と会話を楽しんでいる。
俺も適当に会話に混ざりつつ、食事を楽しんでいると、真央が珍しく俺に声を掛けてくる。
「お父さん!」
「どうした、真央!」
「あのね、お父さん! 私ネコ飼いたいの!!」
「私の友達の奈子ちゃんが、ネコ飼っていて凄く可愛いの!」
「ちびちゃんと言ってね、人懐っこいネコだけど、臆病なの……」
「私もそんな、短足ネコ欲しい!!」
「臆病は要らないけど…」
真央は一気に俺に向かって話すが、全然話の内容が掴めない!
要約すると、ネコが飼いたいで良いのだろうか?
しかし、情報が多すぎて、解釈が難しすぎる!!
「えっ、短足ネコ!」
「そんな、ネコ居るの!?」
(……短足ネコってなんだ? 子ネコの事?)
「居るよ! 私も、短足ネコ飼いたい!!」
「そうか…」
俺は、状況がさっぱり飲み込めないので、母さんに話を振る。
「なぁ、母さん。母さんは真央から聞いている?」
「ええ……」
「夏休みに、真央が友達の奈子ちゃんの家に招待されて、そこでネコと遊んだらしいの!」
「短足ネコとは、マンチカンって言う品種なの!」
「短足だから、成長しても大きな子ネコに見えてしまうの。それから、真央はすっかりにネコに目覚めちゃって!」
「家では飼えないよと、何回も言ったんだけど、真央は中々諦めなくて……」
「それで、お父さんが良いと言ったら、仕方無いかなと思って…」
「でも、その品種。調べたらお値段が結構するのよね。私からしたら……ねっ!」
最後の方は、ばつの悪そうな顔をしながら母さんは言った。
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どうしようかと考える俺だった……
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