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第62話 我が家の長女 その4
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お父さんの家に着いた、私とお姉ちゃん。
私は玄関の鍵を開けて、お姉ちゃんと一緒に入る。
お姉ちゃんを居間にしている部屋に案内すると、お姉ちゃんは聞いて来る。
「咲子」
「布団とかはちゃんと有るのだよね?」
「夏だけど、床で直寝とかは流石に無いよね!?」
「その辺は大丈夫だよ!」
「布団はちゃんと有るよ! だけど2組しかないから、私がお父さんと一緒に寝れば解決かな?」
するとお姉ちゃんは、焦った声で言って来た。
「えっ、咲子!」
「あいつと一緒に寝るの!?」
「襲われるよ!!」
「実際、寝た事有るけど、襲われはしなかったよ!」
「大丈夫だよ!!」
「いや、それは偶々、運が良かっただけと思うよ!」
「普通は私と咲子が一緒に寝て、あいつが1人で寝るもんだから!」
「お姉ちゃんが、私と一緒に寝たければ別にそれで良いけど」
「……あんた、変わってるね」
「まぁ、いいや。咲子、何か飲み物頂戴!」
「あれだけの距離を歩かされれば喉も渇くわ!」
「じゃあ、用意するから待っていてね♪」
「うん」
私は冷蔵庫に入っているジュースをコップに注いで、お姉ちゃん元へ持って行く。もちろん、私の分もきちんと注いだ。
ジュースを一口付けてから、私はお姉ちゃんに聞く。
「それで、お姉ちゃんの食べたい晩ご飯は決まった?」
「大体は決まったけど、あいつは何時に帰って来るの?」
「ん~とね…大体19時位かな」
「19時か……。一番、飲食店が混む時間帯だね」
「そうなるね」
「今日が週末だからな。何処に行っても混んでいるな」
「どうしよ……?」
「お姉ちゃんは、何処か食べに行きたいの?」
「そりゃあ、食べに行けば、夕食の準備はしなくても良いから楽でしょ!」
「話を聞くと咲子が食事作りをしているから、咲子も大変だろうし、そうなると私も手伝わなければ成らなくなるから…」
「私的には、混んでいる時間帯にお店に食べに行きたくは無いな」
「待ち時間も有るだろうし、料理が出てくる時間も遅くなるし…」
「私はぶっちゃけ、食べたい物は特に無いんだけど、咲子が外食嫌なら作る?」
「でも、何を作る?」
「その前に、咲子は何を作れる!?」
「私。大体の物は作れるよ!」
「お姉ちゃん。私が作るなら何が食べたい?」
「咲子が作るなら、簡単な物の方が良いよね」
「鍋とか、夏だけど…」
「あっ、お鍋良いね!」
「お姉ちゃん! お鍋料理を私が作るよ!!」
「外食が嫌で、鍋が食べたいのなら、そうするけど」
「そうしようよ!」
「お父さんもきっと、疲れているはずだから、お家ご飯の方が喜ぶと思うし!!」
「……」
私はそう言うと、お姉ちゃんは唖然として私を見つめている。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「……咲子は、あいつの事好きなんだね…」
「でも、そうか……そうだよね」
「で無ければ、わざわざあいつの元に出向いて、こんな生活しないよね!」
「咲子のさっきの言葉。本当にあいつの事を思って喋っていたよ…」
「えっ、そうなの!?」
「全然気付かなかった!!」
「まぁ、良いや」
「じゃあ、外食は止めて鍋にするわ。でも、そうすると材料が無いよね」
「うん……。お姉ちゃんが何を食べたいか分からないから、食材の準備は特にしていなかった」
「そうすると、買い物か。気分的にな~」
「お姉ちゃん。お疲れモードなら私1人でも買い物に行けるけど?」
「悪いけど、咲子。お願いしても良い?」
「朝からアルバイトで、アルバイトが終わったら、ほぼ直ぐにこっちに向かったようなもんだから」
「じゃあ、お姉ちゃんはゆっくりしていて。私、今から買い物に行ってくるよ!」
「お鍋は決定だけど、何鍋にする?」
「この家、卓上コンロは無さそうだから、しゃぶしゃぶは厳しいけど…」
「咲子が作れる範囲内ので良いよ!」
「でも、最初は牛ステーキを食べるつもりで居たから、牛肉の鍋……すき焼きとかが良いな!」
「すき焼きね!」
「分かった!! じゃあ、買い物に行ってくる」
私はそう言いながら、エコバッグを持って、何時ものスーパーに買い物に向かうが、向かう途中で有る事に気付く。
(あれ?)
(すき焼きはたしか、冬の鍋料理だよな。白菜は買えるだろうけど、春菊や長ネギは買えるのか?)
(その前に、すき焼き用の肉は売っているのだろうか?)
(まぁ、行って見れば分かるか!)
変わり種のすき焼きなら問題無いけど、オーソドックスのすき焼きと成ると材料が揃わないかも知れない……。私は少し不安を感じながらスーパーに向かった。
私は玄関の鍵を開けて、お姉ちゃんと一緒に入る。
お姉ちゃんを居間にしている部屋に案内すると、お姉ちゃんは聞いて来る。
「咲子」
「布団とかはちゃんと有るのだよね?」
「夏だけど、床で直寝とかは流石に無いよね!?」
「その辺は大丈夫だよ!」
「布団はちゃんと有るよ! だけど2組しかないから、私がお父さんと一緒に寝れば解決かな?」
するとお姉ちゃんは、焦った声で言って来た。
「えっ、咲子!」
「あいつと一緒に寝るの!?」
「襲われるよ!!」
「実際、寝た事有るけど、襲われはしなかったよ!」
「大丈夫だよ!!」
「いや、それは偶々、運が良かっただけと思うよ!」
「普通は私と咲子が一緒に寝て、あいつが1人で寝るもんだから!」
「お姉ちゃんが、私と一緒に寝たければ別にそれで良いけど」
「……あんた、変わってるね」
「まぁ、いいや。咲子、何か飲み物頂戴!」
「あれだけの距離を歩かされれば喉も渇くわ!」
「じゃあ、用意するから待っていてね♪」
「うん」
私は冷蔵庫に入っているジュースをコップに注いで、お姉ちゃん元へ持って行く。もちろん、私の分もきちんと注いだ。
ジュースを一口付けてから、私はお姉ちゃんに聞く。
「それで、お姉ちゃんの食べたい晩ご飯は決まった?」
「大体は決まったけど、あいつは何時に帰って来るの?」
「ん~とね…大体19時位かな」
「19時か……。一番、飲食店が混む時間帯だね」
「そうなるね」
「今日が週末だからな。何処に行っても混んでいるな」
「どうしよ……?」
「お姉ちゃんは、何処か食べに行きたいの?」
「そりゃあ、食べに行けば、夕食の準備はしなくても良いから楽でしょ!」
「話を聞くと咲子が食事作りをしているから、咲子も大変だろうし、そうなると私も手伝わなければ成らなくなるから…」
「私的には、混んでいる時間帯にお店に食べに行きたくは無いな」
「待ち時間も有るだろうし、料理が出てくる時間も遅くなるし…」
「私はぶっちゃけ、食べたい物は特に無いんだけど、咲子が外食嫌なら作る?」
「でも、何を作る?」
「その前に、咲子は何を作れる!?」
「私。大体の物は作れるよ!」
「お姉ちゃん。私が作るなら何が食べたい?」
「咲子が作るなら、簡単な物の方が良いよね」
「鍋とか、夏だけど…」
「あっ、お鍋良いね!」
「お姉ちゃん! お鍋料理を私が作るよ!!」
「外食が嫌で、鍋が食べたいのなら、そうするけど」
「そうしようよ!」
「お父さんもきっと、疲れているはずだから、お家ご飯の方が喜ぶと思うし!!」
「……」
私はそう言うと、お姉ちゃんは唖然として私を見つめている。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「……咲子は、あいつの事好きなんだね…」
「でも、そうか……そうだよね」
「で無ければ、わざわざあいつの元に出向いて、こんな生活しないよね!」
「咲子のさっきの言葉。本当にあいつの事を思って喋っていたよ…」
「えっ、そうなの!?」
「全然気付かなかった!!」
「まぁ、良いや」
「じゃあ、外食は止めて鍋にするわ。でも、そうすると材料が無いよね」
「うん……。お姉ちゃんが何を食べたいか分からないから、食材の準備は特にしていなかった」
「そうすると、買い物か。気分的にな~」
「お姉ちゃん。お疲れモードなら私1人でも買い物に行けるけど?」
「悪いけど、咲子。お願いしても良い?」
「朝からアルバイトで、アルバイトが終わったら、ほぼ直ぐにこっちに向かったようなもんだから」
「じゃあ、お姉ちゃんはゆっくりしていて。私、今から買い物に行ってくるよ!」
「お鍋は決定だけど、何鍋にする?」
「この家、卓上コンロは無さそうだから、しゃぶしゃぶは厳しいけど…」
「咲子が作れる範囲内ので良いよ!」
「でも、最初は牛ステーキを食べるつもりで居たから、牛肉の鍋……すき焼きとかが良いな!」
「すき焼きね!」
「分かった!! じゃあ、買い物に行ってくる」
私はそう言いながら、エコバッグを持って、何時ものスーパーに買い物に向かうが、向かう途中で有る事に気付く。
(あれ?)
(すき焼きはたしか、冬の鍋料理だよな。白菜は買えるだろうけど、春菊や長ネギは買えるのか?)
(その前に、すき焼き用の肉は売っているのだろうか?)
(まぁ、行って見れば分かるか!)
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