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154話 カミサマの恋愛事情
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トレーニングは中止という旨を伝えられ、私は自室へと戻った。侍女達に手伝って貰い、体を綺麗に拭いて着替えを行う。レオンが訓練所に現れる前に、ランニングと準備体操だけは済ませてしまっていたので汗をかいていたのだ。外で行う本格的な鍛錬は久しぶりだったから、気合い入ってたんだよね。
レオンが聞きたいことって、ジェフェリーさんに関することだろうな。ルーイ様とセドリックさん……このふたりからの報告というなら確定だろう。レオンの落ち着き振りからして、私が心配していたような乱暴な展開にはならないはず。ジェフェリーさんはきっと大丈夫。心の中で何度もそう言い聞かせながら、レオンが来るのを待った。
着替えを終えて、大体1時間くらい経過した頃だろうか。私の部屋にレオンが訪ねて来たのだけど、彼はひとりではなかった。
「よう、クレハ。ご機嫌よう」
「ルーイ様も来て下さったんですね」
レオンと一緒にルーイ様がいた。ジェフェリーさんの件でレオンとの仲立ちをしてくれたのは彼なので、いるのは別におかしくない。私としてもいて貰った方が心強い。
「ミシェルちゃん達と打ち合わせをしてた流れでね。レオンがクレハにも会いに行くって言うから付いて来た」
「打ち合わせ?」
「それについても、今から説明する。クレハ、俺が君に聞きたいことの見当はついているんだろう?」
「はい。ジェフェリーさんの事ですよね」
レオンは静かに頷いた。やっぱりそうだった……分かってはいたけど緊張で胸が苦しくなる。その後ソファへと移動し、ジェフェリーさんへの対応について説明を受けることになった。
「心配そうな顔しないで。現時点でジェフェリー・バラードをどうこうしようなんて考えてないから」
私の家でリズが目撃した魔法については調査するけれど、ジェフェリーさんが関わっているかはまだ分からない。いずれにしても事実確認が先だとレオンは言う。
「彼はうちのエリスを助けてくれた恩人のひとりでもある。それに、クレハとリズからこんなにも慕われている人が、悪さをしているとは思えないしね」
私の不安を取り除くためか、レオンが優しく微笑んでくれる。それだけで胸の圧迫感がなくなっていくのを感じた。
「クレハはジェフェリーさんと一緒にいて何か異変を感じたことはある? リズみたいに魔法の片鱗を見たとか」
「いいえ。それどころか、ジェフェリーさんからは魔法という単語すらも聞いた事がありません」
「そう……」
私はレオンみたいに魔力の気配を感じ取ることは出来ない。自分が直接見たり聞いたりしただけの情報になるけど、ジェフェリーさんが魔法使いだと思えるような素振りや言動は無かった。
「調査には俺もついていくからね。ジェフェリーさんの疑いを晴らすお手伝いをしてあげるよ」
「えっ……ルーイ様?」
レオンと同様に、私を安心させようとしてくれたのだろうけれど……ついて行くって、調査に? ルーイ様、本気かな。なんか楽しそうだし……
この乗り気なルーイ様をレオンはどう思っているのだろう。彼の意見を求め、じっと顔を見つめてみた。するとレオンは、ここに来る直前まで行っていたという打ち合わせについて教えてくれた。
その内容は、私の家へ調査に行くための準備のことで、早ければ明日にでも出発するとの事。メンバーはリズとミシェルさん……そして、ルーイ様にセドリックさん。最初はミシェルさんだけで行う予定だったらしいけど、リズとルーイ様が協力を志願したんだって。セドリックさんは、みんなのフォロー役ということだ。
「リズ達にはクレハの使いという目的で、屋敷に向かって貰う。公爵には今日文を出したから、その返答次第だけど、出来るだけ早く決行したいと考えているよ」
リズが調査への同行を自ら言い出したというのにはちょっと驚いた。魔法を実際に見たのはあの子だから……きっと、真実を知りたいという気持ちが強かったのだろう。リズが行くというなら自分もと思ってしまう。でもそれは、目の前の婚約者が許してはくれないのだろうな……
「レオン、それ私も一緒に行……」
「ダメ」
「やっぱり……」
思わず隣に座っていたルーイ様のシャツの裾を握りしめた。彼に口添えをして貰えるかもという期待を込めて……
「クレハ、俺に縋っても無駄だよ。これについてはレオンは絶対に譲らない」
お前は王宮で大人しくしていろと、ルーイ様にまで言われてしまう。取り付く島もない。
「もしクレハが無理やり行くっていうのなら、俺もアポ無しでついてく事にするけど……それでもいいの?」
「それはちょっと……」
事前連絡も無しに王太子殿下に訪問なんてされたら、うちの家がパニックになっちゃう……
「お留守番ばっかりさせて悪いとは思うけど我慢して。その代わりじゃないけど、レナードとルイスを好きにしていい。あいつらは君の側にいることを喜んでいるからね。積極的に構ってやって」
遊び相手にするなり、トレーニングに付き合わせるなり自由にしろだって。そんなこと言われても……おふたりには今でも充分お世話になっている。これ以上ともなると気が引けちゃうな。
「調査報告はエリスを使って、セドリックが逐一入れてくれることになってるけど……先生、向こうではあいつを弄って遊ぶのは止めて下さいね。リズもいますし、セドリックには護衛という大切な役割もあるんですから」
「遊びじゃねーし、本気だわ。つか、セディとは話ついたって言ったろ」
「それなら良いのですが……今朝のあいつの状態を見ている身としては、心配なのですよ」
「ルーイ様、セドリックさんに何かしたんですか!? 迷惑かけちゃダメって言ったのに」
本日セドリックさんは自室で休養を取っているそうだ。寝不足なんだって。ルーイ様が心労をかけたせいで……
「別に何もしてないよ」
「あっ! 目逸らした。とぼけないで下さい」
なんてわかりやすい。本人もセドリックさんの不調の原因が自分だと理解している。でも具体的にそれを説明する気はないみたい。レオンはなんとなく分かっているのか、無理に聞き出そうとはせずに私達のやり取りを傍観している。
「セディと約束したから言わない。俺とアイツの秘密」
その瞬間……私は息を呑んだ。ルーイ様の笑った顔が、今まで何度も見たことのあるそれと明らかに違ったからだ。カッコよくて綺麗なのは同じ……でも、それだけじゃなくて。とろりと熱を帯びた瞳はまるで……どうしよう、ドキドキしてきた。
「先生、感情がだだ漏れです。そういう顔は意中の相手にだけ向けて下さい」
背後からレオンの声がする。目の周りを覆う温かな感触は彼の手のひらだった。視界が急に真っ暗になったと思ったら、私はレオンに目隠しをされていた。
「そんなつもりはなかったんだけどな。ヤバいね……無意識だった」
ルーイ様は『ごめんね』と軽く謝罪をした。レオンの目隠しが外されて、私はもう一度ルーイ様を見た。そこにはいつもと変わらない彼の姿があった。
気のせい……だったのかな。ルーイ様はセドリックさんを気に入っていて、彼の話をするときはいつも楽しそうだ。けれど、さっきの笑顔は……セドリックさんの事を考えて浮かべたであろう、その表情がまるで――――
恋をしているようだった。
レオンが聞きたいことって、ジェフェリーさんに関することだろうな。ルーイ様とセドリックさん……このふたりからの報告というなら確定だろう。レオンの落ち着き振りからして、私が心配していたような乱暴な展開にはならないはず。ジェフェリーさんはきっと大丈夫。心の中で何度もそう言い聞かせながら、レオンが来るのを待った。
着替えを終えて、大体1時間くらい経過した頃だろうか。私の部屋にレオンが訪ねて来たのだけど、彼はひとりではなかった。
「よう、クレハ。ご機嫌よう」
「ルーイ様も来て下さったんですね」
レオンと一緒にルーイ様がいた。ジェフェリーさんの件でレオンとの仲立ちをしてくれたのは彼なので、いるのは別におかしくない。私としてもいて貰った方が心強い。
「ミシェルちゃん達と打ち合わせをしてた流れでね。レオンがクレハにも会いに行くって言うから付いて来た」
「打ち合わせ?」
「それについても、今から説明する。クレハ、俺が君に聞きたいことの見当はついているんだろう?」
「はい。ジェフェリーさんの事ですよね」
レオンは静かに頷いた。やっぱりそうだった……分かってはいたけど緊張で胸が苦しくなる。その後ソファへと移動し、ジェフェリーさんへの対応について説明を受けることになった。
「心配そうな顔しないで。現時点でジェフェリー・バラードをどうこうしようなんて考えてないから」
私の家でリズが目撃した魔法については調査するけれど、ジェフェリーさんが関わっているかはまだ分からない。いずれにしても事実確認が先だとレオンは言う。
「彼はうちのエリスを助けてくれた恩人のひとりでもある。それに、クレハとリズからこんなにも慕われている人が、悪さをしているとは思えないしね」
私の不安を取り除くためか、レオンが優しく微笑んでくれる。それだけで胸の圧迫感がなくなっていくのを感じた。
「クレハはジェフェリーさんと一緒にいて何か異変を感じたことはある? リズみたいに魔法の片鱗を見たとか」
「いいえ。それどころか、ジェフェリーさんからは魔法という単語すらも聞いた事がありません」
「そう……」
私はレオンみたいに魔力の気配を感じ取ることは出来ない。自分が直接見たり聞いたりしただけの情報になるけど、ジェフェリーさんが魔法使いだと思えるような素振りや言動は無かった。
「調査には俺もついていくからね。ジェフェリーさんの疑いを晴らすお手伝いをしてあげるよ」
「えっ……ルーイ様?」
レオンと同様に、私を安心させようとしてくれたのだろうけれど……ついて行くって、調査に? ルーイ様、本気かな。なんか楽しそうだし……
この乗り気なルーイ様をレオンはどう思っているのだろう。彼の意見を求め、じっと顔を見つめてみた。するとレオンは、ここに来る直前まで行っていたという打ち合わせについて教えてくれた。
その内容は、私の家へ調査に行くための準備のことで、早ければ明日にでも出発するとの事。メンバーはリズとミシェルさん……そして、ルーイ様にセドリックさん。最初はミシェルさんだけで行う予定だったらしいけど、リズとルーイ様が協力を志願したんだって。セドリックさんは、みんなのフォロー役ということだ。
「リズ達にはクレハの使いという目的で、屋敷に向かって貰う。公爵には今日文を出したから、その返答次第だけど、出来るだけ早く決行したいと考えているよ」
リズが調査への同行を自ら言い出したというのにはちょっと驚いた。魔法を実際に見たのはあの子だから……きっと、真実を知りたいという気持ちが強かったのだろう。リズが行くというなら自分もと思ってしまう。でもそれは、目の前の婚約者が許してはくれないのだろうな……
「レオン、それ私も一緒に行……」
「ダメ」
「やっぱり……」
思わず隣に座っていたルーイ様のシャツの裾を握りしめた。彼に口添えをして貰えるかもという期待を込めて……
「クレハ、俺に縋っても無駄だよ。これについてはレオンは絶対に譲らない」
お前は王宮で大人しくしていろと、ルーイ様にまで言われてしまう。取り付く島もない。
「もしクレハが無理やり行くっていうのなら、俺もアポ無しでついてく事にするけど……それでもいいの?」
「それはちょっと……」
事前連絡も無しに王太子殿下に訪問なんてされたら、うちの家がパニックになっちゃう……
「お留守番ばっかりさせて悪いとは思うけど我慢して。その代わりじゃないけど、レナードとルイスを好きにしていい。あいつらは君の側にいることを喜んでいるからね。積極的に構ってやって」
遊び相手にするなり、トレーニングに付き合わせるなり自由にしろだって。そんなこと言われても……おふたりには今でも充分お世話になっている。これ以上ともなると気が引けちゃうな。
「調査報告はエリスを使って、セドリックが逐一入れてくれることになってるけど……先生、向こうではあいつを弄って遊ぶのは止めて下さいね。リズもいますし、セドリックには護衛という大切な役割もあるんですから」
「遊びじゃねーし、本気だわ。つか、セディとは話ついたって言ったろ」
「それなら良いのですが……今朝のあいつの状態を見ている身としては、心配なのですよ」
「ルーイ様、セドリックさんに何かしたんですか!? 迷惑かけちゃダメって言ったのに」
本日セドリックさんは自室で休養を取っているそうだ。寝不足なんだって。ルーイ様が心労をかけたせいで……
「別に何もしてないよ」
「あっ! 目逸らした。とぼけないで下さい」
なんてわかりやすい。本人もセドリックさんの不調の原因が自分だと理解している。でも具体的にそれを説明する気はないみたい。レオンはなんとなく分かっているのか、無理に聞き出そうとはせずに私達のやり取りを傍観している。
「セディと約束したから言わない。俺とアイツの秘密」
その瞬間……私は息を呑んだ。ルーイ様の笑った顔が、今まで何度も見たことのあるそれと明らかに違ったからだ。カッコよくて綺麗なのは同じ……でも、それだけじゃなくて。とろりと熱を帯びた瞳はまるで……どうしよう、ドキドキしてきた。
「先生、感情がだだ漏れです。そういう顔は意中の相手にだけ向けて下さい」
背後からレオンの声がする。目の周りを覆う温かな感触は彼の手のひらだった。視界が急に真っ暗になったと思ったら、私はレオンに目隠しをされていた。
「そんなつもりはなかったんだけどな。ヤバいね……無意識だった」
ルーイ様は『ごめんね』と軽く謝罪をした。レオンの目隠しが外されて、私はもう一度ルーイ様を見た。そこにはいつもと変わらない彼の姿があった。
気のせい……だったのかな。ルーイ様はセドリックさんを気に入っていて、彼の話をするときはいつも楽しそうだ。けれど、さっきの笑顔は……セドリックさんの事を考えて浮かべたであろう、その表情がまるで――――
恋をしているようだった。
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