8 / 37
シャブラン城での生活3
しおりを挟む
「どうしよう……。こんな姿でお客様の前に出るだなんて、恥ずかしいわ。エマ」
目にうっすらと涙を溜めて懇意になった侍女に救いを求めるが、栗毛の彼女は優しく微笑むのみだ。
「旦那様にはお考えがあってのことだと思います。目的がなくそのような格好をさせることもありませんから」
「そう……だけれど」
モソモソと言い合っているあいだ、別のメイドがワゴンを押してきた。
「コレット様。お茶の用意ができております。これ以上お茶が濃くなってしまわないうちに、お部屋に運ばなければなりません」
「わ、分かったわ」
ジスランから告げられたのは、この破廉恥なメイドの服を着て自分と客人をもてなせとのことだった。
客人がどんな反応をしても、主人である自分がちゃんと説明をして守るから、コレットは何も心配する必要はない。そうも言われている。
ぎこちなくワゴンを押して廊下を進んでいくと、応接室から二人が会話をしているのが聞こえてくる。
扉の前でスゥッと息を吸い込み、覚悟を決めてノックした。
「旦那様。お茶でございます」
メイドの真似をすると、中から「入ってくれ」とジスランの声がする。
(彼の愛人になると決めたのだから、これぐらいのこと我慢しないと)
喉元で唾を飲み込み、コレットは扉を開いた。
コレットが応接室に入ると、フィリップはチラッとメイドを見てからジスランに視線を戻し、またバッとコレットを二度見した。
「どうだ? フィリップ。最近できた俺の可愛い愛人だ。美しいし何をさせても最高だし、言うことのない愛人なんだ」
ジスランはこれまで見せたことのないいい笑みを浮かべ、コレットを抱き寄せてチュッと頬にキスをした。
「だ、旦那様……」
思わずメイドのようにジスランを「旦那様」と呼ぶが、ふと自分がお茶を運んできたことを思い出し、仕事に取り掛かる。
熱くなっているポットに気を付け、美しい絵付けがされているティーカップにお茶を注ぐ。なぜかティーカップは三客あった。
「どうぞ、旦那様、お客様」
注いだお茶をジスランとフィリップの前に置き、シュガーポットやミルクも置く。ジスランはストレートで飲むのを知っていて、フィリップには特に何も言われなかったので事前に入れるのはやめておいた。
「コレット。もう一客ティーカップがあるだろう? それはあなたの分だから、自分のお茶を注いで俺の隣に来なさい」
「は、はい。旦那様」
自分ごときが同席してもいいのだろうか? と不安になるが、主人の言うことは聞かなければいけない。フィリップもジスランの友人のようだし、きっと許してくれるだろう。
そう思ってコレットはジスランの隣に座り――、フィリップを見て「ん?」と小首を傾げた。
彼は目を見開き、コレットを見たまま固まっていた。
唇は何かを言いかけて開かれたまま、呆けたように時が止まっている。
「どうした? フィル。俺の愛人がどうかしたか?」
ジスランは向かいに座っている彼を見て、もう一度コレットを抱き寄せ額にキスをする。
コレットとしては、ジスランがこのように人前でベタベタする人だと思っていなかったので、意外で堪らない。おまけに恥ずかしい。だが愛人の役をきちんとこなさなければと思い、なるべく大人しくジスランに抱かれていた。
「……コ、コレット嬢、……なんですか……?」
やがてフィリップの口から、震える声が出た。
どことなく顔色の悪いフィリップは、色っぽい格好をしたコレットに興味があるのではなく、〝コレット〟という存在そのものに驚いているようだ。
「私をご存知なのですか?」
記憶がないままこの城で保護され、コレットは外界と何の繋がりもなかった。だが客人として訪れたフィリップは、コレットを見て非常に驚いている。
「ほ……本当にあなたがコレット嬢なのだとしたら……」
続く言葉をフィリップが口にする前に、ジスランが話題を変えた。
「ところで、ジゴー家は安泰か? 先日お父上にお会いしたが、何かと金策に困っていたようだが」
しかし話題が変わってフィリップの顔色が変わる。それまで以上に落ち着きのない目つきになり、目の前のジスランとコレットを代わる代わる見て、口元でボソボソと何か言っている。
「……わ、私は用事を思い出した。あまり具合も良くないので、これで失礼する」
急に立ち上がると、フィリップはドアへ向かった。だが退室する寸前に、コレットを強い目で見つめ謎の言葉を呟く。
「……コレット嬢。いつかあなたをこの男から救い出してみせます。この男は怪しい魔術を使う、悪魔の手先だという噂があります。そんな力で陛下のご寵愛を頂いている奴など、私は認めない!」
そして扉の向こうに姿を消したフィリップの足音は、あっという間に遠くなってしまっった。玄関ホールの方で「帰るぞ」と従者に告げる声がし、静けさが戻った。
「え……、と。何だったのでしょう? 魔術? 悪魔?」
フィリップの反応も、最後の言葉もまったく意味が分からない。
キョトンとしてジスランを見る前に、グイと引き寄せられまた額にキスをされていた。
「ん」
ちゅ、ちゅ、と唇が押しつけられ、驚いているあいだに背中のボタンが外される。あっという間に広い襟ぐりから胸を零れさせたコレットは、彼の手によってやわやわと胸を揉まれていた。
「思っていた通り、とても似合っている」
「あっ、あの! 色々と説明して頂けませんか? この格好をしてお客様をおもてなししたことも、お客様が私を見ての反応も……。何もかも分からないことばかりで」
あっという間にソファに押し倒されてしまい、ジスランの手がスカートの下に入り込み太腿を撫で上げた。
ガーターベルトで止められているストッキングをパツンと指で弾かれると、いけない部分を弄ばれている背徳感で背筋が震える。
それでも懸命にジスランの胸板を押し返し、彼の目に訴えかける。コレットの必死な様子に負けたのか、ジスランは言葉を選びつつ説明を始めた。
「あいつの反応で分かると思うが、フィルは俺ともあなたとも既知の間柄だ。しかし良好な関係であったかと言われれば、即答できない。フィルはあなたに懸想する一人で、あなたも強く言えないが内心鬱陶しいと思っていたかもしれない。だから、俺が羨ましくてあのような捨て台詞を吐いていったのだろう」
「私の……、お知り合い……」
説明を受けて、「やはり」と納得する気持ちと安堵が芽生える。
ジスランとフィリップを見て微妙な関係なのは察したし、自分とフィリップの関係もそれならば頷ける気がした。
「あなたにけしからんメイドの格好をさせたのは、フィリップへの牽制だ。あいつがこれ以上あなたに秋波を送ってもいけないから、あなたと俺は愛人として上手くやっていると見せつける必要があった」
「そう……ですか……」
いささかやりすぎな気もするが、ジスランはコレットを守ろうとしてくれたのだ。
「ありがとうございます」
礼を口にすると、ジスランが僅かに笑む。
「こうして愛人として体を差し出してもらっているんだから、あなたの身の上を守ることぐらい、どうってことはない」
コレットの胸が、ジスランの掌で形を変え、ひしゃげる。ぷくりと勃起した先端は、掌に押しつけられるだけでコレットに官能を教えた。
「ぁ……ん。でも。それでは、やはり私とジスラン様は、命を救っていただく前にも交流があったということですか?」
真面目な話を進めたく、コレットは体が本格的に熱を持つ前に聞きたいことを口にする。ふしだらに動くジスランの手を両手で押さえるのだが、逆に彼の手つきを自分の体でもって知ることになり、赤面が深まった。
「まぁ、そういうことになる。だが面識がある程度だ。あなたを拾って命を助けた理由を、以前『大したことではない』と言ったが、知り合いの女性を見捨てるはずもない。だから大した理由ではないと言った」
「……ありがとうございます」
命を救ったという大きな事柄について、ジスランは恩着せがましくすることなく、コレットが気にしないよう配慮してくれていた。ジスランの言動も行動も、すべて理由があり解き明かしてみればすべて彼を好ましく思う結果となる。
(これでジスラン様が私を好きだと言ってくだされば……)
心の中で欲望が頭をもたげ、コレットはつい嬉しさのあまり言葉を零してしまう。
「事故に遭う前の私を、ジスラン様は好いてくださっていましたか?」
自分が死にかけた出来事を、コレットは〝事故〟だと思うことにした。きっと馬車か何かに乗っていて、天気が悪く崖から落ちてしまったのだろう。誰かに恨まれて刺されたなど思いたくない。だから自分に対して〝事故〟だと言い聞かせた。
目にうっすらと涙を溜めて懇意になった侍女に救いを求めるが、栗毛の彼女は優しく微笑むのみだ。
「旦那様にはお考えがあってのことだと思います。目的がなくそのような格好をさせることもありませんから」
「そう……だけれど」
モソモソと言い合っているあいだ、別のメイドがワゴンを押してきた。
「コレット様。お茶の用意ができております。これ以上お茶が濃くなってしまわないうちに、お部屋に運ばなければなりません」
「わ、分かったわ」
ジスランから告げられたのは、この破廉恥なメイドの服を着て自分と客人をもてなせとのことだった。
客人がどんな反応をしても、主人である自分がちゃんと説明をして守るから、コレットは何も心配する必要はない。そうも言われている。
ぎこちなくワゴンを押して廊下を進んでいくと、応接室から二人が会話をしているのが聞こえてくる。
扉の前でスゥッと息を吸い込み、覚悟を決めてノックした。
「旦那様。お茶でございます」
メイドの真似をすると、中から「入ってくれ」とジスランの声がする。
(彼の愛人になると決めたのだから、これぐらいのこと我慢しないと)
喉元で唾を飲み込み、コレットは扉を開いた。
コレットが応接室に入ると、フィリップはチラッとメイドを見てからジスランに視線を戻し、またバッとコレットを二度見した。
「どうだ? フィリップ。最近できた俺の可愛い愛人だ。美しいし何をさせても最高だし、言うことのない愛人なんだ」
ジスランはこれまで見せたことのないいい笑みを浮かべ、コレットを抱き寄せてチュッと頬にキスをした。
「だ、旦那様……」
思わずメイドのようにジスランを「旦那様」と呼ぶが、ふと自分がお茶を運んできたことを思い出し、仕事に取り掛かる。
熱くなっているポットに気を付け、美しい絵付けがされているティーカップにお茶を注ぐ。なぜかティーカップは三客あった。
「どうぞ、旦那様、お客様」
注いだお茶をジスランとフィリップの前に置き、シュガーポットやミルクも置く。ジスランはストレートで飲むのを知っていて、フィリップには特に何も言われなかったので事前に入れるのはやめておいた。
「コレット。もう一客ティーカップがあるだろう? それはあなたの分だから、自分のお茶を注いで俺の隣に来なさい」
「は、はい。旦那様」
自分ごときが同席してもいいのだろうか? と不安になるが、主人の言うことは聞かなければいけない。フィリップもジスランの友人のようだし、きっと許してくれるだろう。
そう思ってコレットはジスランの隣に座り――、フィリップを見て「ん?」と小首を傾げた。
彼は目を見開き、コレットを見たまま固まっていた。
唇は何かを言いかけて開かれたまま、呆けたように時が止まっている。
「どうした? フィル。俺の愛人がどうかしたか?」
ジスランは向かいに座っている彼を見て、もう一度コレットを抱き寄せ額にキスをする。
コレットとしては、ジスランがこのように人前でベタベタする人だと思っていなかったので、意外で堪らない。おまけに恥ずかしい。だが愛人の役をきちんとこなさなければと思い、なるべく大人しくジスランに抱かれていた。
「……コ、コレット嬢、……なんですか……?」
やがてフィリップの口から、震える声が出た。
どことなく顔色の悪いフィリップは、色っぽい格好をしたコレットに興味があるのではなく、〝コレット〟という存在そのものに驚いているようだ。
「私をご存知なのですか?」
記憶がないままこの城で保護され、コレットは外界と何の繋がりもなかった。だが客人として訪れたフィリップは、コレットを見て非常に驚いている。
「ほ……本当にあなたがコレット嬢なのだとしたら……」
続く言葉をフィリップが口にする前に、ジスランが話題を変えた。
「ところで、ジゴー家は安泰か? 先日お父上にお会いしたが、何かと金策に困っていたようだが」
しかし話題が変わってフィリップの顔色が変わる。それまで以上に落ち着きのない目つきになり、目の前のジスランとコレットを代わる代わる見て、口元でボソボソと何か言っている。
「……わ、私は用事を思い出した。あまり具合も良くないので、これで失礼する」
急に立ち上がると、フィリップはドアへ向かった。だが退室する寸前に、コレットを強い目で見つめ謎の言葉を呟く。
「……コレット嬢。いつかあなたをこの男から救い出してみせます。この男は怪しい魔術を使う、悪魔の手先だという噂があります。そんな力で陛下のご寵愛を頂いている奴など、私は認めない!」
そして扉の向こうに姿を消したフィリップの足音は、あっという間に遠くなってしまっった。玄関ホールの方で「帰るぞ」と従者に告げる声がし、静けさが戻った。
「え……、と。何だったのでしょう? 魔術? 悪魔?」
フィリップの反応も、最後の言葉もまったく意味が分からない。
キョトンとしてジスランを見る前に、グイと引き寄せられまた額にキスをされていた。
「ん」
ちゅ、ちゅ、と唇が押しつけられ、驚いているあいだに背中のボタンが外される。あっという間に広い襟ぐりから胸を零れさせたコレットは、彼の手によってやわやわと胸を揉まれていた。
「思っていた通り、とても似合っている」
「あっ、あの! 色々と説明して頂けませんか? この格好をしてお客様をおもてなししたことも、お客様が私を見ての反応も……。何もかも分からないことばかりで」
あっという間にソファに押し倒されてしまい、ジスランの手がスカートの下に入り込み太腿を撫で上げた。
ガーターベルトで止められているストッキングをパツンと指で弾かれると、いけない部分を弄ばれている背徳感で背筋が震える。
それでも懸命にジスランの胸板を押し返し、彼の目に訴えかける。コレットの必死な様子に負けたのか、ジスランは言葉を選びつつ説明を始めた。
「あいつの反応で分かると思うが、フィルは俺ともあなたとも既知の間柄だ。しかし良好な関係であったかと言われれば、即答できない。フィルはあなたに懸想する一人で、あなたも強く言えないが内心鬱陶しいと思っていたかもしれない。だから、俺が羨ましくてあのような捨て台詞を吐いていったのだろう」
「私の……、お知り合い……」
説明を受けて、「やはり」と納得する気持ちと安堵が芽生える。
ジスランとフィリップを見て微妙な関係なのは察したし、自分とフィリップの関係もそれならば頷ける気がした。
「あなたにけしからんメイドの格好をさせたのは、フィリップへの牽制だ。あいつがこれ以上あなたに秋波を送ってもいけないから、あなたと俺は愛人として上手くやっていると見せつける必要があった」
「そう……ですか……」
いささかやりすぎな気もするが、ジスランはコレットを守ろうとしてくれたのだ。
「ありがとうございます」
礼を口にすると、ジスランが僅かに笑む。
「こうして愛人として体を差し出してもらっているんだから、あなたの身の上を守ることぐらい、どうってことはない」
コレットの胸が、ジスランの掌で形を変え、ひしゃげる。ぷくりと勃起した先端は、掌に押しつけられるだけでコレットに官能を教えた。
「ぁ……ん。でも。それでは、やはり私とジスラン様は、命を救っていただく前にも交流があったということですか?」
真面目な話を進めたく、コレットは体が本格的に熱を持つ前に聞きたいことを口にする。ふしだらに動くジスランの手を両手で押さえるのだが、逆に彼の手つきを自分の体でもって知ることになり、赤面が深まった。
「まぁ、そういうことになる。だが面識がある程度だ。あなたを拾って命を助けた理由を、以前『大したことではない』と言ったが、知り合いの女性を見捨てるはずもない。だから大した理由ではないと言った」
「……ありがとうございます」
命を救ったという大きな事柄について、ジスランは恩着せがましくすることなく、コレットが気にしないよう配慮してくれていた。ジスランの言動も行動も、すべて理由があり解き明かしてみればすべて彼を好ましく思う結果となる。
(これでジスラン様が私を好きだと言ってくだされば……)
心の中で欲望が頭をもたげ、コレットはつい嬉しさのあまり言葉を零してしまう。
「事故に遭う前の私を、ジスラン様は好いてくださっていましたか?」
自分が死にかけた出来事を、コレットは〝事故〟だと思うことにした。きっと馬車か何かに乗っていて、天気が悪く崖から落ちてしまったのだろう。誰かに恨まれて刺されたなど思いたくない。だから自分に対して〝事故〟だと言い聞かせた。
7
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる