【R-18】死神侯爵と黄泉帰りの花嫁~記憶喪失令嬢の精神調教~【挿絵付】

臣桜

文字の大きさ
35 / 37

初夜2 ☆

しおりを挟む
「あ……っ、あァっ、ア――! 達きますっ、い、――あぁっ」

 真っ白な太腿がガクガクと震え、ジスランの顔をむちっと包む。激しい絶頂が過ぎたあと、力の抜けた太腿にジスランはキスマークをつけ始めた。
 最後に赤く熟れた花びらにもキスをし、蜜の味に惑わされたのかそのまま熱心に舐め始める。グチュグチュと舌を抜き差ししたあと、コレットの中身を暴くようにグルッと舌を回した。

「あふぅっ、ア、……あぁっ、やぁ、いまっ、――達ったばっかりですからぁっ」

 泣いて許しを乞うても、ジスランは一度始めたことを覆すつもりはないようだ。
 今度は陰唇を唇で愛し、勃起した肉芽を指で摘まみ揺さぶってくる。

「ん――ひぃっ、ァ、やだぁっ、ダメ、ダメ……っ、あ、――アぁっ」

 しまいには溢れた愛蜜をジュルルッとはしたない音をたてて啜られ、恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になって爆発するかと思った。
 コレットの反応を気に入ったのか、ジスランはそれから暫くジュルッ、ジュズズッと派手な音をたててラブジュースを啜る。

 可愛く勃った雌の尖りを虐められ、コレットは間もなく二度目の絶頂に押し上げられた。

「あぁ……」

 ぐったりとしたコレットに、ジスランは容赦なくのし掛かる。
 血管を浮き上がらせ先端から涎を垂らした長大なモノを、コレットの熱く泥濘んだ場所に擦りつけ、その刺激で彼女を目覚めさせようとする。

「ん……、あぁ、あ……。ジスラン様ぁ……、待って、もう、……少し……」

 官能の疲れに浸っていたいと訴えるのだが、彼女の主は敏感になりすぎた突起に男根を擦りつけてきた。

「アっ」

 ヌチュグチュと強く擦られるたび、雌の突起がビリビリと強すぎる快楽をコレットに知らせてくる。堪らず腰をくねらせ逃れようとするのだが、ジスランがしっかりと腰を掴んで離してくれない。

「やあぁっ……、それ、それダメぇっ」
「なら、挿入れてもいいか?」

 尊大に尋ねるジスランは、すべての権限を握っていた。
 美しく強くて、コレットにだけいやらしいご主人様。そんな彼に、逆らうことなどできない。

「どうぞ……、お召し上がりください」

 躾けられたコレットは、自然に自ら花弁を広げ男を誘っていた。彼の目に目一杯拡げられた女の花びらが、どんなに淫靡に映るかも知らずに……。

「では、頂こう」

 くぱ……と拡げられた場所に、大きな亀頭がぬぐりと入り込んだ。コレットの入り口が引き延ばされ、精一杯大きく口を開き、男が入り込む。ズプズプと大きな全貌が呑み込まれるさまを、ジスランは凝視していた。
 いっぽうコレットは、自分の隘路を巨大なモノがみちみちと押し広げながら進む感覚に、口をはくはくと喘がせ堪えている。抱かれ慣れたとは言え、ジスランの一物は大きくて毎回圧迫感を覚えるのは否めない。

「苦しいか?」

 最奥に先端が届いた時、ジスランが気遣って声を掛けてくれる。
 それにコレットは薄らと笑い、首を振った。

「いいえ。ジスラン様はいつも優しくしてくださいます。とても気持ち良くて……嬉しいです」

 コレットの言葉を肯定し、蜜壷がぶちゅりとジスランを咀嚼した。

「……っ、ふ……。淫らな妻だ」

 グゥッとコレットを突き上げると同時に、ジスランがキスをしてくる。

「――ぁ」

 以前の寂しさを思えば、こうして上も下も繋がれる悦びは計り知れない。自ら舌を出してジスランを迎え入れ、コレットは夢中になってキスに溺れた。
 やがてキスをしたままジスランが動き出し、ずん、ずんと最奥をノックされるたびコレットは切ない吐息を漏らす。その吐息すら許さないと言うように、ジスランは大きく口を開いてコレットの唇を奪い、舌で唾液を掻き混ぜてはコレットに嚥下させた。

「……は」

 濡れた唇を舌でペロリと舐め、ジスランが上体を起こした。
 真っ直ぐコレットを見下ろしたまま、彼の腰使いが次第に深く強くなってくる。

「あ……っ、あ、ァ、あ、アぁ、あ、……ぁ、オク……っ、オク、好いのぉっ」

 ひと突きごとにコレットの体に快楽が駆け回り、全身の感覚を鋭敏に呼び覚ましグルグルとエネルギーを溜めてゆく。
 深く速く呼吸をして宥めないと、〝それ〟はあっという間に弾けてコレットを真っ白な世界にいざなってしまう。まだまだこの幸せを噛みしめていたい。そう思うのに、熱く硬い肉棒はコレットの内部を激しく前後して、この上ない悦楽を生み出す。

「コレット、自分で胸を揉んでみなさい。あなたが大好きな乳首の先を指の腹でそうっと擦って……。そう、上手だな」

 ジスランの命令に従って指を動かすと、フワリとした新たな快楽が訪れる。やめられなくなって夢中で自らの胸を探っているあいだ、ジスランの指はコレットの肉芽を探り当てた。
 淡い色の叢と一緒に蜜にまみれていたソレは、男の硬い指でひと撫でされただけで、コレットを忘我の境地に飛ばす。

「ぅ……っ、あぁあアぁっ」

 パンッと頭の中で世界が壊れた。

 音を立てて飛び散っていった極彩色のものは、式を挙げた教会のステンドグラスだったかもしれない。
 ジスランの律動はますます激しくなり、コレットが感じる場所を亀頭で擦り続けたかと思うと、最近慣れて気持ち良くなった最奥をねりねりとくじる。

「……っ、ぁ、――ひっぁ」

 涙を流し何度も体が跳ね上がるが、コレットは自分の胸を弄るのをやめられなかった。ジスランの指もまたコレットの肉芽を逃さず、ニュルニュルと擦っては扱き、いつまでも淫戯をやめない。

「何度でもいけ。全部見ていてあげるから」

 優しい主人の声がする。

 コレットの綺麗な部分も汚い部分も、文字通り全部見てくれたひと。それでも目を背けず、嫌なことを言わず、コレットの存在の何一つ拒絶しなかった、たった一人のひと。

 ――あぁ、この人の前だからこそ、私は淫らな雌犬になれるのだわ。

 快楽に墜ちたコレットは、自然と美しい笑みを浮かべ――。

「……っ、あァああぁアあぁっ」

 それは淫らに極めてみせたのだ。




 巨大な鏡の前で、コレットは四つ這いになって犬のポーズで犯される。

 床に手を突いた自分の顔は、真っ赤に染まってとてもいやらしい。媚びを含んで潤んだ目も、唇から覗いた赤い舌も、鏡越しに夫を誘っている。
 それだけではない。背後からズボズボと抜き差しされるたびに揺れる乳房も、キスマークを付けられた部分だけでなく先端を赤く色づかせ、なんともいやらしい。

「コレット、まだお腹一杯になるには早いからな」

 ジスランが屹立を前後させるたび、何度もコレットの内部に吐かれた欲望が白くはみ出てくる。それでも夫は「記念すべき初夜だから」と言い、「初夜に孕めたらいいな」とコレットの期待を煽ってくる。

「は……っ、うぅっ、はいっ、が、頑張って……ァ、子、子をっ、は、孕みますっ」

 おぞましい父の子ではない。

 愛する人の子種を沢山注がれているのだ。なんて嬉しいのだろう。

 プリンとした白い尻から尻尾を生やしたコレットは、ジスランに片脚を抱え上げられ自らの秘部に赤黒い欲棒が抜き差しされる現場を見せつけられる。

 犬が小用を足す格好で、コレットは何度目になるか分からない絶頂を迎えた。



**
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

処理中です...