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ケアンズ最後の夜 編
返り討ち ☆
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「まったく、愉快な女だよお前は」
「尊さんが愉快な女にしてくれてるんですよ」
私は少し前までの、面白みに欠けて人付き合いの悪い〝上村さん〟を思いだして言う。
「……しゅき」
私は両手で尊さんの頬を包み、ちう……、とキスをする。
「……贅沢ですよね。海外旅行に連れて来てもらって、普段体験できない事を沢山して、なのに『時間が足りない』って思っちゃう。こうやって尊さんや恵、涼さんと思い出作りをする事は凄く幸せで大事なのに、たまに『尊さんと二人きりでどこかに籠もって、ずっとイチャイチャしていたい』って思っちゃうの」
こんな事を言ったら呆れられるかな? と不安に思ったけれど、尊さんは優しく笑った。
「俺もだよ。……予備の体がほしいな。会社に行って働く俺と、朱里とイチャイチャする俺と、朱里と遊び歩く俺」
「明らかに、働いてる尊さんが反乱を起こしそうですね」
「そうだな」
尊さんは自分で言っておきながら、肩を震わせて笑う。
そのあと、私たちは見つめ合って唇をついばむ。
「尊さん、キレたら恐そう。こう……、映画みたいに銃をジャコッとやって、ドッペルゲンガー尊ズを撃っていくんですよ」
「おいおい、なんの映画の影響だ?」
彼はクスクス笑って、私の頬から首筋にかけてキスを落としていく。
「『七人のミコ 最後の聖戦』」
「待ってくれ。色々混じってる」
尊さんはとうとうシャワーボックスの壁に手をついて、クックックック……と笑い出す。
彼が戦意喪失している間に、私はボディソープを手に取って泡立て、尊さんの体を洗い始める。
「ん? サービスか?」
「沢山美味しい物を食べさせてくれたサービスです」
「随分安上がりだな」
「お肉沢山食べさせてくれたじゃないですか。パラダイスですよ」
私は微笑み、チュッと彼の顎にキスをすると、両手でクリクリと尊さんの乳首を弄る。
「こら」
「おおきくな~れ」
私はクスクス笑い、親指の腹で優しく彼の乳首を撫で続けた。
「気持ちいい?」
尊さんの乳首は信じられないぐらい小さくて、私のみたいにピンと大きくならない。
「そこはあんまりだな……」
彼も快楽は得ていないみたいで、仔猫におっぱいを吸われている雄猫みたいな、困惑した顔をしている。
「変なの。でもね、朗報です! 乳首で感じない男性も、鍛えたら感じるようになるんですって」
「鍛えなくていいよ……」
尊さんはまったく乗り気じゃない顔でぼやく。
「じゃあ……、こっちでしょうかね?」
私はボディソープの泡まみれになった手でスルンッと彼の背中を撫で下ろし、お尻を揉む。
「前立腺、開発してみますか? 尊さんが気持ち良くなるなら、協力を惜しみませんけど」
彼は大きな溜め息をつくと、噛み付くようにキスをしてきた。
「んぐっ、んっ、んぅ……っ、んーっ!」
そして口内ではヌルヌルと私の舌を弄びつつ、秘唇に指を這わせて濡れ具合を確かめたあと、つぬぅ……と指を挿し入れてきた。
すぐに気持ちいい場所を探り当てられてグチュグチュと擦り立てられた私は、まともに立っていられなくなる。
とっさに尊さんを抱き締めるものの、膝から力が抜けてガクッガクッと体が上下し、余計に彼の指を深くまで受け入れてしまった。
「あぁああぁ……っ」
とうとう口を離して掠れた声を漏らした私は、尊さんに抱きついたまま、ゆっくりとその場にしゃがみ込んだ。
それでも尊さんは許してくれず、私の耳孔にヌルッと舌を入れてくる。
「っひあぁあああっ!」
脳髄を直接舐められているような感覚に陥った私は、呼吸を荒くしてゾクゾクと身を震わせる。
彼はその間も蜜壷を暴き続け、すっかり潤んで柔らかくなった部分に二本目の指を挿し入れた。
「尊さんが愉快な女にしてくれてるんですよ」
私は少し前までの、面白みに欠けて人付き合いの悪い〝上村さん〟を思いだして言う。
「……しゅき」
私は両手で尊さんの頬を包み、ちう……、とキスをする。
「……贅沢ですよね。海外旅行に連れて来てもらって、普段体験できない事を沢山して、なのに『時間が足りない』って思っちゃう。こうやって尊さんや恵、涼さんと思い出作りをする事は凄く幸せで大事なのに、たまに『尊さんと二人きりでどこかに籠もって、ずっとイチャイチャしていたい』って思っちゃうの」
こんな事を言ったら呆れられるかな? と不安に思ったけれど、尊さんは優しく笑った。
「俺もだよ。……予備の体がほしいな。会社に行って働く俺と、朱里とイチャイチャする俺と、朱里と遊び歩く俺」
「明らかに、働いてる尊さんが反乱を起こしそうですね」
「そうだな」
尊さんは自分で言っておきながら、肩を震わせて笑う。
そのあと、私たちは見つめ合って唇をついばむ。
「尊さん、キレたら恐そう。こう……、映画みたいに銃をジャコッとやって、ドッペルゲンガー尊ズを撃っていくんですよ」
「おいおい、なんの映画の影響だ?」
彼はクスクス笑って、私の頬から首筋にかけてキスを落としていく。
「『七人のミコ 最後の聖戦』」
「待ってくれ。色々混じってる」
尊さんはとうとうシャワーボックスの壁に手をついて、クックックック……と笑い出す。
彼が戦意喪失している間に、私はボディソープを手に取って泡立て、尊さんの体を洗い始める。
「ん? サービスか?」
「沢山美味しい物を食べさせてくれたサービスです」
「随分安上がりだな」
「お肉沢山食べさせてくれたじゃないですか。パラダイスですよ」
私は微笑み、チュッと彼の顎にキスをすると、両手でクリクリと尊さんの乳首を弄る。
「こら」
「おおきくな~れ」
私はクスクス笑い、親指の腹で優しく彼の乳首を撫で続けた。
「気持ちいい?」
尊さんの乳首は信じられないぐらい小さくて、私のみたいにピンと大きくならない。
「そこはあんまりだな……」
彼も快楽は得ていないみたいで、仔猫におっぱいを吸われている雄猫みたいな、困惑した顔をしている。
「変なの。でもね、朗報です! 乳首で感じない男性も、鍛えたら感じるようになるんですって」
「鍛えなくていいよ……」
尊さんはまったく乗り気じゃない顔でぼやく。
「じゃあ……、こっちでしょうかね?」
私はボディソープの泡まみれになった手でスルンッと彼の背中を撫で下ろし、お尻を揉む。
「前立腺、開発してみますか? 尊さんが気持ち良くなるなら、協力を惜しみませんけど」
彼は大きな溜め息をつくと、噛み付くようにキスをしてきた。
「んぐっ、んっ、んぅ……っ、んーっ!」
そして口内ではヌルヌルと私の舌を弄びつつ、秘唇に指を這わせて濡れ具合を確かめたあと、つぬぅ……と指を挿し入れてきた。
すぐに気持ちいい場所を探り当てられてグチュグチュと擦り立てられた私は、まともに立っていられなくなる。
とっさに尊さんを抱き締めるものの、膝から力が抜けてガクッガクッと体が上下し、余計に彼の指を深くまで受け入れてしまった。
「あぁああぁ……っ」
とうとう口を離して掠れた声を漏らした私は、尊さんに抱きついたまま、ゆっくりとその場にしゃがみ込んだ。
それでも尊さんは許してくれず、私の耳孔にヌルッと舌を入れてくる。
「っひあぁあああっ!」
脳髄を直接舐められているような感覚に陥った私は、呼吸を荒くしてゾクゾクと身を震わせる。
彼はその間も蜜壷を暴き続け、すっかり潤んで柔らかくなった部分に二本目の指を挿し入れた。
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