【R-18・連載版】部長と私の秘め事

臣桜

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レストランに行く前に 編

お前は男を煽る天才だよ ☆

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「ゆっくり、大切に撫でてくれ」

 そう言われた私は、スラックス越しに尊さんの高ぶりを優しく撫で始めた。

 さすっていると、膨らんでいたところが徐々に硬くなっていくのが分かる。

 まるで自分の手で大きく育てた気持ちになり、私は嬉しくなって無意識に微笑んでいた。

「……その顔、反則」

 尊さんは溜め息をつき、私の顎に手を掛けた。

 ――あ。

 何か言おうとしたけれど、今度こそ彼の唇が重なり、キスされてしまう。

 尊さんは少し唇を離し、グロスのバニラの香りを嗅いで「甘い」と呟いた。

「菓子でも食ってるような気分になる」

 そう言って小さく笑ったあと、彼はまた私の唇を貪り始めた。

 ちゅ、ちゅ……、ちゅぷ、とリップ音が立ち、嫌でも淫靡な気持ちになっていく。

 うっとりとして体の力を抜いた私は、愛しさを込めて尊さんの鼠径部を撫で続けた。

 下着越しに秘所を愛撫された私は、ぐっしょりとクロッチを濡らしてしまっている。

 興奮した淫芽は精一杯勃起し、尊さんに愛してほしいと存在を誇示していた。

 ――気持ちいい。

 とろけるようなキスを交わしながら、私は陶然として尊さんの舌を吸い、唇を甘噛みし、彼の舌に自分のそれを絡める。

 彼の肉厚な舌に口内を蹂躙され、私は被虐的な悦びを得てお腹の奥を疼かせた。

 私は呼吸を荒げながら尊さんの屹立を撫で続け――、「もっと触りたい。舐めたい」と願ってしまう。

 キスしていた途中で顔を少し引くと、尊さんは軽く瞠目して私の様子を伺う。

 私は何も言わずに頬を染めると、彼のベルトに手を掛けた。

「……朱里。これからレストランに行くから……」

「さっき、シャワーを浴びてたでしょう? それに好きな人のだったら……、きっと美味しいし」

「美味しい」なんて、エッチな事に慣れてる人の言う言葉みたいだ。

 恥ずかしくて顔を真っ赤にしてしまったけれど、気持ちは真剣だった。

 尊さんの体なら、どこを舐めても抵抗はない。

 そういう意味で言ったんだけど、彼は怒ったような顔でギュッと私の頭を抱き締めた。

「…………お前は男を煽る天才だよ」

 頭上から、熱情を押し殺した声がする。

 その声を聞くと、彼が迷っている気持ちが手に取るように分かった。

 私さえ「したい」と言えば、尊さんは口淫するのを許可してくれるだろう。

 でもこれから食事があるし、彼は時間や色んな事を気にしている。こう見えて、とても気を遣う人だから。

 ――けど、そんなのいい。

 ――私をその気にさせたんだから、最後まで責任とってよ。

 私は口内に溜まった唾をゴクッと嚥下し、勇気を出して彼の両手を掴み、顔を上げた。

 そして尊さんを上目遣いに見たまま胸板を愛撫し、彼の股間に顔を埋めると、スラックスのファスナーを前歯で噛んだ。

 そのまま、尊さんの下腹に顔を密着させて、ジジ……、ジ……、と小さな音を立て、ファスナーを下げていく。

「……お前、どこでそんなん覚えたんだよ。田村クンにしてやったのか?」

 ――あ、嫉妬してる?

 そう思った途端、胸の奥でブワッと歓喜が広がった。

「んふ……っ」

 私は思わず笑みを漏らし、腰をくねらせて両手で尊さんのお尻を揉んだ。

 ――する。絶対フェラしてあげたい。

 ――気持ちよくさせたい。私で達ってほしい。

 ファスナーを下ろし終えた私は、また上目遣いで尊さんを見て笑いかけた。

「…………っ、あぁ、クソっ」

 彼は毒づくと、乱暴に息を吐いてベッドのヘッドボードを背にして座った。

 受け入れてくれたのだと知った私は、彼の脚の間で四つん這いになる。

「朱里、せっかく着替えたけど下、脱げるか?」

 尊さんに尋ねられ、私は彼の望む事を想像して赤面し、コクリと頷いた。

「……あんまり見ないでくださいね」

 小さな声で言ったあと、私は彼に背中を向けてスカートを脱ぐ。

 下着ごとストッキングを脱いだあと、暑くなる事を予想してニットも脱いだ。

 結局、私はブラとキャミだけの姿になり、再度尊さんの脚の間に戻る。

 その頃には尊さんはジャケットを脱ぎ、下着ごとスラックスを下げていた。

 私は髪を耳に掛け、彼に微笑みかける。

「……やり方、〝教えて〟ください」
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