【R-18・連載版】部長と私の秘め事

臣桜

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二日目の夜の葛藤 編

セクシー去ってまたセクシー

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「たっ……」

 その言葉を聞き、私は目を丸くしてまじまじと彼の下腹部を見た。

(えええええ~~~~!?)

 二十六歳だし、彼が性的興奮を得て勃起した事ぐらい分かっている。

 でも、まさかこの一連の行為で、私なんかに触れているだけで涼さんみたいなイケメンが反応するとは思わなかった。

 パジャマの生地はゆったりしているので、エロ漫画に出てくる描写みたいにアレの形がくっきり分かるなんて事はない。

 けど、よく見てみると、少し生地が盛り上がっているような……?

 目をこらしてしげしげと見ようとしたからか、涼さんは上体を上げて悪戯っぽく笑い、ズボンのウエストゴムに手を掛けた。

「見る?」

「いやいやいやいやいやいやいや!!」

 尋ねられ、私は全力で拒否し、なんなら両手をブンブンと振る。

「……そんなに拒否らなくても」

 涼さんが少しガッカリしたように言うので、私は思わず突っ込んでしまう。

「そんなに見せたかったんですか?」

「やっぱり恵ちゃんは面白いね」

 彼はクスクス笑い、私の頭を撫でてくる。

「……あ、あ……。す、すみません。……ムードのない事を……」

 我に返った私は両手で胸元を覆い、今さら真っ赤になってボソボソと言う。

「触ってみる?」

「えっ!?」

 いきなりそう言われ、私はギョッとする。

 すると涼さんはパジャマのボタンに手を掛け、ポツポツと外していく。

「えっ!? えっ!? ちょっ、待っ!?」

 うろたえた私は起き上がり、ベッドから下りて逃げるべきか迷い、まるで盆踊りでも踊っているかのように腕を彷徨わせる。

「はい、タッチ」

 と、涼さんは私の手首を握ると、自分の胸板に触れさせた。

「えぅっ」

 とっさに変な声を漏らした私は、反射的に手をグッと引いたけれど、涼さんは離してくれない。

「性器じゃないから大丈夫だよ」

 おかしそうに笑う涼さんはそう言うけれど、初心者の私からすれば、彼の胸板も性器みたいなものだ。というか……。

「涼さんは顔面が性器です」

「はい!?」

 彼は目を見開いて驚いたあと、横を向いて「ぶふぅっ」と噴き出し笑い始めた。

 その反応を見た私は、自分が突拍子もない事を言ってしまったと自覚し、慌てて謝る。

「すっ、すみません! 変な事言っちゃって……。そ、それぐらい格好いいっていうか。……涼さんの顔を見ただけで、想像妊娠する女性って絶対いるでしょ……」

「ちょっと待って! おっかし……」

 涼さんは私の手を握ったまま、クスクスと笑い肩を震わせる。

(やっちまった……)

 せっかくいい雰囲気になっていたのに、台無しにしてしまった。
 涼さん、あわよくばあのまま押し流して、エッチしたいって思ってなかったかな。

 確かに私は流されてた。

 初めての経験に呑まれている間に、優しくされて気持ち良くしてくれて、頭がホワホワして、多分さっきのままだったら「このまま最後までしてもいいかも」って思っていただろう。

(……何やってるんだろ、私)

 私は体育座りをして胸元を隠し、秘部が見えないように片手でガードする。

 というか、涼さんはズボンと下着を穿いているのに、私はマッパだ。せめて葉っぱ三枚ぐらいの慈悲がほしい。

 その時、涼さんは私を見てニヤッと笑い、腕を引いた。

「おいで」

「えっ?」

 彼はベッドのヘッドボードにもたれかかると、その間に私を座らせ、後ろから包み込むように抱き締めてきた。

 まさかのバックハグに私は目を見開き、固まった。

 ちょっと……、待って?

 お尻にアレが当たってるし、涼さんの手は私のお腹に回ってるし、セクシーアクシデントを回避したと思ったのに、またセクシー?

 固まっていると、涼さんは片手で乳房を包み込んできた。

「ぁっ……」

 思わず小さな悲鳴を漏らして俯くと、涼さんは私のうなじに唇を当てて尋ねた。
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