【R-18・連載版】部長と私の秘め事

臣桜

文字の大きさ
470 / 778
彼と彼女のその後 編

初めてなのに ☆

しおりを挟む
 初めては痛いと言うけれど、涼さんが執拗に慣らしてくれたからか、激痛には見舞われなかった。

 ジワンと染みるような痛みはあったものの、意外とそれだけで肩透かしを食らった気持ちになる。

 涼さんは太くて硬いモノをヌルル……と押し込むけれど、一気に奥まで入れようとせず、少しずつ腰を揺すって埋めようとしていた。

 そんな彼は少し頬を染め、息を乱している。

「……気持ちいいですか?」

 小さな声で尋ねると、涼さんは荒っぽい息を吐いて答えた。

「凄く気持ちいい。……今、必死に自分と戦ってる」

 その言葉を聞いた私は、生まれて初めて女として求められる満足感を得た。

「……好きに動いていいんですよ」

 気持ち良くなってもらいたいと思って言ったけれど、涼さんは咎めるように私の乳首をキュッと摘まんできた。

「んっ」

「そういう事を言わないの。自分の体を他人に好きにさせたら駄目だよ。恋人であっても、一方的なセックスをするのをよしとしたら駄目だ」

 言い方は優しいけれど、彼は私の言った事の危うさをきっちり指摘していた。

「……ごめんなさい」

 謝ると、涼さんはサラリと頭を撫でてきた。

「今後、恵ちゃんの相手になるのは俺だけだ。でも、そういう考え方を持っていたら駄目だよ」

「はい」

 頷くと、涼さんは背中を丸めて私に優しいキスをしてくる。

「もう、恵ちゃんは俺の大切な恋人なんだからね」

 言ったあと、涼さんは再度腰を揺すり、慎重に肉棒を蜜孔に埋めてきた。

「ん……っ、あ、……ぁ……」

 この上ない涼さんの本気を知ると、全身が火照って熱くなってくる。

 体の中に入ってくる分身の大きさも相まって、羞恥を覚えた私は胸の前でギュッと手を組んだ。

「気持ちいいよ。熱くて腰が溶ける。……可愛い……」

 涼さんは熱に浮かされたような声で言い、私を讃美してくる。

 彼はゆっくり挿入しながらも、親指で淫芽を撫で、もう片方の手で乳房を揉み乳首を転がしてきた。

「あ……っ、ん、ン……っ」

 私は体内に入ってくる大きなモノを感じながら、ピクピクと蜜壷を震わせ、彼の愛撫に反応する。

 初めて挿入されて達けるなんて思っていないけれど、乳首や淫芽への刺激でなら何回も達かされた。

 加えて指で達く事を覚えさせられたので、それが屹立に代わっただけと思うなら達けるのかもしれない……。なんて思ってしまった。

 愛撫されるたびに蜜孔がギュッと締まり、涼さんの肉茎を締め付ける。

 そうすると彼は気持ちよさそうに吐息をつき、私も肉槍を体内に含みながら悦楽を得る。

(どうしよう……っ、これ、どんどん気持ち良くなってくるかも……っ)

 私は焦りと僅かな期待を感じながら、胸をドキドキさせて呼吸を乱す。

 ――と、蜜壷の最奥に亀頭がグッと押し当たる感覚があり、私は思いきり息を吸い込んだ。

「痛かった?」

 涼さんは息を吐いてから尋ねてくる。

「……いえ、痛いわけじゃなくて……」

 そのあとの言葉は不明瞭に途切れるけれど、うまく言い表す事ができない。

「慣れるまで少し待とうか」

 涼さんはそう言うと、私の手の甲に優しくキスをし、乳房を揉んで乳首をカリカリと引っ掻き、お腹を撫でて淫芽を捏ねてきた。

 彼は結合部に溜まった愛蜜を指先にまぶすと、そのぬめりを利用してピチュピチュと淫芽を刺激してくる。

「あっ、……ん、ぁ、や……っ、あ……っ」

 そうされると勝手に腰が動いてしまい、涼さんを締め付ける。

「……凄く締まりがいいね。入れているだけで持っていかれそうだ」

 涼さんは食いしばった歯の間から荒っぽい息を吐き、私を讃美する。

 締まりがいいと言われて嬉しくなるなんて、初めてだ。

 彼を気持ち良くできているのだと思うと、女である自分に誇りを持てる気がする。

 それに散々女である事を否定された自分が、彼の手によって物凄く肯定された気持ちになり、「セックスって悪くないじゃん……」と思えていた。

 涼さんに乳首と淫芽を刺激され続け、私は彼の分身を蜜壷で含みながらピクピクと反応し、また快楽の波が襲ってくるのを予感する。

「待って……っ、待っ……、~~~~っ!!」

(処女なのに達けるはずがない!)

 そう思っていたのに、私は涼さんの手首をギュッと掴み、思いきり膣を引き絞ってガクガクと体を震わせ絶頂してしまった。
しおりを挟む
感想 2,452

あなたにおすすめの小説

偽装夫婦

詩織
恋愛
付き合って5年になる彼は後輩に横取りされた。 会社も一緒だし行く気がない。 けど、横取りされたからって会社辞めるってアホすぎません?

3歳児にも劣る淑女(笑)

章槻雅希
恋愛
公爵令嬢は、第一王子から理不尽な言いがかりをつけられていた。 男爵家の庶子と懇ろになった王子はその醜態を学園内に晒し続けている。 その状況を打破したのは、僅か3歳の王女殿下だった。 カテゴリーは悩みましたが、一応5歳児と3歳児のほのぼのカップルがいるので恋愛ということで(;^ω^) ほんの思い付きの1場面的な小噺。 王女以外の固有名詞を無くしました。 元ネタをご存じの方にはご不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。 創作SNSでの、ジャンル外での配慮に欠けておりました。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」 母に紹介され、なにかの間違いだと思った。 だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。 それだけでもかなりな不安案件なのに。 私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。 「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」 なーんて義父になる人が言い出して。 結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。 前途多難な同居生活。 相変わらず専務はなに考えているかわからない。 ……かと思えば。 「兄妹ならするだろ、これくらい」 当たり前のように落とされる、額へのキス。 いったい、どうなってんのー!? 三ツ森涼夏  24歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務 背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。 小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。 たまにその頑張りが空回りすることも? 恋愛、苦手というより、嫌い。 淋しい、をちゃんと言えずにきた人。 × 八雲仁 30歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』専務 背が高く、眼鏡のイケメン。 ただし、いつも無表情。 集中すると周りが見えなくなる。 そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。 小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。 ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!? ***** 千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』 ***** 表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101

病弱な私と意地悪なお姉様のお見合い顛末

黒木メイ
恋愛
幼い頃から病弱だったミルカ。外出もまともにできず、家の中に引きこもってばかり。それでもミルカは幸せだった。家族が、使用人たちがいつもミルカの側にいてくれたから。ミルカを愛してくれたから。それだけで十分――なわけないでしょう。お姉様はずるい。健康な体を持っているだけではなく、自由に外出できるんだから。その上、意地悪。だから、奪ったのよ。ずるいお姉様から全てを。当然でしょう。私は『特別な存在』で、『幸せが約束されたお姫様』なんだから。両親からの愛も、次期当主の地位も、王子様も全て私のもの。お姉様の見合い相手が私に夢中になるのも仕方ないことなの。 ※設定はふわふわ。 ※予告なく修正、加筆する場合があります。 ※いずれ他サイトにも転載予定。 ※『病弱な妹と私のお見合い顛末』のミルカ(妹)視点です。

完結 愛人さん初めまして!では元夫と出て行ってください。

音爽(ネソウ)
恋愛
金に女にだらしない男。終いには手を出す始末。 見た目と口八丁にだまされたマリエラは徐々に心を病んでいく。 だが、それではいけないと奮闘するのだが……

地味な私を捨てた元婚約者にざまぁ返し!私の才能に惚れたハイスペ社長にスカウトされ溺愛されてます

久遠翠
恋愛
「君は、可愛げがない。いつも数字しか見ていないじゃないか」 大手商社に勤める地味なOL・相沢美月は、エリートの婚約者・高遠彰から突然婚約破棄を告げられる。 彼の心変わりと社内での孤立に傷つき、退職を選んだ美月。 しかし、彼らは知らなかった。彼女には、IT業界で“K”という名で知られる伝説的なデータアナリストという、もう一つの顔があったことを。 失意の中、足を運んだ交流会で美月が出会ったのは、急成長中のIT企業「ホライゾン・テクノロジーズ」の若き社長・一条蓮。 彼女が何気なく口にした市場分析の鋭さに衝撃を受けた蓮は、すぐさま彼女を破格の条件でスカウトする。 「君のその目で、俺と未来を見てほしい」──。 蓮の情熱に心を動かされ、新たな一歩を踏み出した美月は、その才能を遺憾なく発揮していく。 地味なOLから、誰もが注目するキャリアウーマンへ。 そして、仕事のパートナーである蓮の、真っ直ぐで誠実な愛情に、凍てついていた心は次第に溶かされていく。 これは、才能というガラスの靴を見出された、一人の女性のシンデレラストーリー。 数字の奥に隠された真実を見抜く彼女が、本当の愛と幸せを掴むまでの、最高にドラマチックな逆転ラブストーリー。

リリー・フラレンシア男爵令嬢について

碧井 汐桜香
恋愛
王太子と出会ったピンク髪の男爵令嬢のお話

処理中です...