4 / 19
第二部・風1
しおりを挟む
「村」
ザアアアァァァ…………
風が吹き、緑の葉が波の様な音をたてて、駆け抜ける風にその身を揺らす。
時は新暦、白光の時代。
ディスター大陸アザール地方。
緑と水に恵まれた、大自然の実り多き地方である。人口はさほど多くはなく、農村が多くを占めている。『永久の緑』と呼ばれる大草原地帯の中に、ひっそりと息づく様にしてその村は存在した。
草原が途切れた場所に、その昔彼らの祖先が開拓した平地にささやかな家屋が建ち、人工的に植えられた防風林がその周りを囲っていた。村の中心には遥か昔からそこにある大樹がその枝を天涯の様に広げ、眼下で繰り広げられる人間達の生活を見守っている。
その村は、「風の村」と呼ばれた。
村に生まれる女子は、百年に一度の割合で巫女となる資格を持って生まれる。巫女になるか否かは、村の産婆がその目をもって判断する。
そういう意味で、産婆は長老に次ぐ地位にいた。
巫女となった女子は、風の加護を得て村を守る存在となる。特別な奇跡を起こす力は持っていない。だが、古くからの習わし上、巫女となる少女は聖なる存在として扱われた。
特別な存在には、やはりそれなりの待遇があると共に、制約もついた。
月の女神が永遠の純潔を表す様に、その巫女たる者も、一生清らかな身でいなければならないのだ。その生涯を以って、男子に触れる事を禁忌とされている。
男子に触れ、汚れた巫女は「厄災」として村に災いをもたらすと言われていた。
**
「大樹の少年」
今、その村には年若い巫女がいる。
その歳十二歳の少女。名をメイという。
信仰心厚く、さっぱりとして飾らない性格で、皆に好かれている。また、術者としての素質もあり、回復の術を得意としていた。
それが村の者には巫女としての特別な力に見えるのか、皆がメイの力の恩恵に授かろうとしていた。
その日、メイは単身大樹のある丘へと散歩に向かっていた。風が清々しく、時折気持ち良さそうに目を細めながら、メイはゆっくりと歩む。
風が吹く度に、肩より少し長い栗色の髪が軽やかに揺れた。
裾の長い巫女服の裾を大胆にたくし上げて縛り、若々しい太腿を見せた姿でメイは歩いている。乳母が見たら、目を三角にして怒るであろう姿だ。
だが、メイにとってぞろりとした巫女服は、動きにくい服以外の何者でもない。上質の布で出来ていても、綺麗な刺繍が施されていても、メイとしては村の少女が着ている様な、簡単で動きやすい服の方が羨ましかった。
大樹の元に辿り着くと、メイは履いていたサンダルをその場に脱ぎ捨て、その年齢を物語るかの様な立派な樹の根に脚を掛けると、スルスルと器用によじ登って行く。
数分木登りをすると、いつも彼女が座っている場所に辿り着く。太い枝に腰を下ろし、どっしりとした幹に身を任せる。
初めにここに来る様になった頃には、もっと下の方に居たのだが、脱走がバレて捜される様になると次第に上へ上へと上って行き、今に至ってはかなり高い場所になっていた。
風が吹き、木の葉がたてるサワサワという音が聞こえる。小鳥が上の方の枝で囀っている。
そこからは、村の南半分が一望できた。決して多くはない家屋の煙突からは、台所から立ち上る煙が上がり、風に吹かれて頼りなくその形を変えていた。
多くの男や若い者は働いている。畑で作業をしている者が大半。その他には、川で洗濯をしている女達や、屋根の修理や大工仕事をしている男達もいる。
目に入る景色をメイは暫く眺めていたが、ふと、その場に立ち上がり思い切り息を吸い込むと、独り言にしてはかなりの大音量で愚痴を零し始める。
「むぁったく! 皆して私の事何だと思ってんのよ! 神様じゃないんだからね! なんでも出来ると思ったら大間違い! 転んだ怪我を治すレベルなのに、『癒しの巫女』だのなんだの……まぁ、『賤しの巫女』なんて言ったら大当たりなんだけどねぇ! きゃーははははは…………なんちゃって!」
そこまで言って自己完結すると、「はースッキリした」と呟き、背中に背負っていた袋から果物を取り出した。巫女服の裾でゴシゴシと拭いてかぶりつき、笑顔になる。勿論、果物は神殿の台所から拝借してきた物だ。
「っかー! んまい! 食べ盛りの少女にあんだけのご飯はないでしょうに。そのうち私、餓死しちゃうかも」
など言いながら、メイは美味そうに果物を頬張る。もちゃもちゃと口を動かすその姿は、どこにでもいる十二歳の少女の姿であった。
と、いきなりメイのいる枝の上から盛大に吹き出す音が聞こえ、メイは仰天して口に入っている物を喉に詰まらせる。
「っだ、誰!?」
メイは涙目になって酷く噎せながら、キョロキョロと上を見回す。
「悪い……っく……ぷぷ」
細い肩を笑いに震わせながら、一人の少年がメイのすぐ上の枝に身軽に降りてきた。
見た事のない少年だ。
村の人口はそう多くないに加え、メイは巫女としての立場上、全員の顔を知っている。村の者でない事は確かだ。
美しい瞳と髪を持つ少年だった。
メイが見た事のない深い碧。村の少年達とは違って肌の色は深窓の少女の様に白く、その顔立ちも少女と見まごうばかりにに整っている。
この村の少女達はどちらかというと、大人達の手伝いなどをしているために逞しい。なので、かえってこの少年の方が華奢な少女に見えてしまう。
「誰よ、あんた」
メイが拗ねた声で尋ねる。先程の独り言を聞かれたのでは、内容はともかく、最後のオヤジギャグはかなり恥ずかしい。
「こいつを治して欲しいんだ」
だが、少年はメイの質問には答えず、その手に大切そうに包んでいる小鳥を見せた。
小鳥は羽根の付け根あたりに傷を負っている。肉食の動物に引っ掻かれたのだろうか。
「治せるだろ? お前なら」
心配そうに小鳥を見ていた少年が、不意にメイの顔を見るとニッコリと笑ってそう言った。屈託の無いその笑顔に、メイは怒る気力も失せて頷く。
「いいけど。私の名前はメイよ」
苦笑してそう言うと、メイは少年の手の中に小鳥に向かってその手を差し出し、回復の呪文(スペル)を唱え始める。歌う様な抑揚(リズム)で呪文を唱えると同時に、メイの両手から温かい癒しの光が溢れてゆっくりと小鳥の傷を癒していった。
やがて、小鳥の痛々しい傷は塞がり、少年はホッとして表情でメイに礼を言う。
「良かった……ありがとう、メイ」
少年の笑顔にメイは好感を持った。
「どういたしまして。所で貴方の名前は?」
メイが再び少年の名を問うた時、大樹の根元の方から彼女を呼ぶ声がした。
「メイ様~? いらっしゃらないんですかぁ?」
「あ……」
それに気を取られてメイは地上を見下ろす。
幾重にも重なった枝の間から、神殿の世話係の姿がチラリと見えた。上の方を向いて探しているが、メイの姿はまだ見つけられていないらしい。
「行かなくちゃ」と言って再び少年の方を向くと、そこには誰もいなかった。
鳥が羽ばたく音がしてそちらに顔を向けると、先程の小鳥が空へ帰ってゆくところだ。
暫くメイは茫然として樹の葉擦れの音を聞いていたが、「何なのよ……もぉ」と呟くと、のろのろと樹を降り始める。
地上に降りたメイが、毎度のお説教を食らいながら帰ってゆく姿を、大樹の遥か上の枝から少年が笑って見送っていた。その肩には小鳥がちょこんと留まっている。
「またね、メイ……」
そう言うと、少年は肩の上の小鳥をその腕に移動させ、腕を優しく振って「お行き」と飛ばせると、大樹に同化する様にその姿を消した。
ザアアアァァァ…………
風が吹き、緑の葉が波の様な音をたてて、駆け抜ける風にその身を揺らす。
時は新暦、白光の時代。
ディスター大陸アザール地方。
緑と水に恵まれた、大自然の実り多き地方である。人口はさほど多くはなく、農村が多くを占めている。『永久の緑』と呼ばれる大草原地帯の中に、ひっそりと息づく様にしてその村は存在した。
草原が途切れた場所に、その昔彼らの祖先が開拓した平地にささやかな家屋が建ち、人工的に植えられた防風林がその周りを囲っていた。村の中心には遥か昔からそこにある大樹がその枝を天涯の様に広げ、眼下で繰り広げられる人間達の生活を見守っている。
その村は、「風の村」と呼ばれた。
村に生まれる女子は、百年に一度の割合で巫女となる資格を持って生まれる。巫女になるか否かは、村の産婆がその目をもって判断する。
そういう意味で、産婆は長老に次ぐ地位にいた。
巫女となった女子は、風の加護を得て村を守る存在となる。特別な奇跡を起こす力は持っていない。だが、古くからの習わし上、巫女となる少女は聖なる存在として扱われた。
特別な存在には、やはりそれなりの待遇があると共に、制約もついた。
月の女神が永遠の純潔を表す様に、その巫女たる者も、一生清らかな身でいなければならないのだ。その生涯を以って、男子に触れる事を禁忌とされている。
男子に触れ、汚れた巫女は「厄災」として村に災いをもたらすと言われていた。
**
「大樹の少年」
今、その村には年若い巫女がいる。
その歳十二歳の少女。名をメイという。
信仰心厚く、さっぱりとして飾らない性格で、皆に好かれている。また、術者としての素質もあり、回復の術を得意としていた。
それが村の者には巫女としての特別な力に見えるのか、皆がメイの力の恩恵に授かろうとしていた。
その日、メイは単身大樹のある丘へと散歩に向かっていた。風が清々しく、時折気持ち良さそうに目を細めながら、メイはゆっくりと歩む。
風が吹く度に、肩より少し長い栗色の髪が軽やかに揺れた。
裾の長い巫女服の裾を大胆にたくし上げて縛り、若々しい太腿を見せた姿でメイは歩いている。乳母が見たら、目を三角にして怒るであろう姿だ。
だが、メイにとってぞろりとした巫女服は、動きにくい服以外の何者でもない。上質の布で出来ていても、綺麗な刺繍が施されていても、メイとしては村の少女が着ている様な、簡単で動きやすい服の方が羨ましかった。
大樹の元に辿り着くと、メイは履いていたサンダルをその場に脱ぎ捨て、その年齢を物語るかの様な立派な樹の根に脚を掛けると、スルスルと器用によじ登って行く。
数分木登りをすると、いつも彼女が座っている場所に辿り着く。太い枝に腰を下ろし、どっしりとした幹に身を任せる。
初めにここに来る様になった頃には、もっと下の方に居たのだが、脱走がバレて捜される様になると次第に上へ上へと上って行き、今に至ってはかなり高い場所になっていた。
風が吹き、木の葉がたてるサワサワという音が聞こえる。小鳥が上の方の枝で囀っている。
そこからは、村の南半分が一望できた。決して多くはない家屋の煙突からは、台所から立ち上る煙が上がり、風に吹かれて頼りなくその形を変えていた。
多くの男や若い者は働いている。畑で作業をしている者が大半。その他には、川で洗濯をしている女達や、屋根の修理や大工仕事をしている男達もいる。
目に入る景色をメイは暫く眺めていたが、ふと、その場に立ち上がり思い切り息を吸い込むと、独り言にしてはかなりの大音量で愚痴を零し始める。
「むぁったく! 皆して私の事何だと思ってんのよ! 神様じゃないんだからね! なんでも出来ると思ったら大間違い! 転んだ怪我を治すレベルなのに、『癒しの巫女』だのなんだの……まぁ、『賤しの巫女』なんて言ったら大当たりなんだけどねぇ! きゃーははははは…………なんちゃって!」
そこまで言って自己完結すると、「はースッキリした」と呟き、背中に背負っていた袋から果物を取り出した。巫女服の裾でゴシゴシと拭いてかぶりつき、笑顔になる。勿論、果物は神殿の台所から拝借してきた物だ。
「っかー! んまい! 食べ盛りの少女にあんだけのご飯はないでしょうに。そのうち私、餓死しちゃうかも」
など言いながら、メイは美味そうに果物を頬張る。もちゃもちゃと口を動かすその姿は、どこにでもいる十二歳の少女の姿であった。
と、いきなりメイのいる枝の上から盛大に吹き出す音が聞こえ、メイは仰天して口に入っている物を喉に詰まらせる。
「っだ、誰!?」
メイは涙目になって酷く噎せながら、キョロキョロと上を見回す。
「悪い……っく……ぷぷ」
細い肩を笑いに震わせながら、一人の少年がメイのすぐ上の枝に身軽に降りてきた。
見た事のない少年だ。
村の人口はそう多くないに加え、メイは巫女としての立場上、全員の顔を知っている。村の者でない事は確かだ。
美しい瞳と髪を持つ少年だった。
メイが見た事のない深い碧。村の少年達とは違って肌の色は深窓の少女の様に白く、その顔立ちも少女と見まごうばかりにに整っている。
この村の少女達はどちらかというと、大人達の手伝いなどをしているために逞しい。なので、かえってこの少年の方が華奢な少女に見えてしまう。
「誰よ、あんた」
メイが拗ねた声で尋ねる。先程の独り言を聞かれたのでは、内容はともかく、最後のオヤジギャグはかなり恥ずかしい。
「こいつを治して欲しいんだ」
だが、少年はメイの質問には答えず、その手に大切そうに包んでいる小鳥を見せた。
小鳥は羽根の付け根あたりに傷を負っている。肉食の動物に引っ掻かれたのだろうか。
「治せるだろ? お前なら」
心配そうに小鳥を見ていた少年が、不意にメイの顔を見るとニッコリと笑ってそう言った。屈託の無いその笑顔に、メイは怒る気力も失せて頷く。
「いいけど。私の名前はメイよ」
苦笑してそう言うと、メイは少年の手の中に小鳥に向かってその手を差し出し、回復の呪文(スペル)を唱え始める。歌う様な抑揚(リズム)で呪文を唱えると同時に、メイの両手から温かい癒しの光が溢れてゆっくりと小鳥の傷を癒していった。
やがて、小鳥の痛々しい傷は塞がり、少年はホッとして表情でメイに礼を言う。
「良かった……ありがとう、メイ」
少年の笑顔にメイは好感を持った。
「どういたしまして。所で貴方の名前は?」
メイが再び少年の名を問うた時、大樹の根元の方から彼女を呼ぶ声がした。
「メイ様~? いらっしゃらないんですかぁ?」
「あ……」
それに気を取られてメイは地上を見下ろす。
幾重にも重なった枝の間から、神殿の世話係の姿がチラリと見えた。上の方を向いて探しているが、メイの姿はまだ見つけられていないらしい。
「行かなくちゃ」と言って再び少年の方を向くと、そこには誰もいなかった。
鳥が羽ばたく音がしてそちらに顔を向けると、先程の小鳥が空へ帰ってゆくところだ。
暫くメイは茫然として樹の葉擦れの音を聞いていたが、「何なのよ……もぉ」と呟くと、のろのろと樹を降り始める。
地上に降りたメイが、毎度のお説教を食らいながら帰ってゆく姿を、大樹の遥か上の枝から少年が笑って見送っていた。その肩には小鳥がちょこんと留まっている。
「またね、メイ……」
そう言うと、少年は肩の上の小鳥をその腕に移動させ、腕を優しく振って「お行き」と飛ばせると、大樹に同化する様にその姿を消した。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる