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拾った犬は恩を返すのか、それとも…… ☆ (完)
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亀頭の部分を入れられる時は、蜜口が引き伸ばされるような感覚を得るほどの物で、太さも長さもある。
ずっぷりと最奥まで埋まったそれを、彼の前でいきんで出してみせる。
「ぅん……っ、ん……っ」
雁首の部分が最奥に引っ掛かっていたけれど、次第に奥から押し出されてくる。
ある程度まで膣奥に力を込めて押し出したあと、バイブはニュポンッと温まった蜜と共に私の蜜口から吐き出された。
「はぁ……っ、――――あ…………っ」
この行為を求められる時、得も言われぬ感覚になる。
まるで彼の前で排泄しているとも、出産しているともつかない気持ちだ。
「よくできました」
私の頭を撫で、汗の浮かんだ額にキスをしたポチくんは、バイブのスイッチを切る。
そのあと私の脚を抱え上げ、これ以上なく大きくなった亀頭を、ぐずついた蜜口に押しつけた。
「ちょうだい、……っ、ちょうだい、入れて、入れて……っ」
私はカクカクと腰を揺らし、肉棒を求める。
そんな私の様子を見て、彼は愉悦の籠もった笑みを浮かべたあと、ドチュッと一気に最奥まで貫いてきた。
「っひあぁあああぁっ!」
子宮口を押し上げられ、私は目の前をチカチカさせて絶頂する。
――やっぱり本物がいい!
――〝これ〟が好き!
はくはくと口を喘がせた私を見て、ポチくんは「いい子だなぁ」と笑った。
そのあと、私の太腿の裏側を押さえ、グチャグチャジュボジュボと濡れた蜜の音を立てて私を犯してきた。
ひと突きごとに、太い一物が私の内部を捲るのが分かる。
エラの張った雁首でぬるついた膣襞をかき分け、たっぷり堪った蜜を掻き出していく。
自由の利かない征服されたポーズで、私は獣のような声を上げて支配される悦びに耽溺していた。
「んぉおっ、おっ、あぁあっ、あー……っ、あぁっ、そこっ、そ……っ、おぉおっ」
ドスッドスッと乱暴に子宮口を突き上げられ、内臓そのものが押し上げられているような感覚に陥る。
開かれた脚の間で乳房がブルッブルッと震えている。
彼は結合部の蜜を指にまぶしたあと、そのぬるついた指で私の乳首を摘まみ、転がした。
「はぁああうっ! うあぁあああっ!」
途端に子宮にジュンッ……と疼きが伝わり、思いきり彼の分身を締め付ける。
「でっけぇクリ。俺が道具を使って吸引したのもあるけど、もともとでかいよな?」
笑い混じりに言い、ポチくんはさやから飛び出た私の弱点も、蜜に濡れた指でヌチュヌチュと扱いてきた。
「はぉおおぉおっ! おーっ、ああぁっ、扱いちゃ駄目ぇえ……っ!」
叫んだ私は、思いきりのけぞって何度目になるか分からない絶頂を極めた。
こみ上げた衝動を堪えきれず、小さな孔からブシュッと愛潮を飛ばしてしまったけれど、慣れた彼はお構いなしだ。
むしろ私を噴きやすい体質にしたのは彼だ。
彼は残忍な笑みを浮かべながら、チュコチュコと私のクリトリスを扱き、濡れた蜜孔を遠慮なくズコズコと犯した。
後孔にはプラグが埋まって、最大出力で震えていて――。
「あぁあああぁっ、らめっ、らめっ、いぐのっ、いぐっ!」
顔を涙と涎でグシャグシャにした私は、必死に彼に訴える。
「達けよ。見ててやるから」
〝許可〟を与えられ、私は安心して意識を飛ばした。
「お”…………っ!!」
私は目をうつろにさせ、膣をこの上なく痙攣させてポチくんを締め上げる。
その間も勃起したクリトリスを扱かれ続け、体が壊れてしまったかのように、ビュッビュッと何度も潮を飛ばす。
激しい絶頂を味わったあと、――とうとう私は気絶してしまった。
**
「……ん……」
目が覚めると、知らないベッドに寝かされていた。
手を滑らせると、サラリとしたシーツの感触がする。
(広い……?)
私のベッドじゃない、と違和感を覚えた。
のったりとした意識を覚醒させ、目を開けて頭をもたげると、信じられないぐらい広い寝室が目に入る。
ベッドの足元側の壁には液晶テレビがあり、その下にはダークブラウンのチェスト。
左手には濃紺のカーテンがかかった窓があり、床近くの隙間からは朝の光が漏れていた。
カーテンの手前にはリクライニングチェアがあり、ベッドの反対側――右側にはソファセットとテーブルがある。
(ホテル……?)
いまだ、これが現実なのか分からない。
重たい体に鞭打って起き上がり、お尻を引きずるようにして巨大なベッドの端を目指す。
――と、気づいた。
私の左脚にはファーでできた足枷がついていて、そこに細いチェーンが繋がっている。
チェーンはベッドから床に落ち、少し開いたドアの向こうまで続いていた。
「……なに……、これ……」
呆然とした私は、なんとかベッドの端までついて裸足を床につける。
体には、パジャマではないけれど大きめのメンズTシャツが着せられていた。
「どこ……、誰…………、が…………」
――怖い人に捕まっていたら、どうしよう?
今がどんな状況なのか分からないからこそ、私は酷く怯えながら歩き始めた。
壁に手をついてそろりと寝室を出ると、部屋の外には廊下があり、他にも沢山の部屋があるのが分かった。
と、遠くから音楽がきこえる。
(クラシック?)
あまり詳しくないけれど、これはオーケストラの音だ。
ドアが沢山ある最奥には、広い空間がある。
そちらを目指して歩いて行くと、ガラスの壁面いっぱいにビルの上部と空が映っているのが見え、急に世界が明るくなったように思えた私は、とっさに目元を庇った。
「美幸、おはよう」
聞き慣れた声を耳に、私は眩しさを堪えてそちらを見る。
何十畳あるか分からない空間には、グランドピアノや何人座れるか分からないソファセットがある。
その向こうにも、十人は座れそうな長いダイニングテーブルがあり、そこに男性が座っていた。
「……誰…………?」
一瞬、〝その人〟を見て誰なのか分からなかった。
だって〝彼〟は、黒髪をスッキリと短く切って、パリッとしたシャツにネクタイを締め、ベストを着ていたから。
私の知っている〝彼〟は、そんな格好をしない。
でも、彼は…………。
「…………ポチ、…………くん……?」
呟いた私の声に、彼は微笑んでナプキンで口元を拭う。
ダイニングの向こうにはキッチンがあり、シェフらしき男性がいる。
ポチくんの側には、レストランの給仕のように、蝶ネクタイを締めた男性が立っている。
呆然としている私は、その場に突っ立っていた。
私を見てポチくんは立ち上がり、ゆっくりこちらに歩み寄ってくる。
その姿を見て、私は本能的な畏れを抱いた。
――〝彼〟と話したら私の世界は変わってしまう。
そう思い、無意識に足が一歩後ずさる。
「美幸」
けれど短く命令するように言われ、立ち止まる。
もう私は、この人の命令なら何だって聞く体にされてしまった。
私の前に歩み寄ってきた彼は、支配者の笑みを浮かべて頬を撫でてくる。
「半年、日本に帰国する時期が早まって、時間があった。すぐ家に戻っても良かったけど、懐かしい居酒屋で飲んだ。……そしたら酔っ払いに絡まれたな。やり返したら仲間を呼ばれて、フクロだった」
言われて、出会った時の彼が路地裏に座り込んでいたのを思い出した。
「アメリカで女に酷い裏切り方をされて、少し自暴自棄になっていた。美幸の事は一宿一飯の恩と思っていたけど……、意外と居心地が良かったんだよな」
もう彼からは、野良猫のような雰囲気はしない。
どこまでもお金をかけて整えられた、血統書つきの猫だ。
王者のような目が私を捉え、満足そうに笑っている。
「俺は天城院嗣弥。天城院グループの次期総帥となる男だ」
天城院グループといえば、遡れば明治時代から由緒正しき家柄の、現在は多角経営をする大企業だ。
重工に銀行、自動車、不動産、ありとあらゆるものに、天城院の名前がついている。
「…………は、…………はぁああ?」
訳の分かっていない私は、周囲を見回した。
『ドッキリ大成功!』というプレートを持ったカメラクルーが、その辺から出てくるんじゃ……、と思ったからだ。
「これからは俺がお前を飼う番だ」
「はぁ……、あ? えええぇえええぇっ!?」
私は大きな声で叫んだけれど、その声はキンッと広々としたリビングダイニングに響いただけだった。
完
中途半端ですが、これで終わりです!
ずっぷりと最奥まで埋まったそれを、彼の前でいきんで出してみせる。
「ぅん……っ、ん……っ」
雁首の部分が最奥に引っ掛かっていたけれど、次第に奥から押し出されてくる。
ある程度まで膣奥に力を込めて押し出したあと、バイブはニュポンッと温まった蜜と共に私の蜜口から吐き出された。
「はぁ……っ、――――あ…………っ」
この行為を求められる時、得も言われぬ感覚になる。
まるで彼の前で排泄しているとも、出産しているともつかない気持ちだ。
「よくできました」
私の頭を撫で、汗の浮かんだ額にキスをしたポチくんは、バイブのスイッチを切る。
そのあと私の脚を抱え上げ、これ以上なく大きくなった亀頭を、ぐずついた蜜口に押しつけた。
「ちょうだい、……っ、ちょうだい、入れて、入れて……っ」
私はカクカクと腰を揺らし、肉棒を求める。
そんな私の様子を見て、彼は愉悦の籠もった笑みを浮かべたあと、ドチュッと一気に最奥まで貫いてきた。
「っひあぁあああぁっ!」
子宮口を押し上げられ、私は目の前をチカチカさせて絶頂する。
――やっぱり本物がいい!
――〝これ〟が好き!
はくはくと口を喘がせた私を見て、ポチくんは「いい子だなぁ」と笑った。
そのあと、私の太腿の裏側を押さえ、グチャグチャジュボジュボと濡れた蜜の音を立てて私を犯してきた。
ひと突きごとに、太い一物が私の内部を捲るのが分かる。
エラの張った雁首でぬるついた膣襞をかき分け、たっぷり堪った蜜を掻き出していく。
自由の利かない征服されたポーズで、私は獣のような声を上げて支配される悦びに耽溺していた。
「んぉおっ、おっ、あぁあっ、あー……っ、あぁっ、そこっ、そ……っ、おぉおっ」
ドスッドスッと乱暴に子宮口を突き上げられ、内臓そのものが押し上げられているような感覚に陥る。
開かれた脚の間で乳房がブルッブルッと震えている。
彼は結合部の蜜を指にまぶしたあと、そのぬるついた指で私の乳首を摘まみ、転がした。
「はぁああうっ! うあぁあああっ!」
途端に子宮にジュンッ……と疼きが伝わり、思いきり彼の分身を締め付ける。
「でっけぇクリ。俺が道具を使って吸引したのもあるけど、もともとでかいよな?」
笑い混じりに言い、ポチくんはさやから飛び出た私の弱点も、蜜に濡れた指でヌチュヌチュと扱いてきた。
「はぉおおぉおっ! おーっ、ああぁっ、扱いちゃ駄目ぇえ……っ!」
叫んだ私は、思いきりのけぞって何度目になるか分からない絶頂を極めた。
こみ上げた衝動を堪えきれず、小さな孔からブシュッと愛潮を飛ばしてしまったけれど、慣れた彼はお構いなしだ。
むしろ私を噴きやすい体質にしたのは彼だ。
彼は残忍な笑みを浮かべながら、チュコチュコと私のクリトリスを扱き、濡れた蜜孔を遠慮なくズコズコと犯した。
後孔にはプラグが埋まって、最大出力で震えていて――。
「あぁあああぁっ、らめっ、らめっ、いぐのっ、いぐっ!」
顔を涙と涎でグシャグシャにした私は、必死に彼に訴える。
「達けよ。見ててやるから」
〝許可〟を与えられ、私は安心して意識を飛ばした。
「お”…………っ!!」
私は目をうつろにさせ、膣をこの上なく痙攣させてポチくんを締め上げる。
その間も勃起したクリトリスを扱かれ続け、体が壊れてしまったかのように、ビュッビュッと何度も潮を飛ばす。
激しい絶頂を味わったあと、――とうとう私は気絶してしまった。
**
「……ん……」
目が覚めると、知らないベッドに寝かされていた。
手を滑らせると、サラリとしたシーツの感触がする。
(広い……?)
私のベッドじゃない、と違和感を覚えた。
のったりとした意識を覚醒させ、目を開けて頭をもたげると、信じられないぐらい広い寝室が目に入る。
ベッドの足元側の壁には液晶テレビがあり、その下にはダークブラウンのチェスト。
左手には濃紺のカーテンがかかった窓があり、床近くの隙間からは朝の光が漏れていた。
カーテンの手前にはリクライニングチェアがあり、ベッドの反対側――右側にはソファセットとテーブルがある。
(ホテル……?)
いまだ、これが現実なのか分からない。
重たい体に鞭打って起き上がり、お尻を引きずるようにして巨大なベッドの端を目指す。
――と、気づいた。
私の左脚にはファーでできた足枷がついていて、そこに細いチェーンが繋がっている。
チェーンはベッドから床に落ち、少し開いたドアの向こうまで続いていた。
「……なに……、これ……」
呆然とした私は、なんとかベッドの端までついて裸足を床につける。
体には、パジャマではないけれど大きめのメンズTシャツが着せられていた。
「どこ……、誰…………、が…………」
――怖い人に捕まっていたら、どうしよう?
今がどんな状況なのか分からないからこそ、私は酷く怯えながら歩き始めた。
壁に手をついてそろりと寝室を出ると、部屋の外には廊下があり、他にも沢山の部屋があるのが分かった。
と、遠くから音楽がきこえる。
(クラシック?)
あまり詳しくないけれど、これはオーケストラの音だ。
ドアが沢山ある最奥には、広い空間がある。
そちらを目指して歩いて行くと、ガラスの壁面いっぱいにビルの上部と空が映っているのが見え、急に世界が明るくなったように思えた私は、とっさに目元を庇った。
「美幸、おはよう」
聞き慣れた声を耳に、私は眩しさを堪えてそちらを見る。
何十畳あるか分からない空間には、グランドピアノや何人座れるか分からないソファセットがある。
その向こうにも、十人は座れそうな長いダイニングテーブルがあり、そこに男性が座っていた。
「……誰…………?」
一瞬、〝その人〟を見て誰なのか分からなかった。
だって〝彼〟は、黒髪をスッキリと短く切って、パリッとしたシャツにネクタイを締め、ベストを着ていたから。
私の知っている〝彼〟は、そんな格好をしない。
でも、彼は…………。
「…………ポチ、…………くん……?」
呟いた私の声に、彼は微笑んでナプキンで口元を拭う。
ダイニングの向こうにはキッチンがあり、シェフらしき男性がいる。
ポチくんの側には、レストランの給仕のように、蝶ネクタイを締めた男性が立っている。
呆然としている私は、その場に突っ立っていた。
私を見てポチくんは立ち上がり、ゆっくりこちらに歩み寄ってくる。
その姿を見て、私は本能的な畏れを抱いた。
――〝彼〟と話したら私の世界は変わってしまう。
そう思い、無意識に足が一歩後ずさる。
「美幸」
けれど短く命令するように言われ、立ち止まる。
もう私は、この人の命令なら何だって聞く体にされてしまった。
私の前に歩み寄ってきた彼は、支配者の笑みを浮かべて頬を撫でてくる。
「半年、日本に帰国する時期が早まって、時間があった。すぐ家に戻っても良かったけど、懐かしい居酒屋で飲んだ。……そしたら酔っ払いに絡まれたな。やり返したら仲間を呼ばれて、フクロだった」
言われて、出会った時の彼が路地裏に座り込んでいたのを思い出した。
「アメリカで女に酷い裏切り方をされて、少し自暴自棄になっていた。美幸の事は一宿一飯の恩と思っていたけど……、意外と居心地が良かったんだよな」
もう彼からは、野良猫のような雰囲気はしない。
どこまでもお金をかけて整えられた、血統書つきの猫だ。
王者のような目が私を捉え、満足そうに笑っている。
「俺は天城院嗣弥。天城院グループの次期総帥となる男だ」
天城院グループといえば、遡れば明治時代から由緒正しき家柄の、現在は多角経営をする大企業だ。
重工に銀行、自動車、不動産、ありとあらゆるものに、天城院の名前がついている。
「…………は、…………はぁああ?」
訳の分かっていない私は、周囲を見回した。
『ドッキリ大成功!』というプレートを持ったカメラクルーが、その辺から出てくるんじゃ……、と思ったからだ。
「これからは俺がお前を飼う番だ」
「はぁ……、あ? えええぇえええぇっ!?」
私は大きな声で叫んだけれど、その声はキンッと広々としたリビングダイニングに響いただけだった。
完
中途半端ですが、これで終わりです!
応援ありがとうございます!
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なつん 様
ありがとうございます! 嬉しいです!
『部長と私』もなのですが、もともと短編だったのを連載にして、自分でも時間を掛けて納得させながら進めています。
いつかこの物語もきちんとした長編に仕立て直したいと思っています。
その時はどうぞ宜しくお願い致します(*´ω`*)
臣桜