364 / 1,589
第七部・双子襲来 編
途中で逃げられると、幾分傷付くんだが? ☆
しおりを挟む
彼の鼻腔にジョン・アルクールの香水が、香澄の体臭と混じってこの上ない媚薬のように香りを放つ。
「あ……っ」
だがその時になって、匂いの話を持ち出されたせいか、香澄は急に自分が多少なりとも汗を掻いた事を思い出した。
「だ……、だめっ」
一気に我に返ると、両手で胸元を覆ってソファから下りる。
佑はポカンとし、宙に浮かせた手をそのままにほんの僅かに固まった。
「……香澄?」
「あ、あの……っ。――シャワー浴びてきますっ」
だっ……、と走るまではいかないが、香澄は脱げかけたパンティを押さえ、一目散にバスルームに行ってしまった。
「…………風呂」
残された佑はぽつんと呟き、虚しく残った手でワキワキと宙を握る。
「……香澄の汗なら、全身舐め回しても構わないのに」
香澄が聞いたら顔を真っ赤にして「変態!」と言う言葉を呟き、佑もソファから立ち上がりゆったりとバスルームに向かった。
「あ……っ、ん、ぁ、あ、あ、……あっ、あ、……あぁっ」
ザアザアとシャワーが降り注ぐなか、香澄は片脚を抱え上げられ向かい合った佑から貫かれていた。
「香澄? 途中で逃げられると、幾分傷付くんだが?」
「んぅっ……、だ、だって……っ、ぁ、あぁっ」
さんざん指と舌で蕩かされた場所はたっぷりと潤い、佑の反り返った灼熱を受け入れてジュプジュプと啼く。
何とか言い訳をしようとするのだが、頭の中が快楽に塗り潰されてまともな言葉が思い浮かばない。
開いた唇は単語を発する前に甘い啼き声を漏らし、続いて出る嬌声に押されてきちんとした言葉を失ってゆく。
――気持ちいい。
トロンとした目で目の前の麗人を見つめれば、全身からお湯を滴らせた彼は、自分だけを見つめて一心不乱に腰を打ちつけていた。
(こんな格好いい人、独占しちゃってる……)
あまりの幸せに、香澄は一瞬「もうここで死んでもいいや」と思いかける。
だがすぐに「死んじゃ駄目だ。これからもっと幸せになるんだから」と小さくかぶりを振った。
「ん? まだ俺以外の事を考える余裕があるのか?」
その小さな動きに佑が反応し、かぷっと香澄の首筋に噛みついてくる。
「んぁ……っ、あ、……歯……たてちゃダメ……っ」
じんわりと甘噛みされ、官能が体の中心部へ届く。
感じ切った体は何をされても敏感に快楽を拾い、香澄にめくるめく世界を見せた。
「駄目か? じゃあ、ここは?」
尻たぶを掴んでいた指が動き、ふんわりとした尻の谷間を探る。
「ん……っ、ぁ、あぁっ! そこは……っ、も、もっとダメッ!」
恥ずかしい窄まりを指先で探られ、香澄が顔を仰のけた。
必死に腰を揺らして逃げようとするのだが、佑に噛みつかれ腰を抱えられ、深くまで貫かれている。背中は壁に押しつけられていた。
結果、どこにも逃げ場所のない香澄は、佑にさんざん体を弄ばれ嬌声を上げるしかない。
躾けられた体にゾクゾクッと歓喜が駆け抜け、ブジュリと佑の屹立を締め上げた。
「あ……。締まる。やっぱり香澄は後ろも才能があるな」
「や……っ、やだぁっ。そんな才能いらない……っ」
しとどに濡れた隘路を野太い男根でゴリゴリと前後され、香澄の唇がわななく。
シャワーを浴びているというのに、全身からふつふつと汗が浮かんでは流れている気がした。
――熱い。
全身を叩く水滴も、体の中を行ったり来たりする彼の灼熱も、何もかも焼き切れるように香澄を苛んでくる。
指先は相変わらず不浄の窄まりをくにくにと揉んでは撫で、「ひぃっ」と情けない悲鳴が漏れた。
「あぁあっ! ――っ、や、……だぁっ、そんな……っ、そんっ、ん、ん――っ!」
堪えきれない淫悦がとぷりと限界を超え、香澄は歯を食いしばって体を震わせる。
意識とは関係なく腰がガクガクと震え、まるで自ら腰を振り立てて佑のモノを迎えているようだ。
「ん――――、ぁ、…………あ、……あぁ」
同時に佑も香澄の耳元で低くうめき、ドプドプと膣内に遠慮なく精液を吐き出した。
「あぁ……、あ……。もう……、も……」
香澄の足からふぅっと力が抜け、後ろ向きに脱力すると共に、佑が支えて一緒に座り込んだ。
「あ……っ」
だがその時になって、匂いの話を持ち出されたせいか、香澄は急に自分が多少なりとも汗を掻いた事を思い出した。
「だ……、だめっ」
一気に我に返ると、両手で胸元を覆ってソファから下りる。
佑はポカンとし、宙に浮かせた手をそのままにほんの僅かに固まった。
「……香澄?」
「あ、あの……っ。――シャワー浴びてきますっ」
だっ……、と走るまではいかないが、香澄は脱げかけたパンティを押さえ、一目散にバスルームに行ってしまった。
「…………風呂」
残された佑はぽつんと呟き、虚しく残った手でワキワキと宙を握る。
「……香澄の汗なら、全身舐め回しても構わないのに」
香澄が聞いたら顔を真っ赤にして「変態!」と言う言葉を呟き、佑もソファから立ち上がりゆったりとバスルームに向かった。
「あ……っ、ん、ぁ、あ、あ、……あっ、あ、……あぁっ」
ザアザアとシャワーが降り注ぐなか、香澄は片脚を抱え上げられ向かい合った佑から貫かれていた。
「香澄? 途中で逃げられると、幾分傷付くんだが?」
「んぅっ……、だ、だって……っ、ぁ、あぁっ」
さんざん指と舌で蕩かされた場所はたっぷりと潤い、佑の反り返った灼熱を受け入れてジュプジュプと啼く。
何とか言い訳をしようとするのだが、頭の中が快楽に塗り潰されてまともな言葉が思い浮かばない。
開いた唇は単語を発する前に甘い啼き声を漏らし、続いて出る嬌声に押されてきちんとした言葉を失ってゆく。
――気持ちいい。
トロンとした目で目の前の麗人を見つめれば、全身からお湯を滴らせた彼は、自分だけを見つめて一心不乱に腰を打ちつけていた。
(こんな格好いい人、独占しちゃってる……)
あまりの幸せに、香澄は一瞬「もうここで死んでもいいや」と思いかける。
だがすぐに「死んじゃ駄目だ。これからもっと幸せになるんだから」と小さくかぶりを振った。
「ん? まだ俺以外の事を考える余裕があるのか?」
その小さな動きに佑が反応し、かぷっと香澄の首筋に噛みついてくる。
「んぁ……っ、あ、……歯……たてちゃダメ……っ」
じんわりと甘噛みされ、官能が体の中心部へ届く。
感じ切った体は何をされても敏感に快楽を拾い、香澄にめくるめく世界を見せた。
「駄目か? じゃあ、ここは?」
尻たぶを掴んでいた指が動き、ふんわりとした尻の谷間を探る。
「ん……っ、ぁ、あぁっ! そこは……っ、も、もっとダメッ!」
恥ずかしい窄まりを指先で探られ、香澄が顔を仰のけた。
必死に腰を揺らして逃げようとするのだが、佑に噛みつかれ腰を抱えられ、深くまで貫かれている。背中は壁に押しつけられていた。
結果、どこにも逃げ場所のない香澄は、佑にさんざん体を弄ばれ嬌声を上げるしかない。
躾けられた体にゾクゾクッと歓喜が駆け抜け、ブジュリと佑の屹立を締め上げた。
「あ……。締まる。やっぱり香澄は後ろも才能があるな」
「や……っ、やだぁっ。そんな才能いらない……っ」
しとどに濡れた隘路を野太い男根でゴリゴリと前後され、香澄の唇がわななく。
シャワーを浴びているというのに、全身からふつふつと汗が浮かんでは流れている気がした。
――熱い。
全身を叩く水滴も、体の中を行ったり来たりする彼の灼熱も、何もかも焼き切れるように香澄を苛んでくる。
指先は相変わらず不浄の窄まりをくにくにと揉んでは撫で、「ひぃっ」と情けない悲鳴が漏れた。
「あぁあっ! ――っ、や、……だぁっ、そんな……っ、そんっ、ん、ん――っ!」
堪えきれない淫悦がとぷりと限界を超え、香澄は歯を食いしばって体を震わせる。
意識とは関係なく腰がガクガクと震え、まるで自ら腰を振り立てて佑のモノを迎えているようだ。
「ん――――、ぁ、…………あ、……あぁ」
同時に佑も香澄の耳元で低くうめき、ドプドプと膣内に遠慮なく精液を吐き出した。
「あぁ……、あ……。もう……、も……」
香澄の足からふぅっと力が抜け、後ろ向きに脱力すると共に、佑が支えて一緒に座り込んだ。
44
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
憧れのお姉さんは淫らな家庭教師
馬衣蜜柑
恋愛
友達の恋バナに胸を躍らせる教え子・萌音。そんな彼女を、美咲は優しく「大人の身体」へと作り替えていく。「ねえ萌音ちゃん、お友達よりも……気持ちよくしてあげる」眼鏡の家庭教師が教えるのは、教科書には載っていない「女同士」の極上の溶け合い方。
女性向け百合(レズビアン)R18小説。男性は出てきません。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
密会~合コン相手はドS社長~
日下奈緒
恋愛
デザイナーとして働く冬佳は、社長である綾斗にこっぴどくしばかれる毎日。そんな中、合コンに行った冬佳の前の席に座ったのは、誰でもない綾斗。誰かどうにかして。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる