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第八部・イギリス捜索 編
狂乱の饗宴 ★
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バシャッと冷たい何かが顔や体にかかるが、うめく事も体を動かす事もできない。
水滴が体を滴っていく感覚で、夢の中の自分は裸なのだと理解した。
激昂したエミリアを、護衛たちが慰める。
『あなた以上の女性がいるはずがない。彼らは目が腐っているんだ』
『こんな貧相な体、誰も欲情しない。レディ・エミリアの女神のような美しさに比べて、この日本人の小娘の子供っぽさときたら!』
慰める彼らに、エミリアは高慢な態度で言い返す。
『あら、この子を抱きたいんじゃないの? 裸にしてみたけど、その子、私より胸があるじゃない』
すぐ護衛たちはエミリアの言葉を否定し、香澄を下げ、主人を上げる。
『とんでもない! レディ・エミリア以外に欲情する体は持ち合わせていません』
するとエミリアはけたたましく笑った。
『この子、ブルーのドレスも右足のアンクレットも、何も疑わず喜んで受け取っていたわ。バカじゃないの!? 本当に頭の弱い子ね! 秘書だって言ったけれど、体でカイに言い寄ったに違いないわ。ベビーフェイスで胸があれば、男はオチると分かってるのよ。下品で嫌な女だわ』
エミリアの嘲りに合わせ、男たちが笑う。
これは自分の卑屈さが見せた夢だと思っている香澄は、何も感じなかった。
『可哀想に。頭にいく栄養が全部胸にいってしまったのね』
エミリアの手が伸び、香澄の胸を無遠慮に掴む。
愛撫とはほど遠い、〝掴む、握る〟という手つきで乱暴に捏ねられたあと、何度も乳房を叩かれ、最後には足蹴にされた。
ひどい事をされている。
――だが痛みを感じない。
――だからこれは夢だ。
佑のために磨き上げられた至高の体は、まるで意思を持たないマネキンのように乱暴に扱われた。
『下品なタトゥーでも入れてしまおうかしら。この子を〝パーティー〟の賞品にするわ。だからお尻にでも〝Fuck me〟って矢印と一緒に彫ってあげるのよ』
喘ぎ交じりのエミリアの言葉を聞き、また男たちが笑う。
いつもなら夢の中でも感情はあるはずなのに、香澄は何も感じなかった。
まるで心が麻痺してしまったかのようだ。
『そろそろ時間だから、追加の薬を飲ませなさい。徹底的に思考を奪うのよ』
エミリアに言われ、彼女を犯していない護衛が動いた。
彼らは香澄の口を開かせ、薬を数錠、舌の奥に置いた。
彼女の上半身が起こされると、頭部を固定され口の中に水が流し込まれる。
動かない喉を懸命に動かし、香澄はそれを嚥下した。
直後、水が変な場所に入って激しく噎せる。
その時、エミリアの下になっている男が声を上げ、絶頂したようだ。
彼女は陶酔しきった顔で男のペニスが膣内で震えるのを感じ、腰を上げて後ろを向いた。
『もうイッたの? 役立たずね。次に許しなしにイッたら、クビにするわよ』
そう言ってエミリアは萎えかけた男のモノを乱暴にしごくと、勢いを取り戻したそれを自ら後孔に再び迎え入れた。
そして男の体の上に仰向けになる。
『ホラ、そこで物欲しそうに扱いているなら、私の最高の場所を使わせてあげる。どう? 私は素晴らしい女性でしょう?』
『レディ・エミリアは最高の女性です』
男たちは訓練された兵隊のようにエミリアを賞賛する。
ぐったりとした香澄の隣で、狂乱の饗宴はいつまでも続いた。
**
時は遡り、ヒースロー空港から移動して約一時間が経ち、佑たちはロンドン中心部にいた。
アドラーの命令によりクラウザー社ロンドン支社から車が出され、指定された場所には必要な台数の車がすでに停まっていた。
クラウスとマティアスグループの者がそちらに乗り、湖水地方に向かう。
念のため、別荘以外もターゲット都市、途中に立ち寄りそうな都市もチェックしてもらう予定だ。
スマホ用の予備バッテリーを数台購入し、連絡が途切れないようにしておく。
北へ向かうグループが出発したあと、佑たちロンドングループもすぐに捜査の手を広げる。
「俺はリッチ・カーティスに向かう。アロはザ・ゴールトンに向かってくれ。この時間ならまだレストランやバーに大勢人がいるから、香澄とエミリアを見かけなかったか聞くんだ。部屋は取っておくが、時間があれば他のホテルにも聞き込みに行く」
「OK」
ラフな格好のままなので多少「まずったな」と思ったが、バカンス期間中なら多少ラフな格好でホテルに入る客もいるはずだ。
水滴が体を滴っていく感覚で、夢の中の自分は裸なのだと理解した。
激昂したエミリアを、護衛たちが慰める。
『あなた以上の女性がいるはずがない。彼らは目が腐っているんだ』
『こんな貧相な体、誰も欲情しない。レディ・エミリアの女神のような美しさに比べて、この日本人の小娘の子供っぽさときたら!』
慰める彼らに、エミリアは高慢な態度で言い返す。
『あら、この子を抱きたいんじゃないの? 裸にしてみたけど、その子、私より胸があるじゃない』
すぐ護衛たちはエミリアの言葉を否定し、香澄を下げ、主人を上げる。
『とんでもない! レディ・エミリア以外に欲情する体は持ち合わせていません』
するとエミリアはけたたましく笑った。
『この子、ブルーのドレスも右足のアンクレットも、何も疑わず喜んで受け取っていたわ。バカじゃないの!? 本当に頭の弱い子ね! 秘書だって言ったけれど、体でカイに言い寄ったに違いないわ。ベビーフェイスで胸があれば、男はオチると分かってるのよ。下品で嫌な女だわ』
エミリアの嘲りに合わせ、男たちが笑う。
これは自分の卑屈さが見せた夢だと思っている香澄は、何も感じなかった。
『可哀想に。頭にいく栄養が全部胸にいってしまったのね』
エミリアの手が伸び、香澄の胸を無遠慮に掴む。
愛撫とはほど遠い、〝掴む、握る〟という手つきで乱暴に捏ねられたあと、何度も乳房を叩かれ、最後には足蹴にされた。
ひどい事をされている。
――だが痛みを感じない。
――だからこれは夢だ。
佑のために磨き上げられた至高の体は、まるで意思を持たないマネキンのように乱暴に扱われた。
『下品なタトゥーでも入れてしまおうかしら。この子を〝パーティー〟の賞品にするわ。だからお尻にでも〝Fuck me〟って矢印と一緒に彫ってあげるのよ』
喘ぎ交じりのエミリアの言葉を聞き、また男たちが笑う。
いつもなら夢の中でも感情はあるはずなのに、香澄は何も感じなかった。
まるで心が麻痺してしまったかのようだ。
『そろそろ時間だから、追加の薬を飲ませなさい。徹底的に思考を奪うのよ』
エミリアに言われ、彼女を犯していない護衛が動いた。
彼らは香澄の口を開かせ、薬を数錠、舌の奥に置いた。
彼女の上半身が起こされると、頭部を固定され口の中に水が流し込まれる。
動かない喉を懸命に動かし、香澄はそれを嚥下した。
直後、水が変な場所に入って激しく噎せる。
その時、エミリアの下になっている男が声を上げ、絶頂したようだ。
彼女は陶酔しきった顔で男のペニスが膣内で震えるのを感じ、腰を上げて後ろを向いた。
『もうイッたの? 役立たずね。次に許しなしにイッたら、クビにするわよ』
そう言ってエミリアは萎えかけた男のモノを乱暴にしごくと、勢いを取り戻したそれを自ら後孔に再び迎え入れた。
そして男の体の上に仰向けになる。
『ホラ、そこで物欲しそうに扱いているなら、私の最高の場所を使わせてあげる。どう? 私は素晴らしい女性でしょう?』
『レディ・エミリアは最高の女性です』
男たちは訓練された兵隊のようにエミリアを賞賛する。
ぐったりとした香澄の隣で、狂乱の饗宴はいつまでも続いた。
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時は遡り、ヒースロー空港から移動して約一時間が経ち、佑たちはロンドン中心部にいた。
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念のため、別荘以外もターゲット都市、途中に立ち寄りそうな都市もチェックしてもらう予定だ。
スマホ用の予備バッテリーを数台購入し、連絡が途切れないようにしておく。
北へ向かうグループが出発したあと、佑たちロンドングループもすぐに捜査の手を広げる。
「俺はリッチ・カーティスに向かう。アロはザ・ゴールトンに向かってくれ。この時間ならまだレストランやバーに大勢人がいるから、香澄とエミリアを見かけなかったか聞くんだ。部屋は取っておくが、時間があれば他のホテルにも聞き込みに行く」
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