【R-18】不幸体質の令嬢は、地獄の番犬に買われました

臣桜

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奪われた純潔2 ☆

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「体の力を抜け。緊張していると孔も萎縮する。小さくなっている場所に無理に入れたら、余計に痛むだろう?」
「ん……うっ、うーっ……」

 無理難題を言われている。

 そう感じつつもアンバーは懸命に体の力を抜いた。
 これ以上抵抗しても力でヴォルフに敵わないし、彼が自分を抱くのを諦める事もないだろう。それならば、少しでも痛みや苦しみをなくすための努力をしようと思ったのだ。

「……いい子だ」

 ヴォルフが頭を撫で、その後にグッと腰を進めた。

「っいた! いったぁ……」

 ズグンと鈍い痛みが下腹部を襲う。
 月のものが訪れた時の腹痛に似ているが、それよりももっと酷い気がする。

「っぁ……、アンバー、もう少しだ」

 またヴォルフにキスをされ、滑らかな舌が口腔を蹂躙する。歯列をなぞられ、前歯の裏側をスリスリと撫でられれば新たに蜜が溢れた。クチュプチュと互いの唇から濡れた音がし、知らずとアンバーも拙いながらも舌を動かしていた。
 その間もヴォルフの腰は前進し、みっちりとアンバーの蜜道を満たし最奥まで届いた。

「んン……っ、ふ……っ」

 お腹の中がジワジワと痛み、アンバーは涙を零す。

「痛いか?」
「……苦し……っ、です……っ」

 潤んだ目で痛みを訴えると、ヴォルフはチュッとその涙を吸い取りまたキスをしてくれた。アンバーの涙を含んだキスは、ほんの少ししょっぱい。

(あぁ、純潔を失った味ってしょっぱいのだわ……)

 うっとりと舌を絡めつつ、アンバーは悲しいほどの喪失感を覚える。

「……慣れるまでのあいだ動かないでおこう」

 それからヴォルフはアンバーの体中にキスを降らせた。
 抱かれる前の愛撫でもたっぷりキスをされたが、今はとても丁寧に唇を付けている気がする。
 親愛を込めて頬や額にキスをし、外耳を舌でなぞられた後、耳たぶをしゃぶられた。首筋や鎖骨も情熱的に吸われ、胸などは柔らかなぶん赤い跡がつく。
 色づいた乳首もちゅうっと吸われ、舌で転がされチュパチュパと吸い立てられる。

「あ……っ、ぁ、んんぅ……っ」

 ヴォルフの気持ちの底はまだうかがい知れないが、気持ちを載せたキスをされるとまるで彼に望まれているように思える。目の前の美しい雄に愛され、恋をされて妻にと乞われている錯覚すらしてしまう。

「あん……だ、駄目……っ」

 僅かに残っている理性が「駄目」と言わせるものの、アンバーの両手は優しくヴォルフの髪を梳っていた。

「優しくされるのは嫌いか?」

 最後に胸の谷間をちゅうっと吸い上げてから、ヴォルフがアンバーを見下ろす。
 彼と目を合わせただけで、瞳孔の引き立つその瞳に胸がドキリとする。心の底まで見透かしそうな眼差しに、どこか怯えていたのも事実だ。
 愛情たっぷり……と思い込みたくなるヴォルフの言い方と仕草に、アンバーは素直な言葉を返していた。

「……乱暴にされるよりは……好き。……です」
「……そうか。ならできる限りお前に……いや、この言い方もいけないな。君に、優しくしよう」

 父よりもずっと大きな手が、優しくアンバーの頭を撫でてくる。
 思わず目を細めその感触を楽しみつつ、アンバーはまた素直に呟く。

「『お前』より『君』の方が好きです」
「……そうか。そうだよな」

 ヴォルフの手がアンバーを愛しむように撫でる。
 まだ彼を信頼した訳ではないが、この労る撫で方は好きだと思った。雰囲気や体の傷から言って剣を持ち戦う人なのは間違いないと思うので、とても意外だ。

(でも……、男の人って、こんなに優しい手をしているのね)

 外見と中身の差に、アンバーは静かな感動すら覚えていた。

「君はとても美しい。肌が真っ白だし、手に吸い付くようだ。アンバーという名前が付けられる由縁となったその瞳も、本物の琥珀よりずっと美しい。髪の毛も艶やかで……きっと日差しの下で見たらもっと煌めくのだろう」

 両手でアンバーの胸やお腹を撫で、ヴォルフが賛辞の言葉を惜しみなく注ぐ。

「そ……それは言い過ぎです。恥ずかしいわ……」

 思わずクスッと笑うと、お腹の中に収まっているモノを締め付けてしまった。しかし愛情の籠もったキスや愛撫を受けているうちに蜜の量が増えたらしく、先ほどよりも苦しいと思わなくなり、痛みも和らいだ。
 ほんの少し冷静になれば、アンバーを力尽くで奪おうという男なら、彼女の痛みも無視して強引に動いていただろう。
 ヴォルフの優しさを理解したからこそ、アンバーも自ら譲歩した。

「……動いても、いいですよ?」

 おずおずと言うと、ヴォルフは軽く瞠目する。

「痛いのだろう? 俺は君の初めてをもらえただけで……」
「閨の事は正直よく分かりません。ですがあなたが私を大事にしようとしてくださるのは、十分伝わったつもりです。婚約者がいる身で純潔を失ってしまった私は、もうまともに嫁入りする事も不可能でしょう。両親も私の現状を知れば失望すると思います。……ですが私の身を捧げる事で、あなたが私の身の保証をしてくださるのなら……」

 ヴォルフは少し驚いた顔のまま、アンバーを見つめている。

「自分でも打算だらけの酷い言葉だと分かっています。ですが領地に十分な資金もない私には、純潔の我が身しか武器がありません。あなたが本当に私を欲してくださっているのなら、私を差し上げます。ですから……どうか私の身の安全を保証してください」

 しばらく二人は見つめ合っていた。

 アンバーは強い目でヴォルフを射貫き、彼も何かを思案するようにじっと彼女を見つめ返す。
 やがてヴォルフが小さく息をつき、またアンバーを撫でた。

「いいだろう。買われて怯え震えているだけの令嬢かと思えば、存外強い面を見せてくれた。俺は君を手放すつもりは絶対にない。その点は安心してくれていい。君の家族についても、いずれ手を打とう。……これは契約だ」
 契約と言って今すぐ書面を用意する訳にもいかず、ヴォルフは小指を差し出した。小指と言ってもヴォルフの指は太く長い。その指に己が小指を絡め、アンバーは縋るように彼を見上げる。

「どうぞ宜しくお願い致します」
「了解した」

 短くいらえてアンバーの額にキスをすると、ヴォルフはゆっくりと腰を引いた。

「あ……」

 クチャ……と音がし、長大なモノを失いかけた蜜壷が物寂しさを感じる。
 破瓜を味わった時は、動かれるとお腹が裂けてしまうとすら思った。けれど愛撫を受け会話をする時間を経て、アンバーの処女肉はヴォルフの屹立を包み形を変えていた。
 それ以前の愛撫で柔らかく解れていた媚肉は、潤沢に蜜を湛え彼のモノを受け入れる。

「ゆっくり動くから……」
「あ……ん、ぅ」

 ヴォルフが腰を引き、また進めてくる。大きな質量がゆっくりと蜜壷を前後するたび、クッチャクッチャと恥ずかしい水音が耳を攻めた。
 その音を「できるなら聞きたくない」と恥じらいつつ、アンバーは自分の体に起こった変化に戸惑う。

 あれほど痛い、苦しいと思っていたのに、自身の深部から未知の感覚がゾワゾワと沸き起こり、支配してくるのだ。
 その感覚は先ほど言葉に出して認めた「気持ちいい」と酷似していて、アンバーは焦る。

「ま……っ、待って……っ、あの、う、動かないでっ」
「痛いのか?」

 気持ちよさそうな顔をして動いていたヴォルフだが、ふと眉を寄せアンバーを覗き込んでくる。
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