【R-18】魔王の生贄に選ばれましたが、思いのほか溺愛されました

臣桜

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もっとしてくださいっ ☆

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 目を潤ませ、口を半開きにした私は、クラクラするままに無意識に彼を締めつけてしまう。

 それにエデンは困ったような嬉しいような表情を浮かべて、私を撫でてくれた。

「動くぞ」

 短く言ってエデンは律動し始め、私はまだこの行為の終点が分からないまま、本能のままに嬌声を上げていた。

「あぁぁあっ、あっ! やぁぁ! き、……もち、いいっ、なに、これっ」

 ぐちゅっぐちゅっと濡れた音がするたびに私は知らずと悲鳴を上げ、今までの愛撫とは比べものにならない快楽にあっというまに溺れてゆく。

 エデンが抽送をくりかえすたび、私の体を満たすピンク色の液体が、大きく揺らされて波打っているようだった。

 私の体だというのに、今完全にエデンに支配されている。とても心地いい――、支配されるという感覚。

「あぁ……っ、もっと、……もっとしてくださいっ」

 彼の熱い楔が打ちこまれるたびに、私の脳天に電撃が走り、体がのけぞる。

 正常な判断ができなくなった状態で、私はただ貪欲にエデンを求めていた。

 果汁がたっぷり詰まったみずみずしい果実が、乱暴に食い散らかされている気がする。

 彼がかぶりつくたびに、私の中で新鮮で甘い果汁がはじけ飛ぶ。

「うぅーっ、あ、あぁ、すご……い、ぅ……ん、あ……っぁ」

 エデンがもたらしてくれる快楽は、私に知らない世界を見せてくれる。

 さっきまで知らないことは不安と恐怖でしかなかったのに、今は次はどんな快楽がもらえるのか期待で胸を一杯にさせていた。

「アメリア……ッ、好き、……だっ」

 切なげな表情をしたエデンは私の上で妖艶に腰を動かし、少し長めの黒髪が肌に張り付いているのを見ただけで、私はきゅうんっとときめいてしまう。

 好き。……愛しい。エデンが好き。

 彼の愛を乞うように両腕をさし出し、震える指で彼の肩を掴むと、下唇を噛んだエデンが最奥まで私を貫き、唇を重ねてくる。

「んっ……う、……ぅっ」

 ――嬉しい。彼の唇が嬉しい。

 唇の間から吐息が漏れ、エデンは私を見つめたまま腰を使い始めた。

「んあぁっ、ぁ、……うっ、んぅーっ」

 紫暗の瞳に見つめられて、私はどこにも逃げ場がなくなったように感じる。

 極限の場所でただ攻め立てられ、体を揺さぶられる。そのたびに、私の胸の上でロザリオが踊った。

 頭の中で何度も世界が反転し、この世ではない世界へ意識が飛び立っているような感覚がする。それなのに、こすれる粘膜の感触が、いやらしい音をたてる蜜が、生々しく現実を教えた。

「もっと……っ、もっ――」

 口の中のキャンディはとっくに無くなってしまっていたのに、私はエデンを求め続け、今まで何度も小さな絶頂を味わっていた。

 ふと、大きな波がぐわっと襲ってきたかと思うと、私はそのまま声もなく堕ちてしまった。

 声をあげる間もなく、私の意識はすさまじい奔流のなかに呑み込まれてゆく。

「アメリア?」

 真っ白になってしまった世界の遠くで、エデンの声がする。

 手を伸ばして彼を確認しようとしても、私は自分の体がどうなっているのか分からない。

 そのあいだも繋がった肉体は激しくこすられ、滝のように蜜をあふれさせた私の中で、エデンの白い花が弾け飛んだ――。



**



「……う……、あれ……」

 ボーッとした意識のなか薄く目を開くと、私はいつのまにか寝てしまっているようだった。

 起き上がろうとして体が酷くだるいことに気づき、そのまま寝具の中へ埋もれるように身を任せてしまう。

「つか……れて、……る」

 まだ何があったのか分からない私の頭を、優しく撫でる手があった。

「ん……」

 重たい体を反転させて寝返りを打つと、目の前にはたくましい胸板をさらしたエデンが、優しい微笑を浮かべて私を見ている。

「エデン……私……」

 何かを言いかけた私の唇を、エデンは指先でふにゅりと潰して、少しだけ口の中に指を入れてくる。

「……?」

 なにを、……しているのかしら?

 きょとんとしていると、エデンは安堵したように優しい笑みを浮かべた。
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